神々櫛村。谺呀治家と神櫛家、二つの旧家が微妙な関係で並び立ち、神隠しを始めとする無数の怪異に彩られた場所である。

戦国の頃、三千両の黄金を携えた若武者が、七人の近習を従えてこの村に落ちのびた。

高校時代の初恋の相手・小夜子のルームメイトが、突然部屋を訪ねてきた。

瀬戸内海の兜離の浦沖に浮かぶ鳥坏島。鵺敷神社の祭壇“大鳥様の間”で巫女、朱音は神事“鳥人の儀”を執り行う。

昭和も残り少なくなった、ある夏。

昭和五十八年。

この呪いは剥がせない――『異端の祝祭』の著者が放つおぞましい粘着ホラー 塾講師の片山敏彦は、絶世の美青年。

暗黒の森の中で銃声とともにこだまするうめき声。「来た。

雛見沢村の転校生・前原圭一はクラスメイトの園崎魅音の双子の妹、詩音と出会う。

神出鬼没のホラー作家にして怪異譚蒐集家・那々木悠志郎再び登場! 生まれ故郷の村が近隣の町に吸収合併されると知り、十二年ぶりに道東地方の寒村、皆方村を訪れた井邑陽介。

“部活”きってのムードメーカー、“トラップマスター”こと北条沙都子の笑顔の裏側には悲しい秘密があった―両親の不可解な事故死、最愛の兄・悟史の失踪…そして雛見沢に舞い戻ってきた名ばかりの“保護者”が彼女に壮絶な虐待の牙を剥く!沙都子の未来のため、圭一は全力で

いま、謎“解”きの幕が開く──！ 昭和五十七年、初夏。

雛見沢村に惨劇をもたらす要因はすべて明らかになった。

雛見沢村で何度も繰り返される“昭和五十八年六月”を激しい闘いの末、ついに乗り越えた部活メンバーたち。

ホラー作家・鹿角南のもとに、旧友からメールが届く。ある廃墟で「肝試し」をしてから、奇妙な事が続いているというのだ。

昭和五十八年六月。雛見沢で幾度となく繰り返される惨劇を見続けて来た、古手梨花と羽入。

昭和五十八年六月、部活メンバーの間に流れるのどかで楽しい日々の裏側で、竜宮レナの日常は今まさに崩れようとしていた。

「今回ここに書き起こしたものには全て奇妙な符合が見られる。

この祝祭の真実は、禁忌。ポップなのにねっとり不気味な民俗学カルトホラー 失敗続きの就職浪人生・島本笑美。

昭和53年、初夏。建設大臣の孫が誘拐された事件を追って雛見沢村を訪れた公安の新米警部・赤坂衛。

ある山間の寒村に伝わる風習。この村では、死者からくりぬいた顔を地蔵にはめ込んで弔う。