ホテル・アルカディア
- SF (392)
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小話集のようなものと読んでいましたが。。 ファンタジーすぎというか幻想的とでもいうべきか、ついていけない話がちらほらあった。 道筋があって分かりやすい小説が好きな私には向かなかった。 | ||||
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ホテル「アルカディア」、その敷地内の離れの一室に突然閉じこもってしまった支配人の娘「プルデンシア」のため、逗留している芸術家達がさまざまな物語を語り、彼女を外に出させようとする――という筋立ての後、語られていく掌編・短編は奇想に富み、エスプリと残酷さ、哀愁と報われぬ愛とがかわるがわる現れていく。 掌編は6本、5本、4本……と1作ずつ減っていき、その合間に「愛の・性の…」と7つのアトラスが挿入される。そこにおいては冒頭の導入(「愛のアトラス」)同様、物語が多層的に、変奏の様に語られていく理由が明かされていく。言い換えるならば物語が変奏されていく理由自体も、そのように変奏されていくのである。 考えてみるにこの作品は7という数字が重要な意味を持っている。ホテルに逗留する芸術家、アトラスの数、そしてこの物語の結末。 惜しむらくは物語の収斂だろうか。結末も『そう』であることを選んでしまった以上、この物語はいわゆるグランド・フィナーレにはなりえない。そうした魅せ方をしてしまったことで「魅力的な内容を含んだ、物語ることに意味のある短編集」にこそなれたものの、「魅力的な短編でもってつくられた長編小説」となれなかったことが、個人的には非常に惜しい。 甲乙つけがたいベストは「恥辱」と「A#」。 前者は幻想と残酷さ、歴史の深みを感じさせ、後者は音楽のもたらす麻薬的多幸感と災厄の存在を救っているところが◎。 | ||||
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面白い! | ||||
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