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落英
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落英の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全24件 1~20 1/2ページ
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良い | ||||
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全てに起伏が無く、流れがだら~っとしているから、一気に読み進むことが無い。今も10頁ほど残して次に買った文庫本を読み始めている。もはやこの本を読み切ることは、ただただ読み切らなきゃという義務感の気持ちだけ。 (下)巻を買うことは無いな。 | ||||
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いつもの事ですが、黒川さんの作品は大阪が舞台で、本当の事件を擬えているのが、とても面白いです。 | ||||
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昇進の道が閉ざされても猟犬のごとく犯人を追う桐尾。薄毛で小肥(こぶと)り、映画オタクの上坂。大阪府警の万年一兵卒の刑事二人が覚醒剤密売捜査の最中、容疑者宅で想定外のブツを発見した。迷宮入りした十六年前の和歌山・南紀銀行副頭取射殺事件で使われた拳銃だ。二人は拳銃を調べる専従捜査に入り、射殺事件を担当していた和歌山県警の満井と出会う。 | ||||
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黒川作品でよく取り上げられる、男二人のコンビが大阪を舞台に活躍しながら、裏社会を生き抜くストーリー。今回は、大阪府警の 薬物対策課の中堅刑事桐尾と上坂が主人公だ。然し、もっと癖の強いキャクターのベテラン刑事和歌山県警の満井が、二人を食う 程インパクトが強い。桐尾と上坂は、適当に仕事をさぼりもするが、自分の仕事には基本真面目な刑事たちだ。彼らは薬物捜査の 際、昔和歌山において迷宮入りした事件で使われた拳銃を発見することになる。それが縁で、和歌山の「汚れ刑事」満井とその 迷宮入り事件と関連した企業トップ殺害事件を追うことになる。いつもながら、どうやってそんな詳細な知識を取材あるいは吸収 したのかと思わせるほどの徹底した現実的なストーリー展開と描写。結構ノワール小説ではあるが、これも毎度の大阪弁での軽妙な やりとりで暗さがない。また、黒川は主人公たちもそうだが、脇役を描くことが極めて巧みだ。満井を筆頭に、ヤクザ、利権屋、 汚れた銀行家などなど、たくさんの人物を登場させながら、皆生き生きと描かれる。とにかく、この作品も面白い。実際にあった 銀行家殺人事件をモチーフにしていることもあり、ああ、真実はこうだったのかなどと勝手に考えさせてくれる。黒川作品は、どれも 質が常にハイレベルをキープしている。決して読者を裏切らない。ラストもちょっとほろ苦く、現実的で決してハッピーエンドではない。 まあ、当たり前の結果なのだが、ちゃんと納得出来る終わり方だ。巧いなあと思う。最後に黒川の大学時代の後輩である 彫刻家が解説を書いているが、これまた面白い。黒川の友人も同じセンスを持った人間ばかりなのだろう。 | ||||
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アマゾンで買った本のみレビューしています。物語・作り話が好きなので小説しか読みません。リアリテイー等は関係ありません。事実と違うなどと言ってる人がいますが、なぜ事実じゃないと知っているのでしょうか?学者が書いているから?不思議で仕方がありません。物語では信長は本能寺で死ななくてもいいのです。面白いか面白くないかのみが判断基準です。それではよろしくお願いします。 | ||||
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大阪府警の刑事・桐尾と上坂のコンビが、覚醒剤密売捜査の最中、拳銃を見つける。 しかもそれは、迷宮入りした射殺事件で使われたものだった。 専従捜査を命じられた2人は、射殺事件の当時を知る和歌山県警の満井と組む。 自分に正直な桐尾、ちょっぴり哀しい上坂、悪徳刑事っぽい満井。 この3人が組み、捜査が進展するにつれ、坂道を転がり落ちていくような黒い化学変化が生まれる! いつもどおり、登場する警察官はクズばかりだが、 今回は銀行員のクズっぷりが描かれている。 黒川氏にかかると、あらゆる職業の人がクズにされてしまいそうだ。 | ||||
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大阪府警で令状なしに銀行の支店長に情報を強要するところが興味深い。支店長が名刺を出し「支店長の○○と申します」30過ぎの刑事が「○○の入出金記録を見せてください」「必要なら令状持ってますが。。」「いえいえ、すぐ出させます。」しょっちゅうこんな事してるんでしょうな。 最後、主人公の刑事が500万程余分にせしめた金で風俗嬢と豪華マンションで派手に暮らしたのを監察に咎められ、相棒とたもとを分かつことになる。 この刑事の行く末は西成のホームレスというところか。やめた和歌山のポンコツ刑事といい。警察やめた後は悲惨なことになる。 なんと浅はかな奴らである事か。警察に居てこその特権であるのに。 大阪や和歌山になじみのある者にとっては親近感のわく小説である。それだけ。 | ||||
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黒川作品らしい会話のテンポと軽妙さはあるが キャラの持つ矜持が無かった。 特に満井に関しては捜査への執念から何か因縁があるのかと思わせて何もないなどキャラの使い捨てか次回作(オチからすると難しそうだが)への布石としか思えない扱いが目立った。 またオチに関してもそうなると納得できるような筋立てに全くなっていなかった。 ストーリー自体も麻薬流通ルートの枝を一つ潰すというものから迷宮入りした殺人事件の捜査へとスケールアップと期待だけさせたのにオチがひどすぎた。 | ||||
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友達に頼まれ探してました。 購入できてよかったです。対応もよかったです。 | ||||
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もったりしている、というのが印象です。 下巻で同じようなことを書いておられる方のレビューに近いです。 黒川博行さんにしては、というより、作品として見て、売りが少ないように思います。 この上巻は、桐ヤンっていい人だな、というのが一番の感想で、最後の方ででてくる和歌山の悪徳刑事が黒川さんらしい、と言えばそうでしょうけれど、もっと引き出しが沢山あって良い作家さんだと思います。 疲れた体を引きずる気分になってきたので、下巻は本屋で飛ばし読みをして結論だけ読んでみようかな、と正直思ってしまいます。 | ||||
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黒川氏の作品にしては面白くない。 黒川氏の作品は、どれも読む前から期待度が高いので残念。 見せ場がなく淡々と始まり、淡々と終わる感じ。 途中から読むのが、イヤになるくらいテンポが悪く 最後は無理やり完結させた感じです。 | ||||
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大阪府警の薬物対策課の刑事、桐尾、上坂さんの張り込みで覚醒剤売買の流れが解明され家宅捜査が行われますが、覚醒剤の他に、殺人履歴のある拳銃が見つかります。二人は、和歌山県警盗犯課の満井刑事を加えた三人で専従班を作らされ、時効になった殺人事件で使われた後の拳銃の流れの解明に取り組みます。その経緯と関連する三人の稼ぎ活動が物語の主題となります。 黒川先生の小説に出てくる刑事は、裏稼業や裏金作りに励むことが多く、ワタシが期待するところの、武士は喰わねど〜というような矜持と清廉さは無いのですが、それは本作でも同じです。落胆してしまいますが、多少の差はあれ現実なのでしょうか・・・。まぁ、それでも、主人公が強請る相手はそれなりですし、先の限られた老人や、過去の経緯はあれ今は家庭をもってつましく暮らす人を追い込まないようにしたいという感覚は見えていて、そこに安心感を覚えます。 長い物語ですが、あまり山や谷を感ずることもなく、坦々と進んで終わったというのが読後の印象で、面白さのレベルは”まずまず”というところでした。 | ||||
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まったくこの著者の作品は、はずれがない、すべて、面白く、いっき読み、文庫化すべてよんでしまって。 次作文庫化を楽しみに、待つ日々。 | ||||
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疫病神シリーズで黒川作品にはまり、色々と読んでいますが、落英の刑事コンビもひけをとらない面白さでした。黒川作品はスピーディな展開で話が進んでいくので、読み出したら止まりません。今回も刑事のコンビが大阪、和歌山、京都、沖縄等を走り回ります。相変わらず関西弁のやり取りが面白く、また色々な地域が出てくるのでその地域を想像しながら読むのが楽しいです。黒川作品は警察や暴力団等の内部の世界もリアリティに描かれているので、とても勉強にもなります。 | ||||
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ストーリーは前半と後半に大きく分かれています。 前半はほぼ真っ当なスタイルで、内偵から検挙に至る一部始終の顛末を綿密に、しかもメリハリをつけて描いています。 刑事コンビのキャラ、事のあらましなどに大阪のおもしろさを交えて書かれており、痛快に楽しめます。 前半部分はあくまでも前ふりであり、後半には小説としてのおもしろさがどんどんエスカレーションしていきます。 はっきりいって、むちゃくちゃな展開が待っています。 刑事コンビが、和歌山のちょっとくせのある老いぼれ刑事と出会って、ひょんなきっかけができてしまうのです。 そのあげく、どっちがどっちなのかという、紙一重から、いつのまにか一線を越えていくのです。 この辺りが「落英」、すなわち“花びらがはらはらと乱れ散るさま”を描いています。 舞台は和歌山から大阪南部を中心に、おなじみの関西ローカル路線がみどころであり、登場人物もべたべたのユニークなキャラです。 ラストのパターンがいつもの黒川作品と少しちがい、意外にストレートな感じですが、違和感がなくこれもいいと思います。 | ||||
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いつもながら面白かったです。 そうでありながら、いつものノワールものとは、ちょっとテイストが違っており --- 言わば「疫病神」シリーズの痛快さと、不思議な終わり方をする短編群の不気味さがミックスされたような --- 中盤までは先が読めずにワクワクしながら読むことができました。 是非、このコンビ(或はトリオ)の活躍もシリーズ化して欲しいです。 | ||||
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期待が大きかっただけに、ちょっとがっかり。黒川さんらしい匂いがない。普通の警察物としてはレベル以上なんだが、物足りなかった。 | ||||
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阪和銀行、住友銀行の役員殺人事件を題材にお得意のヤクザと汚れ刑事。 実在の事件をもとに自分の得意なフィールドでストーリーを展開する手法は山崎豊子や清水一行を彷彿とさせるし、誰も浮かばれないエンディングにはリアリティがある。 国境には少し及ばないけど、過去を紐解いていく展開にはリアリティに加えてノスタルジーも感じることができる。 | ||||
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タバコをすわないので、本についていたタバコ臭いが気になってしまいました。古本を出品する方は、臭いについても記載されると購入の判断になると思います。喫煙者には、気にならないと思いますが、結構しんどいですよ。 これさえなければ、4つ星でした。 | ||||
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