荒川嬰児誘拐 囮捜査官 北見志穂3(女囮捜査官3 聴覚)
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本シリーズで最大の謎と思うのは、ヒロイン志穂の年齢。女性だから触れてはいけないだろうか(笑) それはともかく、本作は時間軸が過去に飛び、誘拐事件に深く関わる志穂の過去が語られる、作者らしい凝った構成。その中で志穂が二重人格で、気付かぬ間に反抗に及んでると言う、疑念を抱いてしまう様が描かれる。読者としては、そんなわけはないと思いつつ、 本人と同時に疑念を抱かされた。 結局その疑念は晴らされ、それを仕組んだ犯人の辛抱遠慮にぞっとさせられる。が、本格ミステリとして十分納得の行くストーリーであった。 そしてラストも強烈。次作でトラウマになってるであろう志穂が立ち直れるかどうか、大いに心配。 | ||||
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このシリーズは面白いな。表紙で毎回志穂がわきの下を見せてセクシーポーズをとっている。現役時代の蒼井そらに似ていて、えろい。 前作のラストで犯人を射殺した志穂は、メンタルに不調をきたす。自分には生まれなかった双子の妹がいるらしいのだが。不調のさなか、赤ん坊が誘拐され、身代金の運搬に志穂が指名される。 進行中の事件と一週間前の彼女を取り巻く出来事が並行して語られる。今回はヒロインの過去と心理に関わる問題なので、ひと味違った緊迫感が続く。誘拐事件パートもサスペンス満載のハイテンションである。動機と真相はかなり意外だった。 本シリーズは、96年に五作続けて刊行されている。量産作家並みのペースだが、クオリティは遥かに高い。SF冬の時代が山田正紀をミステリに向かわせたのか。エンタメ小説全体にとっては、災い転じて福をなしたと言えるか。 | ||||
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このシリーズは楽しい。テンポも良いし読みやすい。囮捜査官かっこいい | ||||
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今回の事件は「誘拐」。 誘拐の標的が、犯人の顔を覚えられる心配がなく、他の子との見分けもつきにくい 生後二週間の赤ん坊であること、無作為に選んだ無関係な人間の家の留守番電話 を連絡手段にし、警察の逆探知を封じていること、そして現場の状況や自然現象まで 利用した巧緻な身代金受け渡し方法が採られていることなど、誘拐ミステリとしての アイデアがふんだんに盛り込まれています。 また、犯人から指名され、ヒロインの志穂が身代金を渡す役目を果たすことに なるのですが、身代金受け渡しの日の出来事が朝から順に描かれていくのと 同時に、志穂が身代金の運搬役になるに至った顛末を説明する過去パートも 描かれるというカット・バックの形式が採られているのも、本作の特色です。 前巻の事件の際に殺人犯を射殺したことで、精神的打撃を受け、神経症に陥った 志穂が、存在するはずがない“双子の妹”の影に怯え、しだいに、自分自身を信じ られなくなってしまうというサイコな展開がサスペンスを盛り上げています。 キャラの立ち位置から、事件の黒幕の見当をつけることは比較的容易だと 思いますが、そのつくり込まれた怪物的な人物像と狂気に満ちた動機は、 忘れがたい印象を残します。 | ||||
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警視庁科学捜査研究所特別被害者部の女囮捜査官、北見志穂のシリーズ3作目。前作での衝撃と、それに対する警察機構のイジメに近い対応に精神的にまいってしまう志穂。カウンセリングを受け、全快とはいかないもののようやく職場復帰、リハビリを兼ねて女性の自殺事件を担当させられる。そこにおきた新生児の誘拐。犯人は身代金を運ぶのに何故か志穂を指名してきた・・・。自殺の調査と誘拐事件とを並べて交互に書いていくスタイルの本書、あちこちに散らされた伏線が少しずつ少しずつ一つにまとまっていく快感、そこから導き出されるさらに大きな仕掛けに驚嘆、ミステリを読む醍醐味が十二分に味わえます。この女囮捜査官のシリーズ、5冊ありどれもなかなかのできなので一番を選ぶとすると好みによって人それぞれ違ってくるでしょうが、私はこの「聴覚」が一番です。 | ||||
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