漆黒の慕情



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初公開日(参考)2022年02月
分類

長編小説

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漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)

2022年02月22日 漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)

この呪いは剥がせない――『異端の祝祭』の著者が放つおぞましい粘着ホラー 塾講師の片山敏彦は、絶世の美青年。注目されることには慣れていたが、一際ねっとりした視線と長い黒髪の女性がつきまとい始める。彼を慕う生徒や同僚にも危害が及び、異様な現象に襲われた敏彦は、ついに心霊案件を扱う佐々木事務所を訪れる。時同じくして、小学生の間で囁かれる奇妙な噂「ハルコさん」に関する相談も事務所に持ち込まれ……。振り払っても、この呪いは剥がれない――日常を歪め蝕む、都市伝説カルトホラー!(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

漆黒の慕情の総合評価:8.56/10点レビュー 16件。Bランク


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(7pt)

見落とし

 「絶世の美青年」と称するに相応しい美貌を持った男・片山敏彦。老若男女関わらず虜にしてしまう彼の魅力は幼少の頃より彼の人生を歪ませていった。“普通になりたい”、嫉妬、羨望、好奇、怨嗟、あらゆる注目の目に慣れ、人並みの生活を求める彼の元に黒髪の女の無視することのできない視線がべっとりと貼り付く。

 異端の祝祭に続き、佐々木心霊事務所の二人によるカルトホラー作品であり前作はほぼ必読。
その類稀なる美貌による世間からの特別視により人生を達観している片山敏彦。そんな彼の元にかつてない黒髪女の視線が突き刺さります。おおよそ人間の所業とは思えない現象に佐々木事務所の扉を叩きます。心霊に強く、美貌にも興味を示さない佐々木るみさんは今回の相談にうってつけなわけです。同じ頃、小学生の七菜香の周りではハルコさんという都市伝説が流行っているようです。教会に通う七菜香から話を聞いた青山は事務所にその話を持ち帰りますが、そこで都市伝説と黒髪の女の視線の奇妙な符号が見つかります。物語は片山につきまとう視線の正体と都市伝説の発端に焦点が当てられ進んでゆきます。
 さてさて一体誰がどんな思いで呪いをばらまいてるのでしょうか、まともな人間の仕業ではないようですが。あまり心霊とか呪いとか非現実なものばかり見ていると、、、。

▼以下、ネタバレ感想

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りーり
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No.15:
(4pt)

前作に引き続き面白い!

"『絶世の美女』という言葉はあっても『絶世の美青年』という言葉はない。しかし、片山俊彦は。まさに『絶世の美青年』と言うほかない容姿をしている。"2022年発刊の本書は佐々木事務所シリーズ第2弾。都市伝説テーマのカルトホラー良作。

個人的にはカルト教団を舞台にした前作がとても面白かったので引き続き手にとりました。

さて、そんな本書はその美しさから注目されることには慣れているも、内心『ふつう』に激しいコンプレックスを抱えている片山俊彦が異様なストーカーに襲われたことから"心霊案件専門"佐々木事務所を訪れるのですが。時同じくして小学生の間で囁かれる『ハルコさん』という奇妙な怪談話も事務所に持ち込まれて。。"

と、山奥の隔離された施設を主な舞台にした前作と違って、本作は【日常的な都市を舞台にストーカーや都市伝説話が展開していく】のですが。前作と同じく章ごとに語り手が変わり、一転二転と最後までグイグイと引き込んでいく展開になっていて楽しませていただきました。

またシリーズものということで、ちゃんと前作の人物たちも再登場、それぞれの変化や異なった側面などステレオタイプではなく【人物造形に深みが与えられているのも好印象】で。漫画化はされたみたいですが、ぜひ映像化してほしい!と前作に引き続き熱望したくなりました。

オカルト、都市伝説好きな方。読みやすい良作を探す方にオススメ。
漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)より
4041119855
No.14:
(4pt)

面白い

前作から大分面白くなりました。終わり方は好き好きですかね。
少しだけ残念なのは二人の掛け合いをもっと見たかったです。

まだまだ続きそうなシリーズなので、期待して次作を待っています。
ただホラー感で言うと私は前回の方が強く感じました。
漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)より
4041119855
No.13:
(3pt)

〈普通〉を大きくはずれた登場人物たちの非常識ぶり、異常さにぞくぞくしました。

被害者にしても加害者にしても、事件を調査していく側にしても事件の当事者サイドにしても、登場人物たちの常識のはずれ具合がただ事じゃないと思いました。

読み始め半ばくらいまでは、超絶美貌男にストーカーする何者かの禍々(まがまが)しさばかりに目が向いていましたが、作品の後半から終盤になってくると、主な登場人物それぞれのキャラの異常さ、〈普通〉から外れた極北ぶりにぞくぞくするしかなかったです。

開いた口がふさがらない、戦慄させられるしかない話の中、例外的に共感し、胸に響いたのは、佐々木るみが自分の幼少期を振り返る場面。文庫 246ページ 《あのブレスレットは本当に本当に、大事なものだ。》からしばらく続くるみの回想シーンに、ぐっときました。

あと、作品中に何度も出てくる《ごりごりごり。》という音、怪なるものの歯ぎしりの音がひどく不快で、不気味で、インパクトありました。
漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)より
4041119855
No.12:
(5pt)

面白い!一気読みした。

ちゃんとシリーズを通してシッカリキャラを出演させていて無駄にしていない。
展開に何度も揺さぶられる。

また今回のキャラクター達が再登場することを願う。

ラストは悲しかったけれど。
漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)より
4041119855
No.11:
(5pt)

ハラハラドキドキの連続です

最後の最後に「そうだったのか!」と驚く展開はいつも通りの真骨頂だったのでよかったです。
描写の仕方も上手で、臨場感にあふれ、読み物として楽しめます。
漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)より
4041119855



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