(短編集)

離れ折紙



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初公開日(参考)2013年08月
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離れ折紙

2013年08月08日 離れ折紙

『唐獅子硝子』―遺品整理のお礼にアールヌーヴォー期のガラスレリーフを貰った洛鷹美術館の澤井は、ひと商売思いつく。『離れ折紙』―刀剣収集が趣味の医者・伊地知は、パチンコ屋の徳山から、刀を担保に金を貸してほしいと頼まれるが…。『雨後の筍』澤井の元に、古美術商の坪内が、写楽と並ぶという絵師の上方浮世絵の版木で揃えで持ちこんできた。『不二万丈』―売った贋作がバレて返金を求められた“ふろしき画商”矢口は、浅川美術館の「不二」三連作に目をつける。『老松ぼっくり』―大阪の骨董通りに店を構える立石には、素性不明だが、持ち込むものは逸品ばかりの仕入れ先がいた。『紫金末』―同級生に美人の画商から絵の購入を依頼された澤井は、同僚と、作者の遺族に鑑定を依頼するが…。アールヌーヴォー、刀剣、浮世絵、日本画…。関西の美術商たちの丁々発止。『騙されたら負け』の骨董の世界を軽妙に描く、美術ミステリ。 (「BOOK」データベースより)




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離れ折紙の総合評価:7.83/10点レビュー 18件。Cランク


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(7pt)

目利き自慢ほど騙されやすい、せこくて痛快なコンゲーム(非ミステリー)

2011年から12年にかけて「オール読物」掲載6作品の短編集。黒川ファンにはおなじみの書画・骨董の世界を舞台にした狐とタヌキの化かし合い話である。
常識人なら絶対に近づかないであろう「だまされた方が悪い」という世界での真剣勝負の知恵比べ。魑魅魍魎同士の金とプライドを賭けた駆け引きが面白い。騙したはずが騙されていた欲望まみれの人間の愚かしさと可笑しさが極上の大阪弁と相まって、痛快なエンターテイメント作品に仕上がっている。
疫病神、大阪府警の2大シリーズとは異なる、気楽な読み物として、今後も新作を期待したいシリーズである。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.17:
(4pt)

いつもながらの深い専門知識には舌を巻く

黒川のお得意のジャンルである古美術・骨董の偽物をめぐる詐欺犯罪の短編集である。それにしても、
このかなり専門性の高い分野での彼の知識、造詣の深さにはいつも驚かされる。全部で6編だが、
どれも質が高い。だまし、だまされる者たちの描き方も絶妙だ。勧善懲悪になっていないところがいい。
広い意味で黒川らしいノアール小説だが、骨董、古美術の世界でこれだけの違ったストーリーを展開出来る
黒川の筆力にも舌を巻く。ディーテールを疎かにしない彼らしいマニアックな作品群だが楽しめる。
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4163817808
No.16:
(5pt)

きれい

自分で読む
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4163817808
No.15:
(5pt)

骨董ビジネスを扱った稀有な作品

殆ど素人が知らない骨董ビジネスの裏の部分を丁寧な取材?を元に描かれている気がしました。一気に読んでしまい、次回作に期待です。
離れ折紙Amazon書評・レビュー:離れ折紙より
4163817808
No.14:
(4pt)

贋作など美術鑑定に関する短編集

黒川氏の美術品に対する深い造詣が結実した短編集。どの短編もどんでん返しがあり、苦い結末となる。
離れ折紙Amazon書評・レビュー:離れ折紙より
4163817808
No.13:
(2pt)

面白くない

フリーのキュレーターの澤井は、大物建築家の未亡人に請われて、美術品の鑑定に出向いた。そこで見つけた硝子のレリーフは幻の逸品だったが、割れていた。澤井は一計を案じ、まんまとレリーフを手に入れるが…(「唐獅子硝子」)。古美術業界を舞台に、人間の尽きることない欲望をあぶり出す傑作美術ミステリ。
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4163817808



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