滅びの掟 密室忍法帖



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初公開日(参考)2019年06月
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長編小説

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滅びの掟――密室忍法帖

2019年06月01日 滅びの掟――密室忍法帖

伊賀VS甲賀 命を受けた忍者たちは殺し合う! 「俺たち忍びは非人と呼ばれてきた。たしかにそんなものかもしれん。しかし非人が野心を抱いてはいけないのか! 」 伊賀の忍びの里に服部半蔵から五人の甲賀忍者の殺害指令が下された。指名された五人の忍者は甲賀の里に向かうが、甲賀の里にも同じような命令が届いていた。忍者同士による殺し合いが始まるが、その頃里では次々村人が殺される事件がおきていた。次々と斃れていく仲間たち、その背後に蠢く陰謀とは? 密命を受けた忍者達が忍法とトリックを駆使して命を奪い合う。 その理由は。最後に待ち受けるものとは?(「BOOK」データベースより)




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No.3:
(3pt)

密室忍法帖

忍法帖と密室ミステリのコンビネーションにひかれて読んでみた。
が、山田風太郎のような度肝をぬく奇妙奇天烈さがなかったので地味だった。やはりロジックを重んじると現実から離れられなくなって忍法帖の奇抜さが薄れてしまうのか?
あと少しで世紀の傑作になりそうな気はするので、何かが惜しい。
滅びの掟――密室忍法帖Amazon書評・レビュー:滅びの掟――密室忍法帖より
4523265852
No.2:
(4pt)

忍法帖&ミステリー

唐突に命ぜられた伊賀vs甲賀の戦いと、その戦いの意味を江戸で探る動き。それによって「甲賀忍法帖」をはじめとする山田風太郎忍法帖に通ずる、尋常でない修行の末に完成したはずの忍者がいかに馬鹿な理由で戦わされ死んでいくかということが浮かび上がってきます。また、その間に展開される伊賀の里での連続というか大量殺人のいきさつ、そして(犯人像にいくらか無理が感じられるとはいえ)その悲しい理由も。

 自分は楽しく読めましたが、読み手を選ぶ作品だとは思います。「推理」にこだわる人はいくつも出てくる殺人トリックの無理矢理さを「忍法」でゴリ押ししている(あるいは誤魔化している)ように思えるだろうし、最初に倒された忍者については、こういう本を読むような人ならほとんどの人がだいたい想像できただろうし。
 
滅びの掟――密室忍法帖Amazon書評・レビュー:滅びの掟――密室忍法帖より
4523265852
No.1:
(4pt)

オバカでシュールな忍者バトルの一方で、外枠の物語はいたってドライでハード

忍法帖×本格ミステリのドッキング。かの『甲賀忍法帖』形式の超人トーナメントバトルのシチュエーションでミステリを作れるんじゃないの?とアイデアを得て、そのまま小説に書き上げてしまったような一冊。うーん……こいつはどうにも評価が難しいような。読者を選ぶ小説のように思えます。

「伊賀VS甲賀 命を受けた忍者たちは殺しあう!」

と帯にもある通りの、江戸の服部半蔵からの命令に従った伊賀忍者VS甲賀忍者、5人VS5人のチーム戦。これに並行して精鋭不在の忍びの里では次々に村人たちが殺されていくことに。
いかにも忍者バトルが売り物と見せかけておいて、伊賀側の陣営は一人が早々に退場、主人公ポジションの塔七郎と十佐は忍者同士で殺し合わせる理由を探ることに力を入れており、くノ一枠の湯葉は出番が短くていいところがほとんどないため、全編を通して最年長の五郎兵衛が一人でがんばっている印象。甲賀側もリーダー格の麩垣将間以外は出番も少なく、実質的にジジイ二人がずっと戦っていて物語を引っ張っていくのであります。
この忍者バトルが何ともシュールなものでして、どいつもこいつも任務よりも自分の楽しみやプライドを優先させてしまい、不可能状況の演出に異常にこだわり、恐ろしく手間をかけて相手を殺そうとするんですよ。ほとんど『魁!男塾』のびっくり武術や『キン肉マン』のびっくりレスリングのノリ。いや、さっさと相手を殺して、さっさと逃げればいいじゃない。任務の遂行が先決でしょうに自分の術に溺れて、自分で墓穴を掘ってしまう結果になるんだから。麩垣将間なんて、相手の罠を見破ったことを長々と説明している間に反撃の機会を与えてしまったり、チャンバラしながら殺害トリックが分かるかと煽ったりで、五郎兵衛も律義に付き合ってしまうし、あんたたちは本当に忍者なのか。
そんなオバカでシュールな忍者バトルの一方で、伊賀と甲賀の忍者たちを何故殺し合わせるのか、忍びの里では何が起こっているのか、外枠の物語はいたってドライでハード。とりわけ忍者同士を殺し合わせる理由は秀逸でして、この手のトーナメントバトルの理由としてはいままでで最も説得力があったかも。
展開はスピーディでドラマを見ているように場面の切り替えがめまぐるしく、畳みかけるようにイベントが起こり、伏線も細かく、その場限りの端役に思えた人物で意外に引っ張ったり、犯人(?)の正体をはじめ真相の予測はつきやすいもののその時々の展開は思いがけないものの連続、振り返ってみるとけっこう粗が多いのですが、読んでいる間はとても楽しめました。
残念だったのは時間の流れが分かりづらいこと。甲賀・伊賀と江戸との間で連絡の行き来が頻繁にあるのですが、もしかして作中にはどこでもドアが存在したりするのでしょうか…。
滅びの掟――密室忍法帖Amazon書評・レビュー:滅びの掟――密室忍法帖より
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