落英



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初公開日(参考)2013年03月
分類

長編小説

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落 英

2013年03月21日 落 英

大阪府警薬物対策課の桐尾と上坂は覚醒剤密売捜査の最中、容疑者宅で想定外のブツを発見した。発射痕のある中国製のトカレフ―迷宮入りしている16年前の和歌山・南紀銀行副頭取射殺事件で使用された拳銃だった。ふたりは拳銃を調べる専従捜査を命じられ、射殺事件を担当していた和歌山県警の満井と手を組む。しかし、満井は悪徳刑事だった。桐尾と上坂は、事件当時に犯人と目されていた暴力団幹部に、発見した拳銃と同じものを売りつけるよう、満井に持ち掛けられる。金さえあれば、いつでもあの女を抱ける―。黒い欲望が、刑事を危険すぎる囮捜査に走らせる。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.67pt

落英の総合評価:7.44/10点レビュー 27件。Aランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(7pt)

落英の感想

堀内、伊達シリーズとにてますね。
結末は落としどころに落としてますが、そこに至るまでの展開、描写はおもしろい。

kmak
0RVCT7SX
No.2:
(8pt)

刑事の日常

後妻業を読んでからこの作家にハマった。
つまりはこの人の文章が自分にはぴったりくると言うこと。大げさでなく地味でもなくどちらかというと簡潔ともいえる
書き方で物語が進むのだけれど日常が上手く書かれていて読み進むのが楽しい。
どの作品でもそうだけれど登場人物が酒や食い物に金を使うことには頓着しないところがあって、ある意味こちらには
そこが小気味よくてストレスの解消になるところもある。女に関してもそうで自分には出来ない生き方が読んでいて痛快と
感じるのがこの人の作品の本筋だろうと思う。一課ではなく薬対課の二人の刑事の遠張りという何気ない日常から始まる
この物語はある意味淡々と進む。しかし、オマケのような拳銃発見という事態から思わぬ方向に二人の刑事も振り回される
事になる。和歌山の刑事もキャラ的には面白く三人での特捜捜査も和歌山の刑事の云う通り捨てられた三人であるのは
間違いないだろう。そんな三人がじわじわと足を踏み外していく様が読んでいてとても分かり易い。
下っ端刑事の心情と思惑がストレートにこちらに響く。書き方の妙とセリフの面白さ。やくざ社会や企業の裏の顔と言ったところは
この人の独壇場ともいえるほど的確で物語に馴染む描き方だ。何冊か読んだけれど例の刑事コンビとは違う二人の刑事の物語だが
好き嫌いでいえばこっちの方が自分は好きだと言える。ラストもまぁそんなところだろうと納得して読み終えた。
この人の作品をもっともっと読みたいと思うが意外と高齢の方なので新作が出るのか分からないが期待はしたいと思う。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.1:
(8pt)

いつもながら抜群のテンポの良さと会話の面白さ

夕刊紙連載に加筆・修正した長編小説。大阪府警シリーズには分類されていないが、大阪府警の刑事二人を主人公にしたクライム・アクションである。
府警麻薬対策課の桐尾と上坂は34歳の同期生。同じ班に配属されている二人が覚せい剤取引捜査中に、容疑者が借りていたガレージで中国製のトカレフを発見した。本部長表彰も貰えるのではないかと期待したのだが、その拳銃が迷宮入りした和歌山県での銀行副頭取射殺事件で使用されたものであることが判明し、二人はその事件への専従捜査を命じられる。事件を担当した和歌山県警に赴くと、二人を迎えたのは定年間近でやる気が無い、ハグレ刑事の満井だった。やってるフリだけの捜査を進めていた三人だったが、満井は桐尾と上坂に「事件に関係したと目される暴力団幹部に、偽って別のトカレフを売りつけよう」と持ちかけてきた。刑事が暴力団に拳銃を売るという、とんでもない犯罪行為だが、金に釣られた二人は誘いに乗って危険なおとり捜査に加担することになった・・・。
とてつもなく無茶な話だが、前半の麻薬常習者との内偵捜査の駆け引き、後半のやくざたちとの取引ともに、黒川節でテンポよく語られて行くと妙なリアリティがあり、どんどん引き込まれていく。また、大阪弁での会話の躍動感がストーリーを生き生きと彩って飽きさせない、一級品のエンターテイメントである。
黒川博行ワールドにどっぷり浸れる作品として、自信を持ってオススメできる。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.24:
(4pt)

良いと思います

良い
落 英Amazon書評・レビュー:落 英より
4344023552
No.23:
(1pt)

だらだらしたテンポ

全てに起伏が無く、流れがだら~っとしているから、一気に読み進むことが無い。今も10頁ほど残して次に買った文庫本を読み始めている。もはやこの本を読み切ることは、ただただ読み切らなきゃという義務感の気持ちだけ。
(下)巻を買うことは無いな。
落 英Amazon書評・レビュー:落 英より
4344023552
No.22:
(4pt)

黒川作品

いつもの事ですが、黒川さんの作品は大阪が舞台で、本当の事件を擬えているのが、とても面白いです。
落英 (下) (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:落英 (下) (幻冬舎文庫)より
434442395X
No.21:
(3pt)

落英 (上)

昇進の道が閉ざされても猟犬のごとく犯人を追う桐尾。薄毛で小肥(こぶと)り、映画オタクの上坂。大阪府警の万年一兵卒の刑事二人が覚醒剤密売捜査の最中、容疑者宅で想定外のブツを発見した。迷宮入りした十六年前の和歌山・南紀銀行副頭取射殺事件で使われた拳銃だ。二人は拳銃を調べる専従捜査に入り、射殺事件を担当していた和歌山県警の満井と出会う。
落 英Amazon書評・レビュー:落 英より
4344023552
No.20:
(5pt)

感心するぐらい面白いなあ、黒川作品は。

黒川作品でよく取り上げられる、男二人のコンビが大阪を舞台に活躍しながら、裏社会を生き抜くストーリー。今回は、大阪府警の
薬物対策課の中堅刑事桐尾と上坂が主人公だ。然し、もっと癖の強いキャクターのベテラン刑事和歌山県警の満井が、二人を食う
程インパクトが強い。桐尾と上坂は、適当に仕事をさぼりもするが、自分の仕事には基本真面目な刑事たちだ。彼らは薬物捜査の
際、昔和歌山において迷宮入りした事件で使われた拳銃を発見することになる。それが縁で、和歌山の「汚れ刑事」満井とその
迷宮入り事件と関連した企業トップ殺害事件を追うことになる。いつもながら、どうやってそんな詳細な知識を取材あるいは吸収
したのかと思わせるほどの徹底した現実的なストーリー展開と描写。結構ノワール小説ではあるが、これも毎度の大阪弁での軽妙な
やりとりで暗さがない。また、黒川は主人公たちもそうだが、脇役を描くことが極めて巧みだ。満井を筆頭に、ヤクザ、利権屋、
汚れた銀行家などなど、たくさんの人物を登場させながら、皆生き生きと描かれる。とにかく、この作品も面白い。実際にあった
銀行家殺人事件をモチーフにしていることもあり、ああ、真実はこうだったのかなどと勝手に考えさせてくれる。黒川作品は、どれも
質が常にハイレベルをキープしている。決して読者を裏切らない。ラストもちょっとほろ苦く、現実的で決してハッピーエンドではない。
まあ、当たり前の結果なのだが、ちゃんと納得出来る終わり方だ。巧いなあと思う。最後に黒川の大学時代の後輩である
彫刻家が解説を書いているが、これまた面白い。黒川の友人も同じセンスを持った人間ばかりなのだろう。
落 英Amazon書評・レビュー:落 英より
4344023552



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