紅殻駱駝の秘密



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    初公開日(参考)1948年01月
    分類

    長編小説

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    紅殻駱駝の秘密 (河出文庫 お)

    2018年09月05日 紅殻駱駝の秘密 (河出文庫 お)

    話は「シドッチの石」に始まる―それは何処に?警部は小岩井、探偵は尾形修平。からむのは紅殻駱駝!シャーロック・ホームズまで登場。舞台は東京、その近郊…。『黒死館殺人事件』の先駆をなす。著者短篇佳作に較べ「毫も敗けをとらぬ、自信が、私にはある」。洒脱にして通俗痛快。初文庫化!(「BOOK」データベースより)




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    No.4:
    (5pt)

    初期作品、ともかく博識で、どんでん返しで、ナニコレすごい!

    小栗虫太郎の中編で単行本になっていなかったと思われる作品の単行本化です。この作品は小栗虫太郎がデビューする前に書かれた最初の本格的探偵小説のようですが、それにしては、各所に読者を喜ばせる面白い仕掛けがされており、ぐっと弾きこまれるものがあります。
    紅殻駱駝っていうタイトルからして惹かれました。何だこれは!そう思って読み解いていくと、どんどんその意味することが分かってくるのですが、途中シャーロックホームズは出てくるし、イエスは出てくるし、革命期フランスにも触れられているし、いろいろなトリックや、肩透かしや、想像力豊かな推理が出てきて、ついていくのは結構大変かもしれませんが、どこをとっても面白い。何度か起こる殺人に対し、それは本質とは関係ないと思っていたのが実は…ということもありました。
    もちろん「黒死館」のすばらしさには及ばない粗削りなところはありますが、すでにこのころからあの大作を書くための下地がここにできていたのだろうなと思わせるところはありました。
    当時の大衆小説の作り手は小栗虫太郎を読んでもわかる通り、インテリ要素が入っており、ところどころに海外の情報や歴史への深い理解、日本文化の尊重が見られます。いかに多数の人たちを喜ばせようとしていたのか、そのために原書でも海外の娯楽小説や探偵小説を読んでいるはずです。小栗虫太郎もシャーロックホームズくらいは英語で読んでいたそうですので、想像力を働かせて、その当時の様子を頭の中に描いたのでしょう。その想像力があってこの作品が書かれたとなると、もっともっと読みたくなってしまいます。5月ごろ、「法水麟太郎全短篇」が発売されるようですが、そちらも楽しみにしたいと思います。
    紅殻駱駝の秘密 (河出文庫 お)Amazon書評・レビュー:紅殻駱駝の秘密 (河出文庫 お)より
    4309416349
    No.3:
    (1pt)

    わかりませんでした

    文字は読めるし、文章も丁寧に書かれてはいるのですが、内容がさっぱりわかりませんでした。シドッチの石を巡る話ではあるらしいのですが、そこから先は何がどうなっているのかという感じです。
    紅殻駱駝の秘密 (河出文庫 お)Amazon書評・レビュー:紅殻駱駝の秘密 (河出文庫 お)より
    4309416349
    No.2:
    (5pt)

    出版されることに意義がある。河出書房に拍手

    「紅殻駱駝の秘密」・・・

    小栗虫太郎の文庫を集めている人でも、なかなかお目にかかれない作品の文庫化ということで、それだけで価値があります。では面白さは・・・? 結局「黒死館」と同じ結論、ということになりますか。
    紅殻駱駝の秘密 (河出文庫 お)Amazon書評・レビュー:紅殻駱駝の秘密 (河出文庫 お)より
    4309416349
    No.1:
    (4pt)

    高価だがファン必携の豪華覆刻版

    本作を最初に読んだのは、桃源社版だった。
    「黒死館〜」、「人外魔境」、「完全犯罪」ときて、とにかく刊行される小栗作品をすべて読破しようという意欲に燃えていた。
    なぜ、あんなに小栗に嵌っていたのか。
    思うに、その難解さに、若さの波長がマッチしたのだろう。

    本作は著者初期の作品ということで、後の作品で溢れていたような難解さは少ない。
    著者の他の作品と比べると、かなり読みやすい。
    そうは言っても、本書は覆刻版である。
    旧かな、印刷の不鮮明さ等が、読書のスピードを遮る。
    しかし、ある程度慣れると、案外すらすら読めてくるから不思議だ。

    さて、内容というと、これがなかなか紹介が難しい。
    サスペンス?スリラー?
    とにかく本格ミステリではない。
    しかし、意外性やどんでん返しがまったくないかというと、そうでもない。
    なんとなく、「マルタの鷹」を思わせるような設定であり、ストーリー展開である。

    高価なことだけは難点である。
    しかし、保存版として、そして小栗の文章を熟読するためとして、本書は小栗ファンにとっては同シリーズの「黒死館〜」、「白蟻」、「オフェリヤ殺し」と並んで、必携の一冊である。
    紅殻駱駝の秘密Amazon書評・レビュー:紅殻駱駝の秘密より
    4806021164



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