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美濃牛
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美濃牛の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全35件 1~20 1/2ページ
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トリックはそれほどでもないんですが、登場人物に妙に味がある。 ただし、結末は好みの分かれるところ。 | ||||
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民間人の石動戯作が探偵役をつとめるが、出番はけっして多くない。いつもニコニコしているところは金田一耕助タイプである。田舎の山奥の迷路の洞穴、奇跡の泉、赤毛の資産家一族、神秘的な美少女など横溝正史の世界である。村長たち、マスコミの人間、刑事たちの、本筋とは関係のない会話や描写がドタバタコメディのようで楽しい。まあその分小説も長くなってしまったのだが。ただのお遊びに思えた句会にまさかヒントが隠されていたなんて。石動戯作が正体を明かすエンディングが素晴らしい。その後の恋人たちの様子が余韻を残す。章ごとの冒頭の引用辞が著者の博覧強記ぶりをあらわしている。早逝したのが惜しまれる作家である。 | ||||
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おしゃれだった。 殊能先生の文章が好きです。 穏やかで心地よかった トリックも先生らしく、作り込まれていたと思う 牛が食べたくなった | ||||
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もうちょっと短いべきであろう話でした。 余計なものがおおいに様な気がする。 | ||||
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奇跡の泉を中心に多くの思惑が絡まり合い、わらべ唄の見立て殺人が起きる… 名探偵石動戯作は何を解決し、誰を救ったのか。 読み終えた者の中で、美濃牛は永遠となる。 横溝を読んでいれば、倍楽しめる。 読んでいなければ、これから横溝が倍楽しめる。 | ||||
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『ハサミ男』が代表作の殊能将之さんの『探偵石動シリーズ』の第一弾。 岐阜の田舎村で起きた殺人事件を描くミステリー。 古くから伝わる牛や鬼についての伝承や、村で話題になっている「入ったら病気が治る泉」をとりまく信者たちの様子など、不気味な雰囲気が漂うミステリーです。 章ごとに国内外含む古典からの引用があり、それもまた独特な雰囲気を漂わせている。 「呪い」とか「伝説」とかそういう類のサスペンスやミステリーが好きな人にはオススメ。 著者の代表作『ハサミ男』ほどの衝撃はないですが、どんでん返しはあります。 | ||||
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とにかく好き。 事件数の割に長いんだけど、おもしろい。読むとなんともいえない不思議な気持ちになる。 石動だけじゃなく、登場人物みんながきちんとキャラ立ちしていて良い。 哲史がとにかく好き。 ごはんがおいしそう。 ラストも、私は好き。ラストまで読むとうっかりまた最初から読んでしまうこともある。 | ||||
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何と言うか、色々な要素が絡み合って、化学反応を起こしていて面白かった。 プロットが良く出来ている、と言うべきか。 「ミステリ」としては最高でした。 「本格ミステリ」「フーダニット」としては120%明らかにアンフェアな所が有ります(笑)。 麻耶雄嵩どころじゃないくらいの(笑)。 | ||||
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ハサミ男と比べると、普通のミステリーという印象。 130ページ過ぎるまで事件が全く起こらないという構成。 新刊の発売当時に読んで、それ以後の殊能作品は読んでいなかったが、それも納得できる内容だ。今回は、次回作品も読んでみるつもりだ。 | ||||
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リゾート開発のターゲットとなった寒村. 癒やしの効力を持つ泉のある洞窟にまつわる謎と所有者の一族に起きた連続殺人. 殺人事件の謎解きだけでなく,暗号文の解読に さらには一族にまつわる秘密と,かなり盛りだくさんな内容である. 初登場の石動戯作は金田一耕助のオマージュだろう. 他にも古典的なミステリーを意識した展開の中で, 今風のどんでん返しも隠してあって, うまく誘導した作品に仕上がっている. ただ,分量のわりにはやや薄味な印象. 例えば,本編にあまり関係のない美濃牛はタイトルにもなっているが, あまり真相に反映されていない. そういう余計なウンチクや会話がかなり多く, それはそれで味ではあるが,人によっては冗長に感じるかもしれない. | ||||
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面白いかどうかで言えば面白いです。 ですが、700ページと長い割に、満足感はそれ程ありませんでした。 不満点は、見立て殺人の理由が分からない所などです。 (結局偶然という事かな?) 石動戯作シリーズ一作目の様なので、最初から順番に読みたい人は読むといいかと思います。 | ||||
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面白いが、分厚いので通勤電車で読むには不向き。 石動のこうるさい感じは嫌いではない。 ハサミ男とはまったく趣を異にする作品。 | ||||
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同著者のハサミ男が自分の中でハマり過ぎて(想像を遥かに超える良作)こちらも読んでみました。 結果で申し上げるとハサミ男のような衝撃や期待を超える驚きはなかったのですがお話としてはまとまっていて面白かったと思います。 ただ個人的に長編ミステリーで好きではない、最後の方の盛り場と思われるシーン(2時間サスペンスの崖で犯人を追いつめるようなシーン)もあってどうしても今までの話も茶番にしか思えなくなってしまうので残念でした。 | ||||
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横溝の衣鉢を継いでいるようですが、 石動や捜査陣・村人キャラが何となくひょうきんで、 それほどの陰惨さはない。 トリックらしきものはわずかで、真一殺しくらいだろう。 あとは、単なるごまかしであったり、受け取り側の誤解で あったりするのみである。 見立て殺人の見地からも、どこかこじつけに近い。 犯人や使嗾者よりも無実の窓音のほうがよほどこわい。 ××がやつれたのも事件の後遺症ではなく、窓音の影響 ではないだろうか。 ミステリとしてはやや物足りないが、 彼女の得体の知れないぶきみさを味わうだけでも一読の 価値ありか。 | ||||
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僕の郷土は岐阜県が舞台の謎解きサスペンスです。 作者殊能先生や主人公石動探偵のファン以外にも、歴史や民間伝承に興味がある方も納得できる小説ではないでしょうか。それと岐阜県を愛する人にもオススメしたい作品です。今はなき新岐阜のパルコや路面電車も描写されています。 いっこ言及すれば、岐阜弁が変な関西っぽい語尾やったで星4つにしてまったわ。。。 | ||||
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殊能氏の石神探偵が初登場した2作目で、大長編の横溝ミステリーを彷彿とさせる本格推理の全てが詰まった詰まった作品とのコピーであるが、この著者の作品を全て読んでいると分かるが、本作も横溝っぽいというよりはパロディに近く、これも最後の犯人の正体の一発ネタを主体とした軽いタッチの殊能氏らしい作品である。 リゾート開発に絡む利権と神秘の泉とギミックが多く、最後の引用文献の多さにも圧倒されるが、例のごとく話としては軽いタッチである。 ミステリーとしては最後の犯人の正体ネタ以外はありきたりで特に新鮮さもないのだが、まあ物語としては面白く仕上がっており、ノベルス版で530ページというレンガのような厚さも苦にならない程度に最後まで読めることは確かである。 | ||||
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そして田舎のじいさん達がカッコイイ。 ストーリーがなかなかよくできているので、トリックは気になら なかった。次回作を読みたいと思わせる探偵誕生の仕方である。 舞台は横溝正史風。『白と黒』で都会の横溝正史はどうして退屈なのか と昔思ったことがあるが、郷愁と異世界への憧れであり、静かに暮らしたい という欲求が田舎における怪奇を期待させるのかもしれない。 『ダーティーホワイトボーイズ』や『警察署長』等米国の「ディープサウスもの」 にも目を向ける人たちであるはずだ。 片や素晴らしいトリックで、眠る寸前のひとときに読んでよかった、読んでよかった と唸らせる作品を望む人もいる。しかし両方を満足させる作品には なかなか出遭う機会がない。今も江戸川乱歩や横溝正史が今でも売れる理由か。 岐阜の山奥で起こる殺人と癖のありそうな村人たち。 謎めいた少女と主人公の恋の行方。 ちょっと喜劇調でもある。 | ||||
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地の文も良いし、会話も良い。 環境(地域等)設定も良いし、人物設定もまずまずだと思う。 が、しかし……、 何だろう、この緊迫感のなさは。 長すぎるのだろうか。 最初の殺人が起きるまでを引っ張りすぎなのかもしれないし、次の殺人、その次、とあるのだが、どことなく間延びしている。 読み進んでも、 「大変だ! こんな限定的な環境内で、こんなに続けて人が殺されて!」 という気が全然しない。 地の文のユーモラスさも、その一因なのかもしれないが…。 一応、どんでん返しもあるにはあるんだが…そして、それが意外でない訳ではないのだが……、 うーん、どうにも緊迫感に欠ける。 一方、この奇妙な美少女はとても良く描けている。 思うに、この作者は、「ミステリ」という分野ではないもののほうが、力量を発揮できるのではないだろうか。 | ||||
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夜に刑事モノの一時間(もしくは二時間)ドラマやってるじゃないですか? あんな感じのお話です。 前作のハサミ男のような緊張感はありません。 トリックや動機などは無いに等しく、ミステリというジャンルでストーリーを楽しむ作品です。 ゆったり読みたい方やミステリ初心者の方にオススメだと思います^^v | ||||
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2000年に出た新書版の文庫化。 『ハサミ男』に続く長編第2作。名探偵・石動戯作が登場する。 意外に普通のミステリというのが率直な感想。もっとおどろおどろしいストーリーかと予想していたのだが、真っ当な本格ミステリであった。トリックが凄いというよりは、プロットが良くできているというタイプの本で、最後まで違和感なく読み進められ、真相が明らかになって「なるほどね」とうなづかされた。 各種ミステリのパロディが散りばめられており、詳しいひとなら、そのあたりを読み解いていくのも面白いかも知れない。 | ||||
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