漆黒の森



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初公開日(参考)2015年02月
分類

長編小説

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漆黒の森 (創元推理文庫)

2015年02月13日 漆黒の森 (創元推理文庫)

連続殺人の手がかりは村に伝わる〈鴉谷〉の不吉な伝説。堅物の刑事と敏腕女性編集者が閉ざされた村での悲劇を追う、ドイツ推理作家協会賞新人賞を受賞した驚異のデビュー作。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt

漆黒の森の総合評価:6.67/10点レビュー 9件。Dランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

警察ものと言えるのか?

期待外れの一冊でした。

単独行動(全てではないけれど)する刑事。
準主人公ともいえる編集者の女性。
登場する人たち。
感情移入ができないばかりか、合点がいかないところが多く
これで警察ものと言えるのだろうか???と、ハテナマークばかりでした。


ももか
3UKDKR1P
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.8:
(5pt)

村の因習と利害、中世の森に迷い込んだよう

因習と利害と、中世の森に迷い込んでいるよう。人間の根源的な姿がのぞく。事件も村人もおぞましいが、そこにきれいな花のように、ある少年の姿が浮かび上がる。ペトラ・ブッシュ のデビュー作品。
モーリッツ主席警部とライターのハンナは互いの反目から親愛に変るが、それ以上の進展はなく、ほどよくつつましい。ドイツの閉ざされた村での殺人、村の因習により隠された秘密。終盤カラスの行列する祭りは、ひたひたとぶきみさが押し寄せる。日本の祭りを思わせるため、どこかなつかしくもある。プロットは巧みである。こういう村の因習集団のおそろしさを、いかにもドイツ的に描いた。キリスト教ではなくあくまで村の掟を守ること、その裏に村人の利害もからむ。しかし、都会ではありえない、とは言い切れまい。ペトラ・ブッシュの描いた世界がおそろしいのは、中世の森のようでありながら、現代とつながることだ。
漆黒の森 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:漆黒の森 (創元推理文庫)より
4488260039
No.7:
(3pt)

陰鬱としたドイツが舞台

謎解きの部分は物足りないと感じる方も多いかもしれませんが、 全体としては、登場人物は個性的で好感が持て、舞台となる ドイツの小村の様子もよくわかり楽しめました
漆黒の森 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:漆黒の森 (創元推理文庫)より
4488260039
No.6:
(4pt)

グリム童話のような陰惨さで、ミステリというより、ホラーに近いですよ。

いかにもドイツらしい重苦しい陰惨な連続殺人事件。 さすがはグリムの残酷童話の故郷である。 しかも、主人公の片方の女性編集者は頑固で意固地で、思い込んだらテコでも動かない、ドイツ女性の典型。 メルケル首相を思い浮かべてしまったほど。 グロテスクな事件を伝説に絡ませて起こすミステリの常道とも言えるデビュー作。 事件よりもコワイ人間関係。 楽しめるが、この主人公二人がカップルになることを想像すると、ますます怖くなる。
漆黒の森 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:漆黒の森 (創元推理文庫)より
4488260039
No.5:
(3pt)

ドイツの田舎を舞台にした「横溝風」ミステリー

裏表紙から
*************************
取材で黒い森を訪れた編集者のハンナは、トレッキングの最中に
女性の死体を発見してしまう。被害者は10年前に村を出て
帰郷したばかりの妊婦だったが、胎児が消えていた。
村に伝わる「鴉谷」の不吉な言い伝えや、過去の嬰児失踪事件と関わりが?
*************************

閉鎖的な村での捜査に苦労する刑事。
被害者の妊婦がなぜ10年前に村を出たのか?
鴉谷の言い伝えが明らかになっていくとともに
さらに殺人事件が。

ドイツ推理作家協会の新人賞を受賞したとのことですが
横溝ミステリーを知る日本の読者には、物足りないかも?
それでも、英米以外のミステリー小説が次々に翻訳されるのは
読者としてとても嬉しいと思います。
漆黒の森 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:漆黒の森 (創元推理文庫)より
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No.4:
(2pt)

私の期待値には達していなかった。

トレッキング・ガイドブックのための取材中に出版編集者ハンナ・ブロックは南ドイツの<漆黒の森(シュヴァルツヴァルト)>の一角、鴉谷(からすだに)で若い女性の遺体を発見する。腹部を切り取られ、臨月前に胎児が取り出されているという猟奇殺人事件であることが分かる。犠牲者は地元の小村の村長の妹で、ここ10年の間、消息不明だった人物だ。フライブルク刑事警察の主席警部モーリッツ・エルリンシュピールらが捜査を始めるが、他所者を受けつけない住民たちを前に、捜査は難航する…。

 フェルディナント・フォン・シーラッハ『犯罪』、ネレ・ノイハウス『深い疵』、アンドレアス・グルーバー『夏を殺す少女』と、ドイツ語圏の秀作ミステリーを翻訳し続けて来た酒寄進一氏の手による、ドイツ・ミステリーの近刊と聞き、迷うことなく手にしました。

 検視と鑑識という科学捜査技術が事件の真相を徐々に解明していく刑事小説の醍醐味。
 ネレ・ノイハウス『白雪姫には死んでもらう』をどことなく彷彿させるような、閉鎖的な村を舞台にして、陰鬱な住民たちによって捜査の進展が阻まれ続けるミステリー。
 あまりほめられない女性遍歴をたどってきたモーリッツと、野心家の取材者ハンナの人生が、猟奇殺人事件を背景に絡み合うという、独特のロマンス劇。

 こうした、醍醐味あふれるエンターテインメント小説を予感させる要素が盛り込まれている小説なのですが、残念ながら事件の真相と、その解明に向けた犯人追求劇には、私が期待したようなカタルシスを味わうことができませんでした。

 被害女性の弟で、自閉症と共に生きるブルーノが、事件の重要なカギを持つと思われる展開を見せるのですが、彼のこの事件への関わり具合の真相を知るにつけ、あまり現実味を覚えないと同時に、そしてまた、物語が見出した着地点はあまり愉快なものではなく、ご都合主義のそしりを斥(しりぞ)けるだけの力が備わっていないと感じたのです。
 
 とはいえ、ドイツのミステリー小説が優れた翻訳で読めるようになった近年の日本の出版事情を私は大いに歓迎しています。
 作者は2010年に発表したこのデビュー作が本国ドイツでかなり高い評価を受けたことで、順調に著作活動を続けているとのこと。東京創元社から続けて翻訳が出るのであれば、注視しておきたいと思います。
漆黒の森 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:漆黒の森 (創元推理文庫)より
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