謀殺のチェス・ゲーム
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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昭和51年に発表された当時の近未来小説。アジアから米軍が撤退し、日本は日米安保条約の見直しと、中国、ソ連との安保条約締結を模索していると言う情勢。そんな中、日本で開発された新兵器がいきなり消息を絶つ。二人の天才が頭脳戦を繰り広げ、チェスの駒の様に人を動かし消えた兵器を奪い合う、と言うのがタイトルにもなっております。もちろん不確定要素がドンドン入り込んで来るので、それに次々手を打っていく頭脳戦の面白さも有るんですが、実際読んで行くと、自らの肉体を駆使して戦う二人の方が魅力的に感じましたね。後半の展開は微妙。 | ||||
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なぜこの本を手に取ったかというと、 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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「自衛隊所属、新戦略専門家」を主軸に据え、「最新鋭機の強奪を阻止する」と言う内容。 表題の「謀略のチェス・ゲーム」だが、もっと「知能戦」を主軸にした小説と思っていた。 ところが、中身を読み進めるうち、「ヤっちゃんを襲撃した少年」のプロローグから、「恋人との逃避行」に始まり、何ら作戦を立案できない新戦略専門家。 「チンケな敵」「お粗末なスナイパー」「ヤクザとの抗争」のあけくれが展開されるばかりで、「知的好奇心を満足」させてくれる作品ではない。 ステレオタイプの「バイオレンスもの」でしかなかった。 購入したので、一応最後まで読み通したが、はっきり言って駄作である‥。 はっきりと言おう。800円返して。 | ||||
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買った覚えが無いんだよなぁ… 現物も見た覚えが無いんだよなぁ… 当然、読んだ覚えも無いんだよなぁ… 他のものは、昔買ったものでも朧気に覚えてたりするんだけど、これだけは記憶にないんだよなぁ… | ||||
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ゲーム理論を絡めた内容になっており、ゲーム理論を学んでいる学生には面白いかもしれません。 | ||||
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デビュー作「神狩り」の印象が鮮烈なSF作家山田正紀だが、SF的アイディアの新奇さより、小説作りのうまさが一番の特長と思う。そもそもSFではない本作がその典型で、ヤクザに追われる若いカップルのエピソードを、軍事アクションと組み合わせたのが巧み。本来無関係なカップルが、軍事機密と関わって翻弄されるのだが、最終的には命を救われる形になってハッピーエンド。逆に殺しのプロみたいな男達が命を落とす羽目になるのが、皮肉だった。それも含めて、アクションもさることながら、人間同士の関係が良く描かれていて、とても読みごたえがあった。 いかにも小説巧者の山田正紀らしいエンタメ作として高く評価したい。 | ||||
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自衛隊に所属しながらも、軍人というよりは学者のように見える新戦略専門家(ネオストラテジスト)。全てのことを徹底的に分析し、最良の方法を見つけ出す専門家たちに、突然レーダーから消えた、トップシークレットに属する最先端の技術を結集した対潜哨戒機を探索するという密命が下る。新戦略専門家チームのリーダー宗像一佐はソビエトの謀略も考え緊張するが、そこに彼らを心良く思わない自衛隊隊員の暗躍、さらには北海道でおきたヤクザの組長狙撃に端を発する日本全国のヤクザの抗争も複雑に絡み合ってきて・・・。息をつぐ間もないという言葉がぴったりのアクション小説です。 時には人間の命さえもチェスの駒のように扱う新戦略専門家のリーダー宗像、その冷静さと優秀さを強調するためかことさら非情に冷徹に書かれているため、時には不快感も覚えますが、宗像と、彼に対抗する新戦略専門家くずれの男 藤野、先を読んで事に対処しようとする二人の頭脳戦にはとても興奮させられました。 山田正紀の描く、エンターテインメントに徹したおもしろ小説。おすすめの一作です。 | ||||
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