霊応ゲーム
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霊応ゲームの総合評価:
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高校最後の読書感想文にこれを選んだ。 理由としては数多の本の中で、一番最初に見つける事ができたのがこの本だからだ。 この本は誰ひとりも借りていなかったよ。つまり貸出カードに誰の名前も書いていなかったということさ。 これを見つけた時、凄くドキドキしたよ。 僕はこれから、誰も知らない本を読んでいくんだからね! 図書館で借りた時、前知識なし予習なしで読書をしたんだ。 読む時は一気に読み通した。 ジワジワ読む?僕には出来なかったね。 それだけ僕はこの世界観に引き込まれていたからなんだ。 ただ僕の記憶は、もう古く曖昧な点が多い。何しろ22年前に読んだからね。 内容は詳細には覚えてない事が多いけど、とても辛く明るい結末では無かったことは覚えてるよ。そして、失われゆく友情や憧れからの絶望…喜劇ではないことだけは確かだね。 ちなみに読書感想文に何を書いて良いか分からなかったよ。 | ||||
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この本はとても読みやすく、一気に読める魅力を持っています。内容については他の高評価レビューが既に触れている通り、 人間の暗いところを掘り起こすサスペンスホラーです。キャラクターが生々しく、魅力的に立ち上がります。特に成長途上である少年たちの心理描写は、この作者様が得意なのだと思います。 それゆえにどうしてこんな結末になってしまったのか、友達や家族のことを考えるかのように、何度読み返しても泣いてしまいます。 ただ、オカルト要素があり、その知識がある程度ないと、控えめでホラーな描写だけでは何が起こっているかわからないかもしれません。 霊応ゲームというタイトルの通り、ウィジャボードという降霊術、海外版こっくりさんがこの物語の鍵を握っているので、わからなければ基本的なルールは調べた方がいいでしょう。質問に答えてくれる、霊が現れる…取り憑かれる…など BLコーナーに分類されることがあるそうですが、同性愛が当時犯罪だったという題材が取り上げられることがあって、その話はメインではないので、誰にでも楽しく読めると思います。ホラーかサスペンスに置かれる方がいいのでは? 文章は簡潔で、くどくど説明することがなく読みやすい代わりに、展開を噛み締めないと見落とすことがありますが、それでもぐいぐい引き込まれ、寝不足になろうともページを進めることをやめられなくなります。 巧みな心理描写には、心が揺さぶられます。どうしてこうなったしまったのか…なるべくしてなったのだけど… 辛いとわかっていても読んでしまう、一生忘れられない物語です。 今は絶版されているのですが、この物語を気に入ったなら、同じ作者の「復讐の子」は日本語訳もあるのでおススメです。 | ||||
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面白いです。 読んで損はしません。 読了後、呆けたようになるので、そこだけ注意です。 | ||||
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美しい少年達の友愛、親愛、性愛、憎悪、執着、依存、諸々大好きな私ですが、英国ゴシックものは経験なかったのでパブリックスクールが舞台という設定に惹かれ、またこれだけ熱烈なファンがいるのだから間違いないのだろうと期待して読みました。 結論からいうと期待しすぎでした。 が、先を読ませる構成で、かつ綺麗に纏っていて軽く読み終えられました。 あの年代の欧州文化の知識が無くても小難しさを感じることはなく、堅くない文章でサラッと読めます。 設定や人物の関係性はよく出来ている印象です(私のような嗜好の人にウケるはず)。 もっと深掘りした細やかな描写があれば惹き込まれたと思います。 可も無く不可も無い読後感でした。 | ||||
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寄宿制の学校に通う主人公が教科書を忘れ、貸してくれた生徒と仲良くなり・・・というお話。 読み始めて最初は学園を舞台にしたビルドウィングス・ロマンかと思って読んでいったのですが、徐々に不穏になり、やがて・・・という感じの話でした。 あんまり書くとネタバレになるので踏み込めませんが、少年たちの脆く儚い関係が胸を打つ様な作品でもありますし、最後の陰惨さも印象に残りました。中盤以降の展開が、この作品を特別な存在にしている様に思えます。本書に関してはあまり内容や解説を読まずにいきなり読んだ方が楽しめるかも。 海外文学の動向はそれなりにチェックしているつもりなのですが、これに関してはノーマークで全く見落としておりました。己の不明を恥じます。ハードカバーで出ていたのも知りませんでしたし、その後復刊希望が多数あったのもしりませんでした。 学園ものサスペンスとして記憶に残る傑作。是非ご一読を。 | ||||
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