金魚の眼が光る
- 名探偵 (559)
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探偵呪師霊太郎の作品。作者自身、この作品は気に入らない、と言ってたため読むのが後回しになっていた。実際に読んでみるとそんなに卑下することはない出来だと思う。普通のミステリー。しかしこのレベルを否定されると他の作家も嫌になってしまうだろう。 | ||||
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昭和12年、北原白秋の金魚の童謡見立て連続殺人事件発生!明治37年の中島白雨殺人事件も絡む!! 歴史ミステリとして日本人論にも発展する傑作。 SF寄りの正紀ではなくて、純文学寄りの作家が書くべき作品。 石川啄木を主人公にした「幻象機械」のように文学表現までは再現してないので、古臭い表現が苦手の人でもスラスラ読めます。 | ||||
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山田作品を読み出して日が浅いが、おもしろいものを引き当ててしまった♪。こんなものも書く人だったのか。題名からおわかりのように「母さん帰らぬ、淋しいな。金魚を一匹突き殺す」という北原白秋の有名な詩にちなんだ殺人事件を描いている。舞台となる「柳河」の雰囲気の出し方が見事。白秋ファンもこれなら怒らないと思う。 | ||||
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時は昭和十二年、入院した北原白秋のもとに白露と名乗る者から脅迫状が届く。時を同じくして、出版社青楓社の編集者、矢代夕子の本家にも同じ人物から脅迫状が届く。その本家には、遺産相続をめぐって不穏な空気が流れていた・・・。親族会へ出ることになった夕子は、白秋の生地でもある、本家のある九州柳川へと向かうが、そこで待っていたものは北原白秋の童謡そのままに起こる連続殺人だった。名探偵、呪師霊太郎(しゅし・れいたろう)のシリーズ二作目。 北原白秋の詩や童謡は好きなので、詩集や歌集は何度か読んだことがあるのですが、その妖しさ残酷さでハッとさせられることもしばしば、本作で使われている『金魚』もそういった童謡の一つ、子供が金魚を一匹ずつ殺していくといった内容なのですが、その不気味さが効果的に後を引き、一家惨殺の悲劇を異様なまでに盛り上げています。 探偵役の呪師霊太郎は飄々として、どこか金田一耕助を思い起こさせますが、解説によるとやっぱり意識して書いたのだそう。ですが、本家の金田一耕助よりキャラが立っていないのが残念です。 | ||||
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