ウィンブルドン
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テニスの世界的大会の最中に脅迫電話がかかってきて・・・というお話。 この作品については粗筋を詳述しないと最大の醍醐味が書けないので以下は本書を読んでから読んで下さい。 テニスの世界一有名な大会ウィンブルドンで脅迫が行われ、「ダイヤをよこさないと観戦中の女王と決勝戦を勝った方を殺す」という内容で関係者と当事者が苦悩するというプロットは抜群に上手く、書かれてから30年以上経っているのに些かも古びていないと思いました。特に試合中の主人公二人が試合に負けたくないけれど買ったら殺される可能性を苦慮しながら試合を続ける所は数あるスポーツ小説の中でも白眉といっていいスリルとサスペンスを孕んで、読ませます。 また、試合の描写も息を呑む迫力で私の様にスポーツに興味のない虚弱体質の輩でも熱中できる所に本書の魅力が集約されていると思いました。 一つ注文を付けると、試合に勝ったら殺されるという脅迫を大戦中の二人に早い段階で知る様にさせて、試合中の二人の心理的苦悩をもっと掘り下げてくれていたら今より更に輪をかけた大傑作になったのではないかとも思いました。個人的な所感ですが・・・。デンカー「復讐法廷」でも最後の陪審員のディスカッションの部分をもっと詳しく書いたらもっと凄い作品になったのではないかと思いましたが、この時代の小説はあまり人間心理への深い突っ込みがない時期だったのでしょうか。 ともあれ本作が歴史に残るスポーツ・ミステリの傑作であるのは論を待たない事実だと思います。蛇足ですが、同じ様なスポーツ・ミステリの傑作はまだあり、例えばローゼン「ストライクスリーで殺される」(野球ネタ)とかマイルズ「全英オープン殺人事件」「ダブルイーグル殺人事件」(ゴルフネタ)等も復刊して頂きたいです。 スポーツを推理小説に取り込んだ小説としては最高峰といえる作品。是非ご一読を。 | ||||
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凄く爽やかで面白い小説だった!じわじわ感動した。 もっともっと二人の活躍を追いたいくらい。多分彼はこの先、昨今のジョコビッチのような全盛黄金期を迎えるのでしょう。で、彼はフェデラーみたいに長く活躍するといいな。…ヒューイットかな バックハンドのくだりやツァラプキンの使用ラケット数少なっ!とか、今と変わってる部分や変わってるようで変わってない部分やらも面白いです。作者の視点が所謂見る専なテニスファンそのものであることから、難しい表現は一切なく分かりやすく描かれているので(反面スポーツとしてのテニスの魅力はこの小説ではあまり描かれなかった!笑)テニスに興味なくてもきっと楽しめると思います。テニスに興味なくてもこの本が楽しめた人は、本当に面白いスポーツなので是非テニスに興味持ってほしいです。 二人の友情と成長がとても清々しく描かれているので読了後には満足感とこれで終わりかと思うと切ない気持ちになりました。 最初はツァラプキンという慣れない名前に違和感を覚えて感情移入しにくい気がしたのですが、最後の方では愛おしい響きに変わってました。 | ||||
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こんな楽しいスポーツ小説があったとは! テニスのルールを全く知らない自分でも十分楽しめました。 キャラクターの面白さによるのでしょう。 辞書のことを「字引」と訳しているところに時代を感じました・・・それもまたよし! | ||||
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ずっと以前書評でとてもほめてあって読みたいと思っていました。 錦織圭くんのおかげで日本人にもぐっと身近になったウインブルドンが舞台の 若い二人の一瞬の刻。 嫉妬などとは無縁の友情がほんとに美しく でも私は天才ではないキングにこの場は優勝させたいと応援しました。 このあと彼らの生きる道は今までのようではないでしょうが 親友というものは離れていても心のつながりは決して絶たれることはないですから。 キングの家族もいい雰囲気ですし なにより女王さまのかっこいいこと。 まわりは少し困っていましたが。 おすすめの1冊です! | ||||
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久しぶりに読み返しました。 くすぐったくなるような青春の一コマを共有できる大好きな本です! 後半のサスペンス部分も良いですがその前段の2人の主人公が友情で繋がってくトコがイイ! そうそう、同名の映画がありましたが全く別モノです。 「友だち甲斐がないな、きみは!」ってせりふがいいね。 | ||||
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