(短編集)
文福茶釜
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文福茶釜の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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90年代後半の雑誌掲載作品5本を収録した連作短編集。古美術の世界でひと儲け、濡れ手に粟を企む男たちの容赦ない騙し合いを描いた、古美術コンゲーム小説である。 | ||||
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息子に送ったら喜んでいました | ||||
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京都の芸大彫刻科を卒業し、高校の美術教師を10年間勤めていた著者だから当然とは言えぬほどに 詳細な専門知識を基に、骨とう品をめぐる犯罪を描いた短編集である。いつも思うが、黒川は書きたい テーマを掘り下げるにあたり徹底した取材と書籍による調査を行っているはずだ。でなければ、そういった 分野でここまでの作品は書けまい。この短編集も5編の作品からなるが、どれも見事な出来栄えだ。 深い専門知識を分かりやすく説明しながら、何とか金を稼ごうとする悪党たちを実に上手く描いている。 そして、これも黒川作品に共通するが、大阪弁によるリスム感のある会話と筋運び。黒川は自分のことを 博打好きなちゃらんぽらんなおっさんというような大阪人特有の自虐的表現を使うが、作品に向かう 姿勢はどの作家に比しても真摯である。そこが、私が黒川を大好きな作家と思う大きな理由だ。 | ||||
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疫病神シリーズ以外も気になって購入しましたが、テンポが良くすいすい読めました。 骨董や美術商という一癖ありそうな登場人物たちの騙し騙され、という話ですがドロドロした感じはなく、タイトルの印象通り、まるで落語を聴いたようなカラッとした読後感。 ワルを美化はしないけれど、完全に否定もしない黒川さんの小説は 読み手に義憤のようなものを押し付けないし、陳腐な感動も押し付けない。 ただ面白く楽しく読まてくれるけれど、最後に「人間ってこういう弱さがあるよなぁ」とほんの少し愛おしい感じがします。 | ||||
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欲に駆られてヤバイことに手を突っ込み、結果として成功しない、という短編が続く。儲けの可能性に目が眩む人間しか基本的に出て来ないのでワンパターン。 美術品偽装の知識を得られるとしても、無駄にハラハラさせられて疲れるという感じ。 | ||||
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人の欲と騙し合い、駆け引きがたまらなく面白い 売り手と買い手どちらが上か | ||||
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