時のアラベスク
- デビュー作 (105)
- 横溝正史ミステリ大賞受賞 (25)
- 薔薇 (18)
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書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
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素人が書いたミステリーそのものでした。いかにもオシャレな女子の好きそうな舞台設定で出てくる小道具も寒気がするほど恥ずかしいものでした。さすが角川の選ぶ応募作です。 | ||||
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私がなぜこの作家の作品に触れたのか、そのきっかけは今となってはもはや思い出せない。『このミス』でも何度かランクインしている新本格以前のミステリ作家であり、2007年、惜しまれながら夭折した。 | ||||
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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週刊文春1987年 国内3位第7回 横溝正史賞受賞作新進作家 澤井慶は、文通相手であった糸越魁に脅迫を受けていた。親友の根岸亮が心配するなか、慶の父が殺害される。慶の作品の映画化がすすむうち、パリ、ブリュージュといったロケハン場所にも糸越の影がちらつくようになる ・・・事件の真相については先が読みやすいし、ありがちな話しなので、物足りなさを感じる。横溝正史賞の冠を頂いているので、耽美なところが見所ということなんだろうか。慶のエキセントリックな性格や、愛情に近い亮の感情、外国の古都で展開される殺人事件、随所に見られる芸術への造詣等では、耽美とか幻想とかがしっくりとこない。むしろ、ボーイズラブちっくな男性登場人物のナイーブさを含め、何かの模倣のような印象を受けてしまう。会話中で( )が多様されるのも気になるところ。ラスト近くの怒涛の死者続出に驚いたが、残念ながら、自分にはあわなかった。外国で暴漢に襲われたらヒトゴロシとは言わんだろし。 | ||||
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週刊文春1987年 国内3位 第7回 横溝正史賞受賞作 新進作家 澤井慶は、文通相手であった糸越魁に脅迫を受けていた。親友の根岸亮が心配するなか、慶の父が殺害される。慶の作品の映画化がすすむうち、パリ、ブリュージュといったロケハン場所にも糸越の影がちらつくようになる ・・・ 事件の真相については先が読みやすいし、ありがちな話しなので、物足りなさを感じる。横溝正史賞の冠を頂いているので、耽美なところが見所ということなんだろうか。慶のエキセントリックな性格や、愛情に近い亮の感情、外国の古都で展開される殺人事件、随所に見られる芸術への造詣等では、耽美とか幻想とかがしっくりとこない。むしろ、ボーイズラブちっくな男性登場人物のナイーブさを含め、何かの模倣のような印象を受けてしまう。会話中で( )が多様されるのも気になるところ。 ラスト近くの怒涛の死者続出に驚いたが、残念ながら、自分にはあわなかった。外国で暴漢に襲われたらヒトゴロシとは言わんだろし | ||||
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正体の見えない脅迫者。殺人。怪奇な事件。 混迷していく事態と深まる謎は、やがてきれいに収斂され、意外な犯人と真相にたどりつく。練り上げられた構成は、推理小説として申し分ない。 なのに、どこか乗りきれないのは、主要人物に美形と天才が揃いすぎているから。 若く美しい小説家。世界に名だたる映画監督。絵画の公募で大賞を受賞する美少女。映画監督としての将来に太鼓判を押される美少年。そして絶世の美青年である、脅迫者。 話を盛り立てるためなら、どんな人物が登場しようと問題ないのだが、無駄に集合しすぎて嘘っぽく空々しい感じがする。 その上!天才の書いた事件の発端となる小説の内容が、まるで稚拙に感じられるから、どうしようもない。作中では文学史上に残る名作とまで評されているから、いっそう興ざめてしまう。 耽美な面々に囲まれた「普通」のキャラたちは、逆にすごく俗っぽく描かれ、こちらにも良い印象を持てない。 舞台はロンドン、ブリュッセル、ブリュージュ、パリと転々とし、美しいヨーロッパの街が詳しく描かれているので、旅のガイドとして読むとすごく楽しい。本を片手に、主人公たちの足取りを追って旅してみると素敵だと思う。 | ||||
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正体の見えない脅迫者。殺人。怪奇な事件。 混迷していく事態と深まる謎は、やがてきれいに収斂され、意外な犯人と真相にたどりつく。練り上げられた構成は、推理小説として申し分ない。 なのに、どこか乗りきれないのは、主要人物に美形と天才が揃いすぎているから。 若く美しい小説家。世界に名だたる映画監督。絵画の公募で大賞を受賞する美少女。映画監督としての将来に太鼓判を押される美少年。そして絶世の美青年である、脅迫者。 話を盛り立てるためなら、どんな人物が登場しようと問題ないのだが、無駄に集合しすぎて嘘っぽく空々しい感じがする。 その上!天才の書いた事件の発端となる小説の内容が、まるで稚拙に感じられるから、どうしようもない。作中では文学史上に残る名作とまで評されているから、いっそう興ざめてしまう。 耽美な面々に囲まれた「普通」のキャラたちは、逆にすごく俗っぽく描かれ、こちらにも良い印象を持てない。 舞台はロンドン、ブリュッセル、ブリュージュ、パリと転々とし、美しいヨーロッパの街が詳しく描かれているので、旅のガイドとして読むとすごく楽しい。本を片手に、主人公たちの足取りを追って旅してみると素敵だと思う。 | ||||
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「こんなことになるとは」 と、何度も驚かされる本でした。 読んでて楽しくなるような本を求める方には、 この作品は向いていません。 恐怖、怒り、驚き、悲しみ、そして絶望。 さまざまな感情が交錯し、読む人の心へと傾れこんできます。 胸を張ってと星5つをつけられる作品です。 | ||||
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