(短編集)

最後の楽園: 服部まゆみ全短編集



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    初公開日(参考)2019年11月
    分類

    短編集

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    最後の楽園: 服部まゆみ全短編集

    2019年11月28日 最後の楽園: 服部まゆみ全短編集

    究極のゴシック・ミステリ作家が遺した、全ての短編を収録。純真と憎しみ、欲望と献身、恐怖と甘美―今まで読めなかった、幻の十七編。(「BOOK」データベースより)




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    No.1:
    (5pt)

    服部まゆみの全短編集。全17編。未発表作品はない。ミステリー仕立てにこだわっている作品に傑作が多い。

    服部まゆみの全短編集。全17編。単行本または雑誌で発表済みのものばかりで、未発表作品はない。(以下、数え間違い、勘違い、見解違いご容赦)
    服部まゆみは1987年『時のアラベスク』が横溝賞大賞を受賞してデビュー。2007年に58歳で没。9冊の長編と1冊の短編集を残した。
    個人的に一番好きな作品は、ヴィクトリア朝時代ミステリーの傑作『一八八八切り裂きジャック』である。
    概略
    〇長さは、中編1編(『桜』)、中編に近い短編が6編(『時のかたち』、『雛』、『怪奇クラブの殺人』、『松竹梅』、『骨』、『葡萄酒の色』)、短編が9編、詩が1編である。
    〇初出は、雑誌→個人短編集が4編、アンソロジーが6編、雑誌が6編、自主版1編である。
    〇シリーズ性は、画廊幽玄堂シリーズが2編(『骨』、『雛』)、金田一耕助シリーズが2編(『松竹梅』、『髑髏指南』)で、他はノンシリーズである。
    〇猫ミステリー2編、美術ミステリー1編、昆虫ミステリー1編、犬ミステリー1編、猫・音楽・桜ミステリー1編、歌舞伎ミステリー1編、美術ホラー1編、人形ホラー1編、蛇ホラー1編、その他6編である。
    私的感想
    〇物足りない作品が数編あるが、他はよく考えられ、吸引力高く、個性的な佳作揃いと思う。
    〇内容で分けると、純粋な本格ミステリーは1編のみ(『松竹梅』)。怪奇、耽美、ファンタジー色を帯びるが、ミステリーにこだわっているもの8編。非現実のホラー・ミステリー2編、怪奇小説とゴシックロマン6編かと思う。ミステリー仕立てにこだわっている作品に傑作が多い。
    〇以下、気に入った作品を一位から五位まで選び、ちょっとコメントを書く。
    第一位『時のかたち』・・ホラーかと思ったら、堂々たる本格トリック。情念深い。
    第二位『葡萄酒の色』・・軽井沢ミステリー。暗示とうわさ話の陰で情痴ドラマが進行。猫の使い方が巧み。
    第三位『松竹梅』・・昭和44年の金田一耕助。堂々たる本格トリック歌舞伎劇場ミステリー。
    第四位『桜』・・猫・音楽・桜・遺言・親子関係・妻妾関係と盛りだくさん。愛人のキャラクター設定が魅力的。
    第五位『Happy birthday to you』・・非現実のホラーミステリー。面白い。構造は大体わかっていても展開は意外。
    次点『猫の手』、『恋する心』・・巻頭の短い2編。どちらも強烈な印象を残す。
    私的結論
    〇貴重な出版である。
    最後の楽園: 服部まゆみ全短編集Amazon書評・レビュー:最後の楽園: 服部まゆみ全短編集より
    4309028446



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