天涯図書館
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書評集『天涯図書館』(皆川博子著、講談社)のおかげで、5冊も読みたい本が見つかりました。皆川博子が薦めてくれなかったら、これらの本を手にすることはなかったでしょう。このように私の世界を広げてくれるので、私は練達の書評家の手になる書評集が好きなのです。 ●『工事現場』(マルグリット・デュラス著) 「ラストのパラグラフの強烈な力は、段落の全文章を引かなくては伝達不可能です。・・・最後、男が待ち受けていると承知しながら、葦の茂みに分け入っていく。小説はそこで終わるが、暗示しているのは、男の大きい手が娘を絞め殺すことだ。娘もそれに気づいている。気づきながら、背丈ほどもある葦の中に立つ男のもとに行く」。 ●『白い病』(カレル・チャペック著) 「カミュとデフォーの作は、リアルなペスト禍と渦中にある人々を描いていますが、チャペックの白い病は架空の伝染病です。・・・平和へのかすかな道筋が見えたとき、すべてを打ち砕いたのは、民衆でした。<群衆の激情や本能が一旦解き放たれると、指導者たちですらそれを止めることはできない>。戦争万歳! 元帥に続け! 熱狂した人々は道を埋めて群がり旗を振り回す。往診鞄を持って元帥のもとに急ぐガレーンは、『戦争反対! 通してくれ』と頼み、群衆にぶち殺されます。戦争万歳! 元帥万歳!」。 ●『だれも死なない日』(ジョゼ・サラマーゴ著) 「うう、読まなければよかった。知らないで過ごせばよかった。ラストを読まなければ、まだよかった。読んでしまった・・・」。 ●『名著のツボ』(石井千湖著) 「その多忙さにもかかわらず、本書においても書評においても常に、読み込みの確かさが保たれている」。 ●『蝶を飼う男――シャルル・バルバラ幻想作品集』(シャルル・バルバラ著) 「表題作『蝶を飼う男』は、20ページほどの小品で、一口に言えば、おびただしい蝶を飼っている男がいると知らされ、見に行った、という話なのです。それなのに、読後忘れがたい。時が経つほど、じわじわ心に広がり根を張る」。 早速、これらの5冊が私の「読みたい本」リストに加わったことは言うまでもありません。 | ||||
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