ウィンブルドン
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初版刊行(参考)
種別
長編
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2,043回
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あらすじ
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評判
ウィンブルドンの評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 A ランク
ウィンブルドンの総合評価:
9.50/10点 レビュー 12件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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その他、Amazon書評・レビューが 12件あります。
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この作品については粗筋を詳述しないと最大の醍醐味が書けないので以下は本書を読んでから読んで下さい。
テニスの世界一有名な大会ウィンブルドンで脅迫が行われ、「ダイヤをよこさないと観戦中の女王と決勝戦を勝った方を殺す」という内容で関係者と当事者が苦悩するというプロットは抜群に上手く、書かれてから30年以上経っているのに些かも古びていないと思いました。特に試合中の主人公二人が試合に負けたくないけれど買ったら殺される可能性を苦慮しながら試合を続ける所は数あるスポーツ小説の中でも白眉といっていいスリルとサスペンスを孕んで、読ませます。
また、試合の描写も息を呑む迫力で私の様にスポーツに興味のない虚弱体質の輩でも熱中できる所に本書の魅力が集約されていると思いました。
一つ注文を付けると、試合に勝ったら殺されるという脅迫を大戦中の二人に早い段階で知る様にさせて、試合中の二人の心理的苦悩をもっと掘り下げてくれていたら今より更に輪をかけた大傑作になったのではないかとも思いました。個人的な所感ですが・・・。デンカー「復讐法廷」でも最後の陪審員のディスカッションの部分をもっと詳しく書いたらもっと凄い作品になったのではないかと思いましたが、この時代の小説はあまり人間心理への深い突っ込みがない時期だったのでしょうか。
ともあれ本作が歴史に残るスポーツ・ミステリの傑作であるのは論を待たない事実だと思います。蛇足ですが、同じ様なスポーツ・ミステリの傑作はまだあり、例えばローゼン「ストライクスリーで殺される」(野球ネタ)とかマイルズ「全英オープン殺人事件」「ダブルイーグル殺人事件」(ゴルフネタ)等も復刊して頂きたいです。
スポーツを推理小説に取り込んだ小説としては最高峰といえる作品。是非ご一読を。