火神(アグニ)を盗め



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初公開日(参考)1983年05月
分類

長編小説

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火神(アグニ)を盗め (ハルキ文庫)

1999年05月31日 火神(アグニ)を盗め (ハルキ文庫)

古代、インド=ヨーロッパ人が崇拝していた神にちなんで名づけられた、最新鋭の原子力発電所―火神「アグニ」。日本の商社からセールス・エンジニアとしてインドへ出張していた工藤篤は、偶然「アグニ」のある秘密を知ってしまう。ヒマラヤ山中の鉄壁の要塞に隠された「アグニ」の秘密をめぐる、CIA、中国情報員との壮絶なる死闘に巻き込まれて行く彼の運命は果たして…。緻密な構成と迫真のディテールで描く超冒険小説。 (「BOOK」データベースより)




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火神(アグニ)を盗めの総合評価:9.14/10点レビュー 7件。Bランク


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No.7:
(5pt)

懐かしい作品

現代の技術や政治状況から少し外れる所もありますが, 物語としては秀逸です.
本来なら中高生位の年齢の人に読んでもらいたいのですが, 時代背景などがりかいできないぶぶんがあるかもしれません.
この作品に限らず, そこが残念なところです.
火神(アグニ)を盗め (文春文庫 (284‐3))Amazon書評・レビュー:火神(アグニ)を盗め (文春文庫 (284‐3))より
4167284030
No.6:
(5pt)

24時間働けますか?この国が総ブラックだったけど爆走する勢いに国民が酔っていた頃のおとぎ話

中国とチベット領との国境近くに建造された原子力発電所火神(アグニ)に仕掛けられた高性能爆弾を日本の商社マン5人が極秘裏のうちに取りに行く。

彼らの前に立ちはだかるCIA極右エージェント会社は端からCIAと事を構える気は無く選ばれた5人の男も一人を覗いて作戦失敗を前提に選ばれた社内でも折り紙付きな無能な男たち触圧反応装置、音響捕獲機、体温感知装置、高圧電流流れる有刺鉄線、ドーベルマン監視塔といった気違いじみた警備体制に護られたアグニになぜ奴らは挑まなければならないのか?

大好きなシーンが有る
主人公の工藤が中国工作員の小虎からCIAと争うなんて馬鹿なことはやめて自分たちにの保護下に入れという誘いを受けそれを蹴るところ

「俺はスパイの片棒を担ぐのはまっぴらだよ、、、、いいか俺は全うに生きてる人間なんだ。あんたたちから観れば、無力で、無能で、赤ん坊同然に思えるかもしれないが、少なくとも胸をはって歩ける人間の一人なんだ。幾らあんたたちが強くても、謀略の才に長けててもスパイはつまるところすぱいでしかない。俺たちまっとうに生きてる者の方が数倍上等な人間のはずなんだ」

小虎は静かに「だからどうだって言うんですか?」
「まっとうな人間だから死なないって分けでもないでしょう。この世界でアマがプロに勝つなどと言うことは絶対にあり得ない」

「俺たちを甘く見るなよ!!!!」
「サラリーマンを甘く見るんじゃない、何がプロだ殺しに熟達してるからと言って所詮スパイなんかかすだ!!!全うに生きてるサラリーマンに勝てるはずがない。かすがまとうな人間に勝てるものか!!」

さぁこの5人はアグリに忍び込んで爆弾を解除できるのか????

ほんと映画化してほしい作品の一つ
火神(アグニ)を盗め (文春文庫 (284‐3))Amazon書評・レビュー:火神(アグニ)を盗め (文春文庫 (284‐3))より
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No.5:
(5pt)

SF作家が書いたスパイ小説としては世界一

平凡なサラリーマン達がプロスパイを敵に回して大活躍するという、
冴えないリーマンのオジサン達に勇気と希望を与えた大傑作。
「サラリーマンを馬鹿にするんじゃない。スパイはカスだ、カスが真っ当に生きている人間に勝てるわけがない」
という名セリフを主人公は吐きます。
身体能力ではプロスパイに勝てるわけが無いし、
武器の扱いももちろんプロスパイには劣る。
表紙がネタバラシしているので書いていいと思うが、
宇宙服などの独特の装備でプロスパイに対抗するのだ。
ラストで落語を武器にするシーンは凄いカタルシスである。
ギャグじゃないんだよ、シリアスな感動的な作品である。
火神(アグニ)を盗め (文春文庫 (284‐3))Amazon書評・レビュー:火神(アグニ)を盗め (文春文庫 (284‐3))より
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No.4:
(5pt)

サラリーマンの意地を見よ!

『謀殺の弾丸特急』を代表とする、素人対プロの対決、絶望的な状況からの逆転劇を描かせたら右に出る者はいない山田正紀の秀作です。今回のミッションはインドのヒマラヤ山系に作られた原発にしかけられた爆弾を、潜入し撤去する、というもの。いくらその原発を売り込んだ総合商社の社員だとはいえ、いちサラリーマンが異常なまでの厳戒警備態勢の原発“アグニ”に忍び込めるものか?しかも、会社がただひとり逃げ延びてきた工藤と一緒に再度突入するメンバーとしてが選んだのは、プロとはいえ、会社の息の掛かった──工藤の成功を妨害しようという命令すら与えられた!──須永を除けば、平凡な万年係長の仙田、宴会係の桂、社史編纂の佐々木、というまさに絶望的な面々…。まさにこんな状況では万に一つの成功の可能性すらありません。レーダー、触圧感知装置、堀に放されたワニ、熱感知センサー、音響センサーなどなど、鉄壁の守りをいかにしてくぐり抜けるのか。ミステリ的な伏線回収と、意表を突く突破作戦、エンターテイメント映画ではお決まりのラストの大爆発、なにより平凡なサラリーマンが執念で奇跡的な成功を収める、という胸がすく痛快な娯楽作品としてまとまっているのが良いですね。
火神(アグニ)を盗め (文春文庫 (284‐3))Amazon書評・レビュー:火神(アグニ)を盗め (文春文庫 (284‐3))より
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No.3:
(4pt)

ダメサラリーマン奮闘す!

古の火の神の名をとって、通称「アグニ」とよばれるインドの最新鋭の原子力発電所の建設現場で働く日本人サラリーマン。そこである国際的陰謀に巻き込まれ、命を狙われるハメに。なんとか窮地をしのぎ日本へ帰ってきたものの、会社からは厄介者扱いされる。やりばの無い怒りにサラリーマンの意地が爆発、反撃へ撃って出ることを決意、異常なまでに警備の厳重な「アグニ」への潜入作戦を試みる。
破壊工作員や軍隊(プロフェッショナル)対うだつの上がらない平凡なサラリーマン(アマチュア)の戦い、戦いを通じてダメサラリーマンたちに自信が生まれ、ついには自分の進む道を見つけだすと、冒険小説にはよくある展開です。が、逆を言えばウケがよいからこそよく使われるモチーフなのでしょう、本作もとてもおもしろい。
難をいえば、中盤、潜入の準備をするまでは実にジックリと書かれているのに比べて、終わりが意外とあっけない。これは本作に限らず山田正紀作品に多いことなのですが、最後にもう一盛り上がり欲しかったです。
火神(アグニ)を盗め (文春文庫 (284‐3))Amazon書評・レビュー:火神(アグニ)を盗め (文春文庫 (284‐3))より
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