罪喰い
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全編面白かった。ただこの本での作品の選択の問題なのかもしれないが、大体後半の作品を読んでいると早々に展開が読めてしまうところがあった(特に失踪とか恋愛?関係とか、狂っていく様子とか)赤江獏はこれしか読んでいないのでもしかしたらこの作品集に限らず全部そうなのだろうか。 | ||||
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幻想文学を読みたくて赤江瀑にたどり着きました。 タイトルにもあるように、こんな表現豊かな美しい地の文を読んだことがありません。 ただ正直、ページをめくりたいと思えませんでした。というのも、あまりワクワクしなかったからです。 | ||||
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赤江さんの書籍を買ったのは初めてです。 新聞の書評欄で出会いました。 誰でも知ってる大企業の副社長(副会長だったかもしれません)という肩書の方が書いた、こちらの「罪喰い」を勧める文章が載っていました。 その内容は言い回しなども教養にあふれていて、でも平易な言葉遣いで、地位の高い人が勧める書籍を読んでみたくなったのがきっかけです。 人は誰でも、大人になれば「喜怒哀楽+性」に共感できる部分が育まれてくると思います。 そういうつもりで読み進めていたので、何度も裏切られ騙されました。 こちらの書籍は、全てにおいてぶっ飛んでいるんです。 読み終えて、筆者の使いこなす言葉の的確さ、感情を表す言葉の種類の多さに感銘を受けました。 また、あの大企業の副社長は、この本を読んで、他人に勧める文章を書いたんだなぁと少し驚きました。 普通の主婦の私が周りに勧めたら引かれると思います。 読み終えた自分の感情が、背徳なのか憧れなのか焦りなのか、よくわかりません。 高揚していることは確かです。 以上は興奮が覚めない内に書いたレビューなので、ご容赦ください。 | ||||
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表題作など初期の5編を収録した短編集。 久しぶりの再読してみると、この作家、意外に理知的なところがあると感じた。 『ライオンの中庭』のバレエ、『赤姫』の歌舞伎、『サーカス花鎮』の体操とサーカス、といった題材の選択は、いかにもこの作者らしいところではある。『花夜叉殺し』では庭師の世界が描かれているし、表題作の主要登場人物は建築家とインテリア・デザイナーで、それに奈良時代の彫刻をからめている。それらの様々な芸術・芸能を素材に、巻末解説で寂聴さんが「悪魔」「毒酒」「非現実」等と書かれているような描き方で仕上げているのは間違いない。 ただし、不思議な出来事が起こるのは確かなのだが、最終的にはだいたいにおいて、謎解きミステリ的とも言えそうな論理的な説明が付けられているのである。『花夜叉殺し』については本当にそんなことができるかどうか疑問だが、予想しやすいこともかえって幸いして、説得力はあった。 | ||||
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罪喰い/ライオンの中庭/赤姫/サーカス花鎮/花夜叉殺しの5篇を収録。今作ではドロドロとした男女の愛憎のもつれが核になったものが多く見られ、『ライオンの中庭』ではモダンバレエを、『赤姫』では歌舞伎を、『サーカス花鎮』では移動式サーカス団をというふうに、いつもながらに特異な素材を卓上に並べながら、味わったが最後、抜け出し難い深みへと絡めとる底なしの人間模様を生み出している。 中でも別格なのが『花夜叉殺し』 これは光文社文庫から刊行されている赤江瀑傑作選のうち"幻想篇"のタイトルにもなっている作品。京都の、いわくつきの"庭"を舞台に、無数の花樹とともに紙面からにおい立つような、噎せ返るような官能の世界が浮かび上がる。まるで鬼火のように怪しく明滅しながら進行するラストにかけては、完全に自分もその毒想的な庭園の渦中に取り込まれていた。この作品に限らないが、何度読んでも引き(擦り)込まれるこの魅力(磁場)は、ちょっと他には思い浮かばない。 | ||||
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