星空にパレット
- 本格ミステリ (563)
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
星空にパレットの総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全1件 1~1 1/1ページ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります あえて舞台や主人公を揃えず,それぞれが単独となっている全四編の作品集ですが, このまま一冊でと思わせられるものもあり,どれもが異なる色合いを見せてくれます. また,組み立てがしっかりとしており,目玉となるハウダニットとフーダニットは, 片方の要素に,もう一つが絡むことで,事件の全容をいっそう強く印象づけています. 反面,そのせいか,登場人物や台詞,状況などが少しゴチャついて映ることがあり, このほか,今ひとつピンと来ないと言いますか,タイトルにこじつけ感を抱きがちで, 回収のため,最後にあえてそこへ言及をする様子に,しらけてしまうことがありました. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
著者は、今のところ作品コンプリート(寡作だけど)の作家である。 本短編集では、各話、探偵役がいろいろでそんなところも楽しめた。 以下、ネタバレありなのでご注意を! 「黒いアキレス」では、視点人物の浩介ではなく今までどちらかというと引っ込み思案だったエイミが探偵役を演じる。 足が早過ぎたせいで正体を見抜かれた、つまり最高の長所がアキレスの腱になったというお話であった。 「夏の北斗七星」は、長編に仕立てても遜色ないほど気合の入ったミステリーだった。 探偵役は、探偵を職業とする松島が務めるが、アララ…という展開に。 ログハウスの配置が北斗七星の並びを模しているということを犯人捜しの決め手に使うところなどいい線いっていたのだが。 「谷間のカシオペア」の探偵役は、まっとうにミステリー作家の呉越が担っているが、タイトルのカシオペアがどこから来ているのか思い出すと思わず笑いがこみ上げる。 「病院の人魚姫」の探偵役は歯科医師の為沢が務めている。 犯人の意外性もあり、何気に私はこの話が一番好きかな。 何といっても、犯人が好きになった看護師と会う機会を作るために自ら顎の骨を折ったということに唖然とした。 話の中で説明される下顎骨骨折の痛さや辛さを知れば余計であった。 片思いの王子の気を引こうと代わりに声を失った人魚姫を思い出すが、実際の犯人にはそんな可憐さは微塵もなかったらしい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
各編、じっくり読めば2時間 軽く読み流せば1時間位で、趣の違う本格 "風" ミステリーを四作楽しめます。 伏線やミスリードは張られていますが、少しでも探偵モノをかじった読者は想像でトリックを看破できるかもしれません。 あとがきで作者も語られていますが、探偵役が誰に回って来るのか分からない所は個人的に新鮮でした。 作者の挑戦を気軽に楽しめる良書です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミッシングリンク物の埋もれた名作である「ガラスのターゲット」や、最後に明かされるタイトルの由来がばかばかしくも笑えるコミカルミステリ「ポケットに地球儀を」といった私の好きな作品を書いている作家さんの作品です。 ノンシリーズものの短編集ということで、やや長めの短編4作品が収録されています。 収録作の中では、作中作の設定が活かされた三番目の作品が一番でしょうか。タイトルのばかばかしさも秀逸です。 一つ目の作品はトリックがひねりすぎ、2作目は読者をびっくりさせる大ネタが今一つ活かしきれていないように思えました。 4作目も意外な真相で面白いのですが、キャラクターの面白さが出し切れていないようで、物足りないように思いました。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 4件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|