文月の使者



    ※タグの編集はログイン後行えます

    【この小説が収録されている参考書籍】
    オスダメ平均点

    0.00pt (10max) / 0件

    0.00pt (10max) / 0件

    Amazon平均点

    4.50pt ( 5max) / 2件

    楽天平均点

    0.00pt ( 5max) / 0件

    みんなの オススメpt
      自由に投票してください!!
    0pt
    サイト内ランク []-
    ミステリ成分 []
      この作品はミステリ?
      自由に投票してください!!

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    ←非ミステリ

    ミステリ→

    ↑現実的

    ↓幻想的

    初公開日(参考)2019年09月
    分類

    長編小説

    閲覧回数124回
    お気に入りにされた回数0
    読書済みに登録された回数0

    ■このページのURL

    ■報告関係
    ※気になる点がありましたらお知らせください。

    100分間で楽しむ名作小説 文月の使者 (角川文庫)

    2025年06月17日 100分間で楽しむ名作小説 文月の使者 (角川文庫)

    昨夜の大雨で壊れた橋を見に、男が一人中州に来た。男は背後から「指は、あげましたよ」と、女の声を聞く。無人の場所でもちろん誰がいるわけでもない。男はきっと空耳だろうと捉えて川を見てみると、女枕がひとつ、川浪に揺れているのを見つけた。枕紙には何か文字が書いてあるーー「髪」だ。その枕を拾った男はやがて、とある女のことを思い出し・・・・・・。 文月の使者 玉虫抄 ゆめこ縮緬(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点0.00pt

    文月の使者の総合評価:9.00/10点レビュー 2件。-ランク


    ■スポンサードリンク


    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

    新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

    現在レビューがありません


    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.2:
    (5pt)

    good

    GOOD
    ゆめこ縮緬 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ゆめこ縮緬 (角川文庫)より
    4041081998
    No.1:
    (4pt)

    理知的な姿勢で、過去と現在と夢想と冥界とを混淆させた秀逸な幻想恐怖短編集

    表題作の他、「文月の使者」、「影つづれ」、「桔梗闇」、「花溶け」、「玉虫抄」、「胡蝶塚」及び「青火童女」の全8つの作品から構成される幻想恐怖短編集。

    個々の短編を云々するのはヤボなので、全体の印象を。読者をいきなり惹き込む鮮烈な冒頭の一行、過去と現在と夢想と冥界とが混沌とした世界の構築、たゆたう様に流れて行きながらジワジワと怖さが滲んで来る緻密な全体構成力、冒頭と対比させるかの様な鮮やかなラストの一行、どれを取っても素晴らしい。各編に性的仄めかしを織り込んでいる点も特徴で、艶めかしさを漂わせている。

    各短編名から想起される様に、草花をモチーフとした作品が多いが、この他、長く伸びる黒髪、切られた指(2編に出て来る)、中国の妖狐、玉藻前、殺生石、鳴く地蔵、ロマノフ王朝の滅亡、玉虫厨子などの古今東西のモチーフが詰まっている。時代設定(大正末期~昭和初期?)のせいか、軍靴の音が響いて来る短編も多いが(作者の意図か否かは不明)、そのせいか、親子を初めとする家族・親族間の関係を冷静(あるいは狂気の如く)に断ち切っている短編が多く、これが怖さの1つの要因となっている。

    作者のミステリも悪くないが、何気ない日常の中に潜む狂気・幻想を描き出した本作の様な作品も作者の持ち味の1つであろう。それを理知的に描いているのだから怖ろしい。秀逸な短編集だと思った。
    ゆめこ縮緬 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ゆめこ縮緬 (角川文庫)より
    4041081998



    その他、Amazon書評・レビューが 2件あります。
    Amazon書評・レビューを見る     


    スポンサードリンク