妖鳥(ハルピュイア)



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初公開日(参考)1997年03月
分類

長編小説

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山田正紀・超絶ミステリコレクション#1 妖鳥 (徳間文庫)

2021年10月08日 山田正紀・超絶ミステリコレクション#1 妖鳥 (徳間文庫)

きっと、読後あなたは呟く。「狂っているのは世 界か? それとも私か?」と。明日をもしれない瀕死 患者が密室で自殺した──この特異な事件を皮切 りに、空を翔ぶ死体、人間発火現象、不可視の部屋…… 黒い妖鳥の伝説を宿す郊外の病院〈聖バード 病院〉に次々と不吉な現象が舞い降りる。謎が 嵐のごとく押し寄せる、山田奇想ミステリの極北! 20年ぶりの復刊。 〈トクマの特選! 〉第一回配本。(「BOOK」データベースより)




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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.10:
(5pt)

本格ミステリの大作。

山田正起さんはSF作家のイメージで、本格的なミステリーは読んだ事がなかった。ミステリーコレクションの第一作として、この大作を手に取ったのだけど、素晴らしい内容で、感服した。

  重病患者が多くいる病棟で、患者が死ぬ時にハルピュイアが現れると言う、都市伝説はSF的なアイディア。それも含めて、不可解な謎が怒涛の勢いで押し寄せ、こんなカオス状態、本当に解決されるのか、読んでいて不安になる。ところが本作では、謎を全部収集して解決に導くのだ。この、大量の謎の提出を、全てきちんと解決しているところが、まずミステリとして秀逸なところ。

  又、山田さんらしい、理詰めな語り口が読み易く、こんな長い話を、緊張感を持って読み通す事が出来た。謎の人物の1人称語りが入る、ミステリアスな構成だけど、地の文との接続が巧みで、山田さんらしい趣向を堪能。全く無理を感じさせないのは、さすがである。

  ファンタジー要素もあるが、謎解きはあくまで理詰めで、本格ミステリ的なもの。大量の謎を、きちんと解決して、納得の本格ミステリの大作と評価する。
山田正紀・超絶ミステリコレクション#1 妖鳥 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:山田正紀・超絶ミステリコレクション#1 妖鳥 (徳間文庫)より
419894685X
No.9:
(2pt)

往年を知るファンとしては、がっかり

山田正紀はデビューから十年くらいまで、全部読んでいた。初期のSFと冒険小説は、今でもオールタイム・ベストに推したい傑作が綺羅星のごとく並んでいた。シリーズを乱発し始めたころから疎遠になり、ミステリはほとんど読んでいない。数年前に短編集を一冊読んだが、あまり感心しなかった。
で、本作がミステリ長編の初読みだ。

不気味なガジェットが色々出てくるけど、進展が遅くて退屈する。怖くもない。
だいたい、現代日本でギリシア神話のハルピュイアなんか怖がる人がいるだろうか。
キャラクターの心理や行動は不自然で、共感できない。謎解きは論理的なので最低点にはしないが、読んでいる間の気分は最低に近かった。それから表紙のメスガキみたいな妖怪は、どう考えても内容と一致していない。ミステリ長編は一冊で充分だな。
山田正紀・超絶ミステリコレクション#1 妖鳥 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:山田正紀・超絶ミステリコレクション#1 妖鳥 (徳間文庫)より
419894685X
No.8:
(3pt)

幻想的ミステリー

●700ページにわたる大作だが平易な文章なのでサクサク読める。しかし半ばまでは同じところを行
ったり来たりで、迷路の中を歩いている様。おまけに不可能事件や不思議なことが頻発。これはミス
テリーではなくファンタジー小説か?と戸惑う。
 著者は一体どのように収拾するつもりなんだろうと焦ってしまう。現実とファンタジーの境目の世
界、シュールで混沌とした雰囲気を味わって欲しかったのだろうと想像する。終盤ようやく本格ミス
テリーっぽく展開。現実の世界に帰ってきたと一安心。にしても、700ページはやはり長すぎです。
(蛇足)
「女は天使なのか悪魔なのか」の命題を与えられた主人公だが、ひとこと提言したい。「男は天使な
のか悪魔なのか」などという発想は女性にはない。それだけ男はロマンチストと言えるのでは?
山田正紀・超絶ミステリコレクション#1 妖鳥 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:山田正紀・超絶ミステリコレクション#1 妖鳥 (徳間文庫)より
419894685X
No.7:
(4pt)

good!

読み易かったのであっという間に読めてしまいました。
「天使なのか悪魔なのか」その命題を廻って様々な奇怪事件が起ります。
そして、随所に張り巡らされた付箋の数々、一体何故?
読みだせば先が気になり読むことを止められない、正に第一級作品だと思います。

ただ少し気になったのが、繰り返しの状況説明が多いような気がします。
それはそう言った表現技法なのだと思いますが、ちょっと私には難ありでした。
後は、終盤(犯人の動機云々)に少し物足りなさが感じられました。終わり方もちょっと。

但し、読んで損は無いと思います。


妖鳥(ハルピュイア) (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:妖鳥(ハルピュイア) (幻冬舎文庫)より
4877288058
No.6:
(5pt)

女は天使か悪魔か

多摩市にあるちょいと奇妙な病院を舞台に展開される、完璧な山田正紀ワールド。入院中、もうあまり先がない先輩から「女は天使なのか悪魔なのか」というとんでもない課題を与えられた刑事が、結構真面目にその解決(笑)に取り組むのだが、出てくる人物がすべてどこか怪しいのである。落としどころもなかなかで、最後まで楽しく読んだ。傑作。
妖鳥(ハルピュイア) (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:妖鳥(ハルピュイア) (幻冬舎文庫)より
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