■スポンサードリンク


漆黒の慕情



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)

漆黒の慕情の評価: 4.33/5点 レビュー 15件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.33pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全15件 1~15 1/1ページ
No.15:
(4pt)

前作に引き続き面白い!

"『絶世の美女』という言葉はあっても『絶世の美青年』という言葉はない。しかし、片山俊彦は。まさに『絶世の美青年』と言うほかない容姿をしている。"2022年発刊の本書は佐々木事務所シリーズ第2弾。都市伝説テーマのカルトホラー良作。

個人的にはカルト教団を舞台にした前作がとても面白かったので引き続き手にとりました。

さて、そんな本書はその美しさから注目されることには慣れているも、内心『ふつう』に激しいコンプレックスを抱えている片山俊彦が異様なストーカーに襲われたことから"心霊案件専門"佐々木事務所を訪れるのですが。時同じくして小学生の間で囁かれる『ハルコさん』という奇妙な怪談話も事務所に持ち込まれて。。"

と、山奥の隔離された施設を主な舞台にした前作と違って、本作は【日常的な都市を舞台にストーカーや都市伝説話が展開していく】のですが。前作と同じく章ごとに語り手が変わり、一転二転と最後までグイグイと引き込んでいく展開になっていて楽しませていただきました。

またシリーズものということで、ちゃんと前作の人物たちも再登場、それぞれの変化や異なった側面などステレオタイプではなく【人物造形に深みが与えられているのも好印象】で。漫画化はされたみたいですが、ぜひ映像化してほしい!と前作に引き続き熱望したくなりました。

オカルト、都市伝説好きな方。読みやすい良作を探す方にオススメ。
漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)より
4041119855
No.14:
(4pt)

面白い

前作から大分面白くなりました。終わり方は好き好きですかね。
少しだけ残念なのは二人の掛け合いをもっと見たかったです。

まだまだ続きそうなシリーズなので、期待して次作を待っています。
ただホラー感で言うと私は前回の方が強く感じました。
漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)より
4041119855
No.13:
(3pt)

〈普通〉を大きくはずれた登場人物たちの非常識ぶり、異常さにぞくぞくしました。

被害者にしても加害者にしても、事件を調査していく側にしても事件の当事者サイドにしても、登場人物たちの常識のはずれ具合がただ事じゃないと思いました。

読み始め半ばくらいまでは、超絶美貌男にストーカーする何者かの禍々(まがまが)しさばかりに目が向いていましたが、作品の後半から終盤になってくると、主な登場人物それぞれのキャラの異常さ、〈普通〉から外れた極北ぶりにぞくぞくするしかなかったです。

開いた口がふさがらない、戦慄させられるしかない話の中、例外的に共感し、胸に響いたのは、佐々木るみが自分の幼少期を振り返る場面。文庫 246ページ 《あのブレスレットは本当に本当に、大事なものだ。》からしばらく続くるみの回想シーンに、ぐっときました。

あと、作品中に何度も出てくる《ごりごりごり。》という音、怪なるものの歯ぎしりの音がひどく不快で、不気味で、インパクトありました。
漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)より
4041119855
No.12:
(5pt)

面白い!一気読みした。

ちゃんとシリーズを通してシッカリキャラを出演させていて無駄にしていない。
展開に何度も揺さぶられる。

また今回のキャラクター達が再登場することを願う。

ラストは悲しかったけれど。
漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)より
4041119855
No.11:
(5pt)

ハラハラドキドキの連続です

最後の最後に「そうだったのか!」と驚く展開はいつも通りの真骨頂だったのでよかったです。
描写の仕方も上手で、臨場感にあふれ、読み物として楽しめます。
漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)より
4041119855
No.10:
(5pt)

前作と違う怖さ

怖くて面白かった。
漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)より
4041119855
No.9:
(3pt)

シリーズの方向性と作者の好みが分かってきた巻

前作の『異端の祝祭』を読んで感じた違和感が、シリーズ2作目であるこの『漆黒の慕情』を読むことで少し解消された。

・カクヨムに比べてキレがない
この作者はカクヨムのほうが好きなものをガリガリ書いてる感じがしてキレがある。
帯のコミカライズ版のるみは想像よりかなり可愛らしく、大人の事情だろうか?
もしかしたら文章の具合も大人の事情なのか?

・美形が出すぎ
前作に引き続きやたら容姿が整った人間が出てくる。その割には表紙のイラストがおどろおどろしい感じで、もっと繊細な少女漫画のようなイラストにすればいいのではと勝手に思っていたが、美形を書きたいというよりその人達をとりまくドロドロが書きたいのか?
それならば表紙のイラストの雰囲気も内容とよくマッチしている。
前作の『異端の祝祭』と並べるとこのシリーズの方向性というか作者の好み、書いていきたいものがなんとなく伝わってくる。

・青山がわざわざるみのような人間の助手をする意味が分からない。
『佐々木事務所シリーズ』ということで探偵を書くなら助手が必要でしょうという流れで助手になったように思える。
男女逆であれば見た目に気を遣わない探偵と甲斐甲斐しく世話を焼く若く見た目の良い女助手、とよくあるパターンだが。
全体的に青山の考え方や行動がるみに都合が良すぎる。

カクヨムのブッ飛んだるみが好きなので、過去回などやらないかと期待している。
漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)より
4041119855
No.8:
(5pt)

読後感

読み終えた後、「うわあ」と声が出ました。うーん。嫌な話です。
漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)より
4041119855
No.7:
(5pt)

シリーズ2作目に感謝

いやぁ、シリーズの続編ありがたい!
前作とてもハマったので嬉しいです。
そして今回もしっかり面白かった。
前半の説明部分、個人的に苦になるほどではなかったです。というかよくまとまっていて無駄なくテンポ良かった。
この世界での異形の在り方(知名度が上がればより強い力を持つ等)特性を出すには必要な段取りを踏んでいたと思いました。
ただの怖いトンデモバケモノで終わらせないで、紐解き(謎解き)を丁寧にしていてミステリ好きも楽しめそう。
登場人物(祓い屋拝み屋)がスーパーヒーローでないところも個人的に好きです。
2作目はそこを釘刺された感じでドキッとしました。
だからこそ青山くんの良さが際立ってるんだろうなぁ。ただの脇役では終わらない引き出しがまだまだ多そうで次回も期待。
あまり触れないようにしたいですが、読み終わりちょっと声出ました…
最低だけど、満足度は最高。
漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)より
4041119855
No.6:
(5pt)

母なるもの

とにかく今作のメインは母子関係。
さまざまな母親と、母なるものに対する感情で心が折れそうになったところでラスト……
章タイトルが秀逸。
とても辛いけれど、私たちは目を逸らしてはいけない。
漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)より
4041119855
No.5:
(3pt)

※これまでのシリーズのネタバレを若干含む感想です。

※これまでのシリーズのネタバレを若干含む感想です。
かなりヒントが与えられているので犯人は前半でわかりますし、
正直、シリーズ通してパーツ・パーツがあの作品ぽい…みたいなのの集合体ですが(ホラー小説ってもうそうなっちゃうのかもしれない…)、それでも、これまで出てきた登場人物同士の心理描写の良さや今後どうなっていくんだろうという期待感があり、続いてほしいシリーズです。
余談:島本笑美&ヤン(元ヤン?)、青山&るみ、犯人&敏彦って「ママ」&キッズ(本人含む)チーム…(最後はちがうか)、笑美と青山はママ友…(ちがうか)
余談2:物部のシーンは、まぁ、いるのでは…(さもなくば青山が死ぬでしょうし…)
余談3:大谷と川島のシーンは、作者自身も自覚があるようですが…怒られが発生しそうですね…(私自身ウッとなったし)。ホラー要素ではないけど、アリアスター「みんなが不安になるといいな」みたいな感じで、自覚的に不快要素を入れてるんでしょうね…マジで不快ですごかった(語彙)
漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)より
4041119855
No.4:
(3pt)

物部さん要らないのでは?

前作から佐々木事務所としてシリーズ化した模様。
今や貴重なホラー作家さんであるが、今回の評価は佳作かな、というところ。
(悪かった点)
・とにかく序盤が苦痛になるくらい説明文が長い。また要らない情報が多い。
・本作の主人公の頭がぶっ飛んでるので、感情移入し辛い。
・オチが微妙。本筋と全く関係ない。本作のテーマとも違うので、誤読後の「なにこれ?」感がすごい。
(良かった点)
・怪異の正体は割と終盤まで分からなかった。
・怪異の正体に関する伏線の貼り方は良かった。

また、シリーズ化ということで前作の登場人物を無理やり出してる感が凄い。
事務所メンバーだけでよくて、物部さんは要らなかったのではと思う。

デビュー作のほねがらみがかなりインパクトある作品であるで
できればそちら系のテイストで次回作を期待したい。
漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)より
4041119855
No.3:
(5pt)

予想もできない結末

本当に守るべきものはなんだったのか衝撃の結末です。記憶消してもう一度読みたい
漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)より
4041119855
No.2:
(5pt)

嫌な気持ちになること間違いなし!

最高に気持ち良く最悪の事態が連鎖して最後に最低の気分になれます!
傑作です!
漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)より
4041119855
No.1:
(5pt)

大切な"しるし"を見逃してはいけない

芦花公園先生の角川からの二冊目。
佐々木事務所シリーズの第二作目の作品は、本書単体でも気持ち悪く、嫌な気持ちとエンタメを楽しめる作品に仕上がっている。
ストーカー事件と学校の七不思議、それぞれの事件解決のために青山とるみはそれぞれ行動をしていくのだが、今作は青山の成長譚である一面もあり、とても楽しく読むことができた。
今作だけでも十二分に楽しめるが、前作との関連性や今後に繋がりそうな前作キャラクターのちょっとした不穏な変化などが描かれているため、この作品を楽しめたのなら前作の「異端の祝祭」の購入もおすすめしたい。
この本で初めて芦花公園作品に出会った方にも、デビュー以前から作品を追っていた方にも満足度の高い作品だと思う。
漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:漆黒の慕情 (角川ホラー文庫)より
4041119855

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!