(短編集)

文福茶釜



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初公開日(参考)1999年04月
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短編集

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文福茶釜 (文春文庫)

2002年04月30日 文福茶釜 (文春文庫)

古美術でひと儲けをたくらむ男たちの騙しあいに容赦はない。入札目録の図版さしかえ、水墨画を薄く剥いで二枚にする相剥本、ブロンズ彫像の分割線のチェック、あらゆる手段を用いて贋作づくりに励む男たちの姿は、ある種感動的ともいえる。はたして「茶釜」に狸の足は生えるのか?古美術ミステリーの傑作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

文福茶釜の総合評価:9.05/10点レビュー 21件。Bランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(8pt)

プロ同士は騙される方が間抜けという

90年代後半の雑誌掲載作品5本を収録した連作短編集。古美術の世界でひと儲け、濡れ手に粟を企む男たちの容赦ない騙し合いを描いた、古美術コンゲーム小説である。
水墨画、茶道具、陶磁器など、各作品ごとに主題となるジャンルは異なるものの、いずれも贋作作りの手法と騙しのテクニックをユーモラスに、しかもリアリティ豊かに描いている。贋作と分かっていて素人に売るのは恥だが、同業者に売るのは構わない、騙された方が笑い者になるという世界の物語は、実に魅力的。犯罪と言えば犯罪なのだが、殺人も暴力場面も出て来ないので読後感は爽やかである。登場人物たちの関西人らしい振る舞い、大阪弁の軽やかさも作品のテイストにぴったり合っている。
黒川ファンはもちろん、コンゲームもののファンにはぜひ読んでいただきたい傑作である。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.20:
(5pt)

息子に送ったら喜んでいました

息子に送ったら喜んでいました
文福茶釜Amazon書評・レビュー:文福茶釜より
4163184406
No.19:
(5pt)

いつもながらの専門知識の深さには舌を巻く

京都の芸大彫刻科を卒業し、高校の美術教師を10年間勤めていた著者だから当然とは言えぬほどに
詳細な専門知識を基に、骨とう品をめぐる犯罪を描いた短編集である。いつも思うが、黒川は書きたい
テーマを掘り下げるにあたり徹底した取材と書籍による調査を行っているはずだ。でなければ、そういった
分野でここまでの作品は書けまい。この短編集も5編の作品からなるが、どれも見事な出来栄えだ。
深い専門知識を分かりやすく説明しながら、何とか金を稼ごうとする悪党たちを実に上手く描いている。
そして、これも黒川作品に共通するが、大阪弁によるリスム感のある会話と筋運び。黒川は自分のことを
博打好きなちゃらんぽらんなおっさんというような大阪人特有の自虐的表現を使うが、作品に向かう
姿勢はどの作家に比しても真摯である。そこが、私が黒川を大好きな作家と思う大きな理由だ。
文福茶釜Amazon書評・レビュー:文福茶釜より
4163184406
No.18:
(5pt)

落語のようなドタバタ劇

疫病神シリーズ以外も気になって購入しましたが、テンポが良くすいすい読めました。
骨董や美術商という一癖ありそうな登場人物たちの騙し騙され、という話ですがドロドロした感じはなく、タイトルの印象通り、まるで落語を聴いたようなカラッとした読後感。
ワルを美化はしないけれど、完全に否定もしない黒川さんの小説は
読み手に義憤のようなものを押し付けないし、陳腐な感動も押し付けない。
ただ面白く楽しく読まてくれるけれど、最後に「人間ってこういう弱さがあるよなぁ」とほんの少し愛おしい感じがします。
文福茶釜Amazon書評・レビュー:文福茶釜より
4163184406
No.17:
(2pt)

繰り返されるとつらい

欲に駆られてヤバイことに手を突っ込み、結果として成功しない、という短編が続く。儲けの可能性に目が眩む人間しか基本的に出て来ないのでワンパターン。
美術品偽装の知識を得られるとしても、無駄にハラハラさせられて疲れるという感じ。
文福茶釜Amazon書評・レビュー:文福茶釜より
4163184406
No.16:
(4pt)

骨董目利きの方必見

人の欲と騙し合い、駆け引きがたまらなく面白い 売り手と買い手どちらが上か
文福茶釜Amazon書評・レビュー:文福茶釜より
4163184406



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