超新星紀元
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地球以外の惑星の爆発で、一定以上の人間が死滅する為に、低年齢の人に人類の営為を託すが・・・というお話。 最初に、基本的な設定が現れるまで、子供に色々教える所で、夏休みの体験教育かグループワークか、とか思っていたら、大人が死滅する為に、子供に必要な教育を施し・・・という作品でした。 訳者あとがきで、子供だけになった世界の話しは、SFで割と多い、と書かれておりますし、私も幾つかは読んだ記憶がありますが、この小説だと、子供だけ取り残され、人類の営みを全て管理したり、統制しないといけない、という設定で、低年齢の人にそんな事をやらすのは大変だと、作中人物の苦労を察してしまいました。 大人が退場した後の世界で、子供が指揮権を持って様々な官職もやりますが、結局の所、大人の為政者とあまり変わらないで、戦争になったり、その戦争もゲーム感覚になったり、と大人の醜悪さとあまり変わらない所も読んでいて悲しい感じでした。中学生くらいの年齢で殺しあうという所は、高見広春氏の「バトルロワイヤル」っぽいかもとか思いました。 「三体」シリーズの後に出たので、「三体」の後の作品かと思ったら、その前の実質的デビュー作だそうで、既に面白い所に劉 慈欣氏の才気を感じます。 これからも劉 慈欣氏の作品を読みたくなるデビュー作。必読。 | ||||
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星雲に隠れていた遠くの巨大恒星がヘリウムフラッシュ。何百年か前だが21世紀に地球到達。濃密な放射線で成人は不妊になる。余命も未知数で、社会崩壊させないため急ピッチで親の職業を子に引き継がせる。 大人が死滅した数分後、全国土からの問い合わせでコールセンター的なパニックになる。AIに並列処理で応答させて解消。 土地や資源が余っている子供だけの時代では、仕事でなく遊びが中心の新しい社会が形成されようとする。今度は幼稚化した社会の問題が表面化する。米国は銃で騒乱状態になり、民意に押されて通常兵器も寝かせておけず南極でリアル戦争ゲームが開催される。有名無実になっていた国連の事務総長はIOC会長となって殺人五輪を取り仕切る。この戦争ゲームの描写は無駄に長くて細かく、凄惨なのに眠気を誘われる。子供は大人よりも人命軽視というリアリズム。 米大統領デイヴィーが一線を超えて本物の核を使った結果温暖化が逆行して寒冷化に向かい始める地球。最後はやはり突拍子もない思いつきで米中の国民と領土を総取っ換えする。 前半の緊張感が後半どこかへ行ってしまい、プロットが行方不明で行き当たりばったり感が強くなる。 中盤から出てくる米国組がキャラ立ちしている。悪意ある動かし方だから却って生気が宿っている。 | ||||
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◆本の概要 劉慈欣の長編デビュー作。 ◆まとめ/感想 デビュー作なので全体的に荒削りなのは仕方ないが、率直な感想としては全然面白くない。 唐突な謎展開など劉慈欣作品の個人的にそこまで好きではない要素が多くあり、逆に劉慈欣の良さであるハードSF的要素は控えめ、全体的に幼稚な内容で、終始あまり楽しめなかった。 | ||||
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子供の無邪気さ、残酷さ、優しさ、輝かしさを、大人の目線でハラハラしながら見守れる作品。 世界の命運を託された少年少女たちが、欲望のままにめちゃくちゃをやるのだが、本当に本能と好奇心に忠実にめちゃくちゃをやるので、笑いながらドン引きしてしまう。 (たぶん13歳って設定は二次性徴前にすることで恋愛とか性欲の方向性に持っていかないためだと思う) ところで脇役ではあるんですが、日本国首相大西文雄がかっこいい。 アメリカ大統領ぶん殴ったシーンでビビったし、戦争ゲームの話し合いでポン刀持ち出して斬りあえって言うのしびれた。 こんな覚悟のススメみたいな日本人の13歳の少年おらんやろという気持ちにもなるが、なんだろう、抗日映画のイメージの延長なのかな。 (三体だと「もう日本で自爆特攻するやつなんていないよ」って話になるから、デビューから三体描くまでに作者の日本に対するイメージが変わったんだろうか)」 痩せ型で長身ってのもあまり「世界中の人が集まっているシーンの日本人のキャラクター」に設定されないから新鮮。 | ||||
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子供に戦争ゲームをさせる設定が無理がある。それは筆者も戦闘機をまともに操縦できない、ハイテク武器を使えないと書いてる。その設定の無理さを超える面白さがない。 伏線回収的な部分もない、 子供の世界は遊び、戦争もゲームとしてやれる、そこに拘りすぎたのでは? また、この内容なら映像化は不可能。 子供達がゲームとして殺し合うのは見てられない。 本当、商業作品ではない。 | ||||
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