ブラックスワン
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ブラックスワンの総合評価:
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読んでみると、アイデアのための無理なつじつま合わせが気になります。手記の記述そのほかを通して、登場人物たちの隠された行動や心情が明らかにされていくのですが、なぜそんなことをするの?という動機付けがあいまいで、読んでいて、なるほどと思うよりも、なぜそんなことしたの?という疑問が消えませんでした。 アイデアそのものは良いと思うのですが、小説として成立させるための詰めがいまひとつという印象です。 | ||||
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88年に新潮社の推理特別書下ろしの一冊として刊行された著者初の現代ミステリー長編作である。 バレエのブラックスワンをモチーフに男女たちの失われた青春の瞬間を切々と描いた青春回顧ストーリーである。 本格ミステリーではなくて、プロット型のサスペンスミステリー志向が強く、回顧手記形式を織り交ぜた叙述トリック系の作品である。 最後のどんでん返しもいいが、ストーリー自体も痛切な青春回顧ものとしても読みごたえがある。 | ||||
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多少不自然と感じる箇所はありますが、真相の意外性は相当なもの。 意表をつかれました。 武井の手記に、「え?」と思い、その後に明かされていく事実によって、徐々に真相が理解できていきました。 アリバイ工作の理由に納得。 7人を結びつけた「白鳥の湖」がモチーフとして真相にうまく活かされていますし、伏線の回収も鮮やか。 不自然と感じたのは、中野がブラックスワンを○○したことと、新大阪のホテルからの電話の件です。 そこまでやるかなと思います。 | ||||
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現在の焼死事件と18年前の7人の集い。 各人の手記が集まり、過去に何があったのか徐々に浮き彫りになっていく。 アリバイ工作そのものでなくなんでアリバイを作る必要があったのか? 解説で折原一が綾辻の水車館と並んで純正バリンジャースタイルと評価している。 確かに水車館が好きならこれも好きになりそう。 欠点はミステリ慣れした人には先が読まれやすいところか | ||||
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アリバイが無い事だけでは、起訴されることはない。 ヘタなアリバイ工作は墓穴を掘る行為。 凝ったアリバイ工作は、全体の整合性を整えるのが難しく、 これも破綻する可能性が高い。 現実の犯人はアリバイ工作なんかしないが、 推理小説ではパズルとしてアリバイ工作をする。 本書はもっともリアルなアリバイ工作もののミステリである。 考え尽くしたアリバイを綿密に思考して破るという普通のパターンではない。 何故アリバイ工作をする必要があったのか? という心理トリックものである。 小ネタは、すれた読者なら90%トリックを見破ることは出来るが、 メイントリックは絶対看破出来ないだろう。 クリスティタイプのミステリである。 これよりは『蜃気楼・13の殺人』 の方が巧いとは思う。 クリスティタイプと書いたが、厳密に言うとビル・S・バリンジャータイプである。 ビル・S・バリンジャーのファンの方は必読。 返金保証システムは採用してないがなw | ||||
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