罪深き緑の夏
- 蔦屋敷 (1)
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点1.00pt |
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
横溝正史賞受賞後第1作の本書はなんとも幻想味溢れるミステリ。 | ||||
| ||||
|
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
雰囲気が最高 ラストに向けてどんどん妖しくなっていく 美しくて儚い世界…… 最後のほうで登場人物たちの本心をある程度知れた この状態でもう1回最初から読み直したい 何もかもを種明かししてくれてる訳じゃないから想像の幅も広げ放題 舞台設定から絶対好きなやつだって分かってたので期待通りです…! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とにかく、おもしろい! 一気に読めます。オススメです | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
美術や芸術に興味もなく知識もない私は楽しむことができませんでした。 それらの固有名詞が多く登場しとにかく読んでいて情景を思い描くのが難しく、作品世界へとすんなりと入っていけませんでした。 凡人には難しい読み物に感じました。 またミステリー要素も多いですが、匂わせが多くスッキリと解決もしないのでモヤモヤが残りました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
服部まゆみさんの作品は、以前『この闇と光』を読んでいます。その際は特に気にならなかった憶えがあるのですが、こちらの作品は、内容以前に日本語の間違いの多さに辟易しました。蔦屋敷の住人である鷹原家は元華族のお家柄の設定なのですから、間違った敬語満載では、設定からしてもうオシマイです。「おっしゃられる」「見えられる」「伺わせていただく」「拝見させていただく」、すべて大間違いです。正しくは「おっしゃる」「見える」「伺う」「拝見する」です。中でも「見えられる」は流石に初めて見た間違いでした。最近はこうした間違いがまるで正しいかのように使われていますけど、こちらは90年代の作品なのに、ちょっと酷すぎますね。また百合が「仕方がございません」という場面がありますが、「仕方がない」で一つの言葉なので、丁寧に言うなら「仕方がないことでございます」です。 私は皆川博子さんの作品が大好きで、山尾悠子さんも好きです。「ファンが被る」という意見も聞きますが、服部まゆみさんについては、私はダメです。文章が美しいと書かれている方が多いのですが、私には頑張って耽美な世界を描こうとしているようにしか思えず、鷹原家の面々が出てくると、秋吉理香子さんの『暗黒女子』で描かれたふた昔前の少女マンガのようなお嬢様学校を思い出してしまい、むずむずしてきました。ついでに澁澤龍彦作品も大好きなので、鷹原龍由のモデルが澁澤さんなのはすぐにわかりましたけど、彼が出てくるたびに「いや、こんな得体のしれない気持ち悪い人じゃないと思うんだけど」と違和感が拭えませんでした。要は、全体に陳腐なのです。 多分、なのですが、このお話が外国の設定だったら、こんなに私もボロクソに思わなかったと思います。日本が舞台では、ありえないんですよ。無理がある。それにミステリーとしても、そこまで面白くもないです。太郎があんなにも淳を妬む理由が乏しいし、あのお屋敷の兄妹の近親相姦もお約束な印象です。『この闇と光』のオチも予想外というより、荒唐無稽でしたし、服部さんの作品は(この2作品のみで言えば)小説というより少女マンガに近いように思えます。 絶賛しているレビューが多い中、水を注すようですが、作家さんなら日本語はちゃんと書いて欲しいと思うので酷評となりました。そして、皆川さん、山尾さんファンとしては、お二人の流麗な文体と比べるのは、勘弁していただきたいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
TANAKA AZUSAさんの魅惑的な装画 とあいまって、一生手元に置いて置きたい本です。 罪深き緑の夏。 禁断の果実を 少しずつ、 口の中に含んでいくような 感覚と錯覚。 生活感のない、 真空のような森の中の 洋館に棲む美しい兄妹 彼らに 魅了される異母兄弟。 物語は鋭利に場面展開していく。 あくまでも、美しく、、、 濃密で謎めいた 人間関係に失神しそうな夏が 終わった。 何も答えを残さずに‥ ただ、ただ、 ゴシックロマンに 酔いしれるような恥美と少しの不道徳さを持ち合わせる本だった。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 11件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|