みみそぎ
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初版刊行(参考)
種別
長編
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7回
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あらすじ
評判
みみそぎの評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 D ランク
みみそぎの総合評価:
7.43/10点 レビュー 14件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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本作の見所は入れ子構造になってる怪異。語り手の語る怪談の中で別の語り手が怪談を語りその怪談に現れる別の語り手が……って延々ループしていくメタ構造。ここに恐怖を覚えるかどうかが評価の分かれ道。
しかし肝心の怪談自体が怖くない。
正確には怖くなる六合目あたりで次の語り手にバトンタッチしちゃうので、延々お預けを食らっているような、モヤモヤした物足りなさが残る。最高潮に達する前にプツンと途切れてそれっきりというか。
山川に出現する白装束の野辺送りや人形写真の話はまあまあ怖かったのだが、謎の四姉妹は謎すぎて怖くなくなってしまった。クトゥルフとかあっち系では?長女の名前は「空梨」や「飛梨」だろうか。
他出版社から刊行されてる三津田作品とちょこちょこリンクしてるので、三津田作品の熱狂的ファンで、氏の著作を全部読破している人は「おっ、ここで繋がるのか!」と楽しめる。裏を返せば、本作から先に読むのは向かない。三間坂が帰り道でニアミスした少女はのぞきめちゃん?
良くも悪くも三津田ファン向けの一冊で、ガチで怖い怪談を求めると微妙。そもそも語り手の話が一本も完結してない、全部中途半端で終わってるので評価が難しい。一家心中の家に迷い込んだ郵便局員結局どうなったの?後日話聞いてる時点で生還は果たしたんだろうけど……。
三間坂の祖父が書き加えた少年は読者への警告で、怪異とは関係なかったんだろうか。関係ないけど同僚の子は絶対三間坂に好意持ってるよね、三角関係始まっちゃうのか?
ほそほそと聞こえる声や衝立に押し付けられる横顔なども怖いっちゃ怖いのだが、隣人の騒音(深夜に壁が震える勢いで響き渡る「ドンドン!」「ドシン!」)に年単位で悩まされ続ける身として、「こっちの怪異の方がまだマシでは……?」と素に戻ってしまったのも減点ポイント。
とはいえ三間坂&三津田のコンビ自体は好きなので、続編があるなら読みたい。氏には長生きして新刊を書き続けてほしい。エイプリルフールのポスト現実にしてください。