やみ窓
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昨今流行りの怖がらせ系モキュメンタリー風ホラーとは一線を画す、じっとりとした湿度のある文体によって紡がれるやみの物語。暗く悲しく恐ろしいけれど、文章が非常に美しく、読む手が止まりませんでした。素晴らしかったです。 | ||||
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過去の人にとって、主人公は神であり、ペットボトルはとても価値ある物。取り引きによって、村が祟られたり、人が死んだり。静かな哀しみと諦観を感じました。 | ||||
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初めての作家に作品を読了。夜中に団地の家の窓から、どこの世界のものか不明な人たちが訪れるという変わった設定だなぁと思って読んでいたら、怪談でした。読者に何を伝えたいのか、楽しまさせたいのか判らない作品でした。 | ||||
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amazon内容紹介より以下、 第10回 幽文学賞短篇部門 大賞受賞作品に書き下ろしを加えた連作短篇集。 2年前に結婚し、夫と死別した柚子は昼間はコールセンターで働く シフト制で働くフリーターだ。 義理の母は柚子に息子を殺されたと罵倒する。 柚子が味わった地獄は、別の形となって続いていた。 それは何の前触れもなく突然やってくる異界のものたちとの闇の取引だ。 いつ蹂躙されるともしれない危険と隣り合わせだが、窓の外の哀れな貧しい物の怪たちの来訪を待ちわびる柚子なのであった……。(「やみ窓」) 月蝕の夜、「かみさん……」土の匂いのする風が吹き、野分の後のように割れた叢に一人の娘が立っていた。 訛りがきつく何をしゃべっているか聞き取れないが、柚子を祈り、崇めていることが分かった。 ある夜、娘は手織りの素朴な反物を持ってきた。 その反物はネットオークションで高額な値が付き……。 そんなとき団地で出会った老婦人の千代は、ネットオークションで売り出した布と同じ柄の着物を持っていたのだ。 その織物にはある呪われた伝説があった……。(「やみ織」) ほか、亡き夫の死因が徐々に明らかにされ、夢と現の境界があいまいになっていく眩暈を描いた「やみ児」、そして連作中、唯一異界の者の視点で描いた「祠の灯り」でついに物語は大団円に。 新人とは思えない筆致で細部まで幻想と現実のあわいを描き、地獄という恐怖と快楽に迫った傑作。 * 星は、3.5かな。 とても丁寧で繊細な描写。じわじわと色濃くなっていく日常。 日本の怪談話ってこうでなきゃね? って思いました。 海外みたいな派手じゃなく。 応募経緯を読むと、本来、長編で書かれた物が応募要項によって始めの切り口のみの応募となり、それが賞になった事で、連作という形で続編が追加され一冊の本になったとか。 始めだけ読めば「ああそうだな」と分かります。 まだまだ話が膨らみそうで、ワクワクします。 ちょっとよそですが、今回の第10回めにして『幽』文学賞が終わりという事。残念ですね。 最後に審査員の方々からの選評が掲載されていたのですが、現代の「怪談」とは? 考えます。読みながら。 作品の内容は、えぐいものがありましたが、昔話の怪談ってこうよ! って(笑)。 流し読みしちゃいたいとこもあったけど、読み切ってみると満足。 でもちょっと描写が分かりにくい所もあったな。読解力と想像力だな! 夜寝る前に読んで正解でした。切なく、美しく。よい夢を。 | ||||
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ヒロインの部屋の窓の外が何故か異世界、もしくは日本の過去の何処かに繋がる一種の時空往還ものだが、人物が完全に行き来する訳ではなく物だけが遣り取りされる。それを副業にする事を覚えた地味なヒロインの日常が描かれる。副業が段々と日常に関わる一方、窓の向こうから持ち込まれる物や持ち込む者、或いは持ち込む者の環境はどんどんダークに成って行くが、それを受け入れて尚、表向き平凡な日常を送るヒロイン自身の闇の濃さに圧倒される。本作は事件らしい事件が起きるのではなく、この闇の濃さを読ませるものだ。 | ||||
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