(短編集)
薔薇忌
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薔薇忌の総合評価:
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「めざめても、しばらくは、残り火が身内をめぐり、わたしは陶酔からぬけ出して日常に戻るのが懶い」……まさに、そんな濃密な睡りのなかにある夢のような、短編集。世界から目を背けたくなったとき、Kindleに落とした本書を、絵画を鑑賞するかのように読んでいます。 | ||||
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好きな作家のひとりで、読んで後悔しない作家のひとりなので、安心で、購入しました。読む本がなくなったら、読みます。お安い時、キンドルに入れておくと安心。 | ||||
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読み進めている内容が真実なのか、真実だと思いたいだけの空想なのか、それは結局は全て登場人物たちの頭のなかにある。 現実はどうであってもいいのではないか。 すべて読み終えた時、そう思いました。 そしてそれは小説の中だけとも限りません。 私の生きている現実もまた然りなのであります。 | ||||
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1990年、第三回柴田錬三郎賞受賞作品 「薔薇忌」 小劇団の公演終了後、誰もいなくなった舞台にひとり残る女性とバイト学生との会話から甦る女性の学生時代の思い出 「禱鬼」 歌舞伎役者への取材に手こずっている女性記者と劇場の裏方の男との会話から浮かび上がってくる男の過去 「紅地獄」 歌舞伎の小道具職人の娘と、彼女の父のもとで働いていた女性との不穏なやりとり 「桔梗合戦」 実父が誰かを知らない娘が三人のパトロンがいた踊り手でもあった亡き母をめぐる壮絶な愛憎劇に踏み込んでいく 「化粧板」 ミュージカルの演奏を担当するピアニストに、千秋楽の最中封印していた子供時代の罪深い思い出が蘇ってくる 「化鳥」 かつての人気歌手を俳優として復活させようとしている男と、楽屋を訪れた見知らぬ老人の会話から見えてくる男の歌手に対する同性愛めいた献身 「翡翠忌」 老女優のとりとめもない語りに翻弄された果て最後につきつけられる衝撃的な真実 皆川さんが偏愛すると仰る「舞台」と「幻想小説」 舞台にかかわるものを小道具に非日常の物語を集めた短篇集は耽美的な妖しいイメージが散りばめられ、知らぬ間に現実から異界へと引き摺りこまれていくようです | ||||
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素晴らしい、としかいいようがない。何という幻想…果たして、ここまでの物語を描ける人材がどれほと今の日本にいるのか? | ||||
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