(アンソロジー)
美術ミステリーアンソロジー『歪んだ名画』
- 美術ミステリ (55)
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重たすぎるというか、特化しすぎた内容の作品が多く私のような余った時間で読むタイプには難しい作品が 何点かあり全てを読まずに途中放棄しました。自分自身の能力の無さを痛感しました。 | ||||
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どれも面白く、とても良い美術・芸術短編集を発見しました。美術小説が好きな方、原田マハさんの美術小説にハマっている方にもお薦めです。海外美術だけでなく、日本美術の素晴らしさに立ち返る事もできた本です。 こういう小説は作家達に生き血を吸われる様で消耗が激しいけどやめられない。面白かった! | ||||
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文庫本の背表紙に小さく表記されているだけですが、千街晶之(せんがい あきゆき)氏が編んだ美術ミステリーのアンソロジー。 何より見事なのは、収録された八つの短編の質が高いこと。 赤江瀑の「雪華葬刺し(せっかとむらいざし)」、泡坂妻夫の「椛山訪雪図(かざんほうせつず)」、恩田 陸「曜変天目(ようへんてんもく)の夜」、黒川博行「老松(おいまつ)ぼっくり」、法月綸太郎「カット・アウト」、平山夢明「オペラントの肖像」、松本清張「装飾評伝」、連城三紀彦「火箭(ひや)」。以上八編、ハズレなし。読みごたえある作品ばかりです。 格別、泡坂妻夫の「椛山訪雪図」の出来栄えは素晴らしく、名品と言うしかありません。この作品のファンとしては、これをアンソロジーに採ってくれた、それだけでもう、嬉しくなりましたね。 ほかの収録短編では、赤江瀑、法月綸太郎、連城三紀彦の作品が、それぞれに魅力的。印象に残ります。 編者による巻末解説も、芸術・美術を扱ったミステリーへの行き届いた水先案内となっており、とても読みごたえがありました。 本アンソロジーの収録作品の選択の質の高さと併せて、さすが、ミステリー小説の当代屈指の目利きだけのことはあるなあと、唸っちまった一冊です。 ひとつ、よく分からなかったのは、〈歪んだ名画〉という本書のタイトル。あんまりパッとしないタイトルだなあと。 | ||||
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暗い話がほとんどで、ミステリーとはちょっと違う気がする話もあり、総じてあまり面白くありませんでした。 | ||||
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赤江瀑氏「雪華葬刺し」、泡坂妻夫氏「椛山訪雪図」、恩田陸氏「曜変天目の夜」、黒川博行氏「老松ぼっくり」、法月綸太郎氏「カット・アウト」、平山夢明氏「オペラントの肖像」、松本清張氏「装飾評伝」及び連城三紀彦氏「火箭」という錚々たる顔ぶれの作家に依る8つの<美術ミステリ>短編から構成されるアンソロジー。リアルな世界での"美術品の真贋"判定も難しく謎めいているので、それを各作家がミステリとしてどう処理するかに興味があった。 一読、様々なタイプの作風の短編が顔を揃えているので驚いた。"刺青(師)"に纏わる女の情念(怨念)を描いた抒情的かつエロティックな短編、過去の殺人事件の真相を北斎の画の錯視に帰する高踏的かつ洒脱な短編、毒殺と記憶力の急激な低下(アルツハイマー病)を扱った透明感・茫洋感のある掌編、骨董品の売買(真贋)を周到な事前調査と良く練ったプロットとで描いた実録的短編、和製ボロックと称される抽象画家の人生と殺人を描いた杓子定規な短編(やや凡庸)、オペラント(条件付け)をキーワードとして芸術及び堕術者を論じた形而上学的かつ遊戯的SF短編、ミステリ風味を隠し味として「異端の画家」の生涯を画壇の潮流と共に丹念に描いた如何にも清張らしい短編、同じく「異端の画家」を扱いながら、亡くなった画家の妻の不倫相手の視座から描いて「恋愛風味とミステリ風味」の融合及び「闇と火」の対比(男女の業)の印象を漂わせる短編と多彩であり、その出来は"押しなべて"秀逸である。全ての短編が必ずしもミステリに拘っていない事も窺えるが、個人的に印象に残った短編は、「雪華葬刺し」、「椛山訪雪図」、「装飾評伝」及び「火箭」。 多彩な作風の秀逸な短編を収録した<美術ミステリ風>短編の傑作アンソロジーだと思った。 | ||||
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