■スポンサードリンク
透明人間の納屋
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
透明人間の納屋の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全35件 1~20 1/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何とか寓話性を出したかったのだろうが、そのカラクリがあまりにもお粗末。 今どきの子供もゲンナリするのではなかろうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まず文体がいつもの島田荘司と違うので「あれ?作者間違えた?」とちょっと面食らいました。キャラのセリフも「だって~だもん。」となっていたり、文章のイメチェン?と一瞬思いましたがもともと本作は子ども向けに書かれたミステリーだったと知って納得。なるほど、通常と比べるとかなり柔らかい文体と易しいミステリーで構成されています。主人公が小学生ということもあり小難しい単語や言い回しも出てこないし取っつきやすくはあります。 内容はどうかというと、うーん、若干大人向けかもしれない。雰囲気と読後感は「異邦の騎士」と似ていますね。やりきれなさは本作の方が上かな…。「異邦の騎士」にあった希望が本作にはなく、バッドエンドではないものの胸に重たいものが残るラストになっています。スッキリはしませんね。胸糞感が強いかもしれない。 まだ幼い主人公と近所のおじさんの心の交流が本作のメイン。殺人事件が起こる中盤まではほとんど主人公とおじさんの日常で占められているので正直退屈です。この日常ターンが終盤でボディブローのように効いてくるわけですがそれを差し引いても中だるみ感が強い。殺人事件はこれまた不可解な事件なのですが、先に書いたように難易度は非常に易しいのでミステリーは本作において副菜のような役割だと思ってください。本作は少しほろ苦い青春小説だと思って読むのが正解だと思います。 終盤はいきなりぶっ飛んだな(笑)という感じで、ほんとに唐突に話が大きくなるので驚きより戸惑いの方が強かったです。全体的にあまりまとまってない印象が強かったので☆2とします。対象年齢低めの小説なので、読む人の年齢を選ぶ…かもしれない。私には合わなかったということで残念。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品を通して、改めて考えさせられましたが、もう少し長編にしてもらいたかったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
彼氏にプレゼントしました。 彼にとって特別な本なので喜んでもらいました〜(*^◯^*)また東野圭吾のほかの本も買います(^^)/~~~ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初は面白い。 。 。 ただ読んでいくうちにつまらなくなる 途中で話の内容も見え見え出し。 。 昔は面白い本を書く作家だったけど、今は全然ダメ。 。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いやー。面白かった。最初から最後まで文句のつけようがない出来です。 少年時代の生き方、どんな大人に知り合うかで未来はほぼ決まる。 こんなお兄さんが近くにいたら、本当に楽しくてワクワクするだろうな。 自分自身が少年にかえってこの物語を読んでいました。 と同時に自分は子供に対してワクワクさせれる大人になってるかなーて思いました。 物語は本当にまんま騙されましたよ。 僕もこの少年とともに。 いやー素晴らしい作品。 著者の他の作品も読んでみたいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何か大きなものを抱えているだろうな,という予感がはじめから感じられて,その通り,ずっしりした読み応え。肩すかしを感じることないのが,さすが巨匠だと思います。 読み心地もよいというのがうれしいです | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
少年と謎のおじさんの交流はノスタルジックで、とてもうまく雰囲気が出ています。 密室といえるホテルからの人間消失の謎については、 ぬぬぬぬぬ、そう来たか、、、という感じです。 もっと大仕掛けかSF的かと予想したところ、超正統派で読者の既成概念を 逆手に取ったものでした。(地味といえば地味です) 最後のおじさんたちの企みの背景は、もう少し実感の湧く内容だったら よかったかと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公が子供で、子供目線で、物語は進んでいき、 これが結構長く、事件も起きないし、なんの小説だ?ミステリーだよね 宇宙人の話が出てきて、なんの話だ、、、って不安になり、 ざーっと読んで終わった、 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書はカラーが少し違うので、島田荘司の新たな魅力が出ているのか興味があり、読む事にした。 婚約者同士が泊まったホテルで女性の方が忽然と消えた。男性が寝ていた2時間の間に女性だけが消えた。廊下を隔てたところにはリネン室で従業員がおり、出入りは無かったと言うし、窓は嵌見込み式で開かない。「透明人間」になって出たとしか考えられないのだ。勿論、その男性も疑わしいが、謎は深まるばかりである。こういうシチュエーションは島田荘司の独壇場だ。 冒頭の太陽系の話で夢を誘うが、急転直下、地上の楽園、アメリカは酷い国だと真鍋さんが云うあたりから、リアルな世界が待っていると予想され、そこに透明人間だから、どう収束されるのだろうと思ってしまう。 島田荘司の巧いところは、本格推理小説であっても、そこに、読物としての確かな面白さがあるのだが、初期の作品群と較べて、驚愕さにおいてやや物足りない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
久しぶりに心に残りました。 最後にはグーンと突き上げてくるものがあります。 お勧めです! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
以前本で読んで、またキンドル版で読んだ作品。島田荘司独特の世界観が伝わってくるすぐれたミステリ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あらすじを読んで興味を持ったが、実際に読み始めると、今までの彼の作品とはちょっと違った感じを受けた。違和感を感じたのと、面白みが不足したのでまだ読了していない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリーランド用として子供向けに書かれたシリーズの一冊ですが、どう考えても子供向けに書いてないですね・・・・島田氏は。これ子供が読んで背景とか理解できるのかなあ。 透明人間に関するトリックだけは子供向け(笑)ですが、後半なんかあまりの展開に言葉を無くします。島田作品としては最もラスト泣ける作品ではないでしょうか。読後重たいものが心にズシンと残ります。 こういった作風はあまり好みではないが、子供向けの体裁でこんな社会派な作品をドロップする島田氏の心意気は凄い。大人にこそ読んで欲しい作品。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「ミステリーランド」シリーズの第1回配本 少年・少女が有名作家の初回洗礼を受ける講談社の思い切ったシリーズで 豪華な装丁が素晴らしいと思う。 自分の子供向けに購入したが、いろいろ読み漁っている。 このシリーズの第1回目の配本としては、 他の本に比べやや大人向けな気もするが 内容は夢があってとても面白い。 切実で、せつなくて、わくわくしてとてもいいと思う。 島田荘司さんを読んだことがなかったので、これをきっかけに読んでみようと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
オリジナルは講談社企画の『かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランド』の第一回配本。僕は初版本を手に入れたが、石塚桜子さん(この人は「異邦」の扉に還る時にも島田氏の絵をプレゼントするところがでてくるがまるで『犬吠里見』みたいに素敵な画家さんである)の絵がとても印象的で、この本は是非とも文庫化されてもハードカバーを手に取って欲しいのが正直な気持ちだ。 全部にルビが振られていて少年少女を意識した作りになっている、が、内容的にはかなり現代を切る鋭いものになっていて、やはり読者は島田荘司を読んでいるもう少し上の年代向けになっている気がした。特に北朝鮮を描いた部分が鋭い。iPodでチック・コリアの『マイ・スパニッシュ・ハート』を聴きながら読んだが、結構ぴったりだった。 島田荘司でなければ書けない世界。石塚桜子さんの挿し絵ともども推薦したい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
幼年期のせつなさややるせなさを感じさせるような、センチメンタルな読後感でした。 話の謎解き的な要素や背景的な面も含めて、興味深く面白く読み通せました。 主人公が寝ていて襲われた場面について賛否があると思うのですが、私はあの事象に関する説明は、物語の一要素としてはご都合主義だとも思いますが、出来事としてはまったく不思議とは思いませんでした。なぜなら、私自身が同様の体験を何度もしているからです。ああいうときって、本来どうってことないものでもそう感じられるんですよ。もちろん、半覚醒状態だからありうることで、覚醒してみると、なーんだって毎度思うんですけどね。私もああいう状況で、部屋のカーテン、衣服等々に恐怖したことが何度もありますもので・・・。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
幼年期のせつなさややるせなさを感じさせるような、センチメンタルな読後感でした。 話の謎解き的な要素や背景的な面も含めて、興味深く面白く読み通せました。 主人公が寝ていて襲われた場面について賛否があると思うのですが、私はあの事象に関する説明は、物語の一要素としてはご都合主義だとも思いますが、出来事としてはまったく不思議とは思いませんでした。なぜなら、私自身が同様の体験を何度もしているからです。ああいうときって、本来どうってことないものでもそう感じられるんですよ。もちろん、半覚醒状態だからありうることで、覚醒してみると、なーんだって毎度思うんですけどね。私もああいう状況で、部屋のカーテン、衣服等々に恐怖したことが何度もありますもので・・・。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品は子供が読めるように書かれている、と同時に子供に分からないようにも書かれている。おそらく、子供だった読者が大人になって再読することを期待しているのだろう。 それはタイトルにも表れている。この小説には英文のタイトルも付いているのである。 『The Invisible Man's Virus』、直訳すると「透明人間のウイルス」 冒頭には宇宙から飛来するウイルスという話があるので、子供のように素直に読めば「ああウイルスというのは、このことなのだろう」と思うが、実はVirusという語には「道徳、精神上の害毒」という別の意味もある。 無論、小説の最後には「透明人間というのはこういう意味なのですよ」という一応の説明はなされるわけで、透明人間の正体には子供でも否応なく気づく。これは、言い換えてしまえば、教えられてしまっていることに他ならない。 しかし、この英文タイトルの掛詞「Virus」は自分から考えなければ、まず発見できない。「ウイルスとは何か?」という問いかけは本文中にないのである。これは、英文タイトルの意味を知っていて(知ろうとして)初めて問われることなのである。 人間というものは、年齢が20才に達すると自動的に子供から大人に成るわけではなく、知ること、知ろうとすることで人は成長する。子供の頃、分からなかったことは、大人になった今になれば、当たり前のように分かる。しかし、透明人間という未知のものを生々しく感じることは、だんだん難しくなっていくのだろう。成長は嬉しいことである反面、悲しいことでもある。それは主人公の少年ヨウイチが大人になって、過去を振り返る時に感じることに似ているような気がする。 子供のころ、自分が読んだ本が手元にあれば、これを期に再読してみるのもいいかも知れない。 ミステリとしては若干楽しめない部分もあったけれど、十分に意味のある良書だと、個人的には思う。あと装丁・装画もしっかりしていて、本として良い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品は子供が読めるように書かれている、と同時に子供に分からないようにも書かれている。おそらく、子供だった読者が大人になって再読することを期待しているのだろう。 それはタイトルにも表れている。この小説には英文のタイトルも付いているのである。 『The Invisible Man's Virus』、直訳すると「透明人間のウイルス」 冒頭には宇宙から飛来するウイルスという話があるので、子供のように素直に読めば「ああウイルスというのは、このことなのだろう」と思うが、実はVirusという語には「道徳、精神上の害毒」という別の意味もある。 無論、小説の最後には「透明人間というのはこういう意味なのですよ」という一応の説明はなされるわけで、透明人間の正体には子供でも否応なく気づく。これは、言い換えてしまえば、教えられてしまっていることに他ならない。 しかし、この英文タイトルの掛詞「Virus」は自分から考えなければ、まず発見できない。「ウイルスとは何か?」という問いかけは本文中にないのである。これは、英文タイトルの意味を知っていて(知ろうとして)初めて問われることなのである。 人間というものは、年齢が20才に達すると自動的に子供から大人に成るわけではなく、知ること、知ろうとすることで人は成長する。子供の頃、分からなかったことは、大人になった今になれば、当たり前のように分かる。しかし、透明人間という未知のものを生々しく感じることは、だんだん難しくなっていくのだろう。成長は嬉しいことである反面、悲しいことでもある。それは主人公の少年ヨウイチが大人になって、過去を振り返る時に感じることに似ているような気がする。 子供のころ、自分が読んだ本が手元にあれば、これを期に再読してみるのもいいかも知れない。 ミステリとしては若干楽しめない部分もあったけれど、十分に意味のある良書だと、個人的には思う。あと装丁・装画もしっかりしていて、本として良い。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!