海の稜線



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    初公開日(参考)1987年03月
    分類

    長編小説

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    海の稜線 (角川文庫)

    2019年10月24日 海の稜線 (角川文庫)

    直木賞作家の本領発揮、ユーモア全開の警察小説 大阪府警捜査一課の文田巡査部長と総田部長刑事――通称“ブンと総長”は、名神高速道路で起きた乗用車爆破事件の現場に来ていた。東京から赴任してきた新人キャリアの萩原警部補はことあるごとに大阪の水が合わないと言い、文田たちはこの年下の生真面目な上司に振り回される羽目に。続いてマンションで起きたガス爆発をきっかけに、意外にも過去の海難事故が捜査線上に浮かぶ。絡まった糸をほぐすように事件の真相にせまるうち、文田・総田と萩原の間にはほのかな友情が芽ばえる。 完成されたスタイルと抜群のリーダビリティを備えた、直木賞作家の隠れた名作。(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.50pt

    海の稜線の総合評価:8.56/10点レビュー 27件。Aランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全2件 1~2 1/1ページ
    No.2:
    (8pt)

    賑やかで楽しい、ブンと総長コンビの登場作

    大阪府警シリーズの第3作。ベテラン刑事部長・総田と平刑事・文田の新コンビが主役の警察ミステリーである。
    名神高速道路を走行中の乗用車がダイナマイトで爆破されるという派手な事件が起き、乗っていた男女二人が死亡した。捜査を担当することになった府警捜査一課の深町班では、ベテランの総長こと総田とブンこと文田のコンビは、年下の上司である東大卒のキャリア・萩原警部補と一緒に行動することになった。何かにつけ東京を持ち出して大阪を見下すような萩原に対し反感を覚えるブンだったが、総長は案外寛容な態度で接していた。死亡した二人の身元が分からず苦戦していた捜査陣だったが、ほどなくしてマンションで爆発があり死体が発見されたことから、二つの事件の関連性を見つけ、被害者の身元を特定することが出来た。さらに、高速上で死亡した女性の背景を調べるために出身地の高知に赴いたブンと総長は、事件の背景に保険金目当ての偽装海難事故があるのではないかと疑った。足を棒にして聞き込みを続ける二人を尻目に、時々行方をくらませていた萩原だったが、ある日、周囲をビックリさせる捜査見立てを持ち出した・・・。
    本筋は偽装海難事故の真相解明の警察ミステリーだが、サブストーリーとしてブンと総長の新コンビの掛け合い、大阪人と東京人の文化摩擦がちりばめられている。作者本人もあとがきに「東京と大阪の文化の比較を試みた」と書いている通り、すれ違いの面白みが加わっているところが、本シリーズでの中では特色的である。もちろん、大阪の刑事ならでは緩いユーモアは健在で、謎解きミステリーとしてもきちんと納得できる起承転結である。
    黒川博行ファン、大阪府警シリーズのファンには安心してオススメする。

    iisan
    927253Y1
    No.1:
    (9pt)

    海の稜線の感想

    普通そんなに殺すか?というのはあるので、多少は評価を引かせて頂きましたが、かなり面白いです。萩原、総長、ブンの掛け合いは良かったです。萩原の実直さもなかなかの味でした。

    kmak
    0RVCT7SX
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.25:
    (5pt)

    秀逸のストーリー、秀逸のラスト

    ストーリーがよく練られており、作者の入念な下調べがよく分かる作品。ラストの駅での別れの場面が最高です。いがみ合ってた男同士が、徐々に相手の力量を認め、最後はさらりと、アバヨと別れる。映画のクリムゾンタイドのラストを彷彿とさせます。自分は弱いんですよ、こういうエンディングに
    海の稜線 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:海の稜線 (講談社文庫)より
    4061847104
    No.24:
    (3pt)

    海運業の知識に辟易した

    前半は普通の刑事小説だが、後半が難解。海運業に精通していないと理解できないのではないかと思うほど、取材が徹底している。グラインダーで靴底を削った削りカスが証拠となるのだが、その過程の説明がほとんど分からなかった。瀬戸内海で一時間ほど停船していれば、遭難事故と思われて、近くの船が救助に来るはずだから、それを避けるため、なんて説明を信じていいのかどうか、内部情報に詳しくなければ判断できないことを、当たり前のように続けているので、辟易した。
    最近の小説は、調査がしっかりしていて、その点が楽しいのだが、ここまで行くとやりすぎではないかと思ったが、後書きで納得した。
    それ以外は、楽しく読めた。
    海の稜線 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:海の稜線 (角川文庫)より
    4041085624
    No.23:
    (5pt)

    読ませる秀作

    どなたにも故郷と異郷(異文化で育った人との出会い)が有ろう。
    私は京都出身で沖縄在住。
    この間に大阪の人たち•東京の人たちと何度も一緒に仕事をした。
    この書は「まさに大阪の30歳」「これぞ東京の二十代」による犯罪捜査の傑作。
    犯罪と捜査の設定や描写も水準以上だが、「二文化の違い」が物語を進めていくところが魅力であり個性であり。
    海の稜線 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:海の稜線 (角川文庫)より
    4041085624
    No.22:
    (5pt)

    サスペンスです。

    黒川さんは、いつもようこんな悪辣な思い付きから小説が書けますねえ。海難事故の保険金詐欺なんか、よく調べ上げはったものです。考えもつきませんわ~。あんまりオモシロいから二度目の読書に入ります。
    海の稜線 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:海の稜線 (角川文庫)より
    4041085624
    No.21:
    (5pt)

    海の稜線 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:海の稜線 (角川文庫)より
    4041085624



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