エゴに捧げるトリック
- 催眠術 (15)
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 | 2021年01月21日 エゴに捧げるトリック (ハヤカワ文庫JA) 催眠術士の養成校に通う「僕」こと吾妻福太郎は、怪物EGOとの戦いに向け、パイ、鋼堂タケシ、R王子、パートナーのイプシロンらと卒業試験に臨んだ。だがその最中、鋼堂が変わり果てた姿で見つかると、皆はなぜか「福太郎が犯人」と証言し事件を隠蔽しようとする。"真実しか話せない催眠"をかけあってなお覆らない証言に苦しみつつ、僕は捜査を続けるが……。本書に仕掛けられた、人類の存亡を左右するトリックとは?(「BOOK」データベースより) |
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| あまりハウダニットに趣を置いていない作品。けれどホワイダニットがとにかくやばい。そんな動機わかるかよ、っていう。ホワイダニットは二つあるが、真相を分かったうえで言うと、真主人公の復讐はひどいとは言えそうなるだろうな、とは思うけど、イプシロンお前のは意外すぎる。イプシロンのキャラが狂ってた分、最後の彼の動機が美しすぎた。 美しすぎても、僕たちは次の作品を探すんだなって思うと、虚しさを感じる。 ヒロインの涙を見ても、読者は止まるどころか興奮してしまう。真主人公が思う以上の欲望がエゴなんだよな。 ところでタイトルはアルターエゴかけてる？ | ||||
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| 世界観に対しては好みが出るかもしれない。 私は惹き込まれて一気に読んでしまいました、特に伏線の回収が面白い。 結末を知っているからこそ、2回目を読んでしまう。 うん、面白い。 | ||||
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| 表紙買いしたが、びっくりな内容だった。 無宣伝で知名度が低すぎるのが可哀想に思えてならない。 とにかく突き抜けた最後。露骨なテーマ性は好き嫌いが別れるだろうが、メフィスト系が好きな人間はこれも好きになれるはず。 | ||||
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| ライトな表紙に惹かれて購入したが、想定外のラスト30ページにビビった。 序盤は笑える部分が多かったが、振り返ると無意味な描写がほとんど無いことに気付く。 ネタバレ無しに読んだ方がいいと思う。 極めて挑発的。とにもかくにも一読の価値はあった。 エンタメ好きの人間がこれを読んでどう思うか…賛否両論を前提とした内容だが、分かっててやってるんだろうな、と思う。 しかし、あるキャラがとことん可哀想だ。それこそがエゴへの必殺攻撃であるのがなおのこと…。 | ||||
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