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みみそぎ
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みみそぎの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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ハードカバーを買って、Kindle版も購入しました。あたしはこの本大好きです!頭こんがらがってきますけど(笑) | ||||
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読み始めから読み終わりまでモヤモヤし続ける小説 レビューが下がりすぎて五感シリーズが出ないと逆にムカつくので星4 読後感は、めっちゃ金かかってるけどそんなに面白くない映画を見たときの責めにくい感覚に近い。 作者の過去作が出てくる小説としても、総決算的な内容としていうよりこの本の完成度を高めるためのレベル上げの素材に使われてるだけに感じてしまう。(あるいは仲間になったとたん弱くなるライバルとか?) | ||||
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無限ループって怖くね? 本作の見所は入れ子構造になってる怪異。語り手の語る怪談の中で別の語り手が怪談を語りその怪談に現れる別の語り手が……って延々ループしていくメタ構造。ここに恐怖を覚えるかどうかが評価の分かれ道。 しかし肝心の怪談自体が怖くない。 正確には怖くなる六合目あたりで次の語り手にバトンタッチしちゃうので、延々お預けを食らっているような、モヤモヤした物足りなさが残る。最高潮に達する前にプツンと途切れてそれっきりというか。 山川に出現する白装束の野辺送りや人形写真の話はまあまあ怖かったのだが、謎の四姉妹は謎すぎて怖くなくなってしまった。クトゥルフとかあっち系では?長女の名前は「空梨」や「飛梨」だろうか。 他出版社から刊行されてる三津田作品とちょこちょこリンクしてるので、三津田作品の熱狂的ファンで、氏の著作を全部読破している人は「おっ、ここで繋がるのか!」と楽しめる。裏を返せば、本作から先に読むのは向かない。三間坂が帰り道でニアミスした少女はのぞきめちゃん? 良くも悪くも三津田ファン向けの一冊で、ガチで怖い怪談を求めると微妙。そもそも語り手の話が一本も完結してない、全部中途半端で終わってるので評価が難しい。一家心中の家に迷い込んだ郵便局員結局どうなったの?後日話聞いてる時点で生還は果たしたんだろうけど……。 三間坂の祖父が書き加えた少年は読者への警告で、怪異とは関係なかったんだろうか。関係ないけど同僚の子は絶対三間坂に好意持ってるよね、三角関係始まっちゃうのか? ほそほそと聞こえる声や衝立に押し付けられる横顔なども怖いっちゃ怖いのだが、隣人の騒音(深夜に壁が震える勢いで響き渡る「ドンドン!」「ドシン!」)に年単位で悩まされ続ける身として、「こっちの怪異の方がまだマシでは……?」と素に戻ってしまったのも減点ポイント。 とはいえ三間坂&三津田のコンビ自体は好きなので、続編があるなら読みたい。氏には長生きして新刊を書き続けてほしい。エイプリルフールのポスト現実にしてください。 | ||||
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次々と語り手が入れ替わってループしている怪談部分は引き込まれる文章の上手さと未知なるものへの恐怖を感じてとてもおもしろかったです! 現実の作家と編集者のやり取り部分はぶん投げた感ありました。 ええっこれで終わり?!という感じです。 | ||||
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志は認めたいと思うし、その発想を実際に作品として発表する勇気も買いたいとは思うが、残念ながら面白いとは言い難い。少なくともこれは(作中の)作者が語るような「メタ作品」ではない。「メタ○○」ならば、そのメタ部分が一段階上にあって俯瞰視点を持つことが必要だと思うからだ。これではただ単に「「「誰かの語ったことを聞いた」誰かの語ったことを聞いた」誰かの語ったことを聞いた」誰かの語ったこと、というだけでしかないし、それが延々続くだけで結末もなし、というのは畢竟、尻切れトンボの話を入れ子状に繋いだだけでしか内容な気がする。そしえそれは読者にとっては中途半端で欲求不満がたまるだけだ。 | ||||
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前作にあたる『のぞきめ』は似た構成ながら最後にちゃんと現実的考察を入れてオカルト一辺倒で終わらせず評価できる作品だった。しかしこれは投げっぱなしジャーマンのごとくオチを放り出しただけ。実はこの作品の前に幽霊屋敷シリーズの3作品目『そこにない家に呼ばれる』を読んだが、これも同じくオチなし。最後の方の文章なんてほぼ同じだもの、これとみみそぎは。それら文章からも作者自身、手抜きを理解しているようにとれる。 続けてオチなし作品を読んだせいでいささか立腹。この作者の売りはオカルトミステリーのはずなのにミステリー部分がない。最近、粗製乱造に走ってないかと苦言を呈して終わる。 | ||||
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ネタバレが含まれるのでよろしくお願いします。 私の解釈ですが、作中の「ノート」はノートそのもので百物語をしようとしたのではないか、その手の呪物のようなものなのでは無いかと思って読んでいたので、シンプルに今が何話目なのか考えてずっと怖かったです。略で済んで良かったと思いつつ、本体であるノートの中身に書かれていた同じ怖い話は全部で何話なのだろうか。そこが気になりました。 百物語は色んなルールが各所にあって、同じ話がダメだとかあるとは思うのですが、しかし呪物のようなものとしてならこれは成立してしまうのではないか、読み進めて百話目になったらどうなっていたのかと考えると私はゾッとしました。 とはいっても、私の個人の解釈なので、同じように怖く感じる人は居ないかもしれないので1つ星をなくして4です。ここまで単純な感想文にお付き合い頂きありがとうございました。 ところで、本を読んでいる間ずっと我が家の平屋の屋根の上に何かが歩き回っていたのですが、本を読むのをやめる度に静かになっていました。 本を読んでいたので音が立つことはなかったと思うのですが、もし本を読みながら音を立てていたらどうなっていたのでしょうか。ゾッとしました。 ノートが我々読者に対しては途中までで良かった。 | ||||
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以下、ネタバレになるので読了後の方のみ目を通してください。 いやぁ、疲れました。恐怖というより、疲れました。連作短編集のような構成になっているというか、語部が30頁ほどでコロコロ変わっていくんですよね。読み進めてちょうど集中しはじめるところで話がぶつ切りになるというか、語部が変わって全く違う話が始まるので、読んでいて相当ストレスが溜まります。オチが書かれていない未完の短編を次から次へと強制的に読まされるようなものです。 萬造→和服男→出目→歩荷→猿鳴→次女→小河内→さざら浦→可穂→怪異の女という体で10人。語部が変わるたびに話の設定が変わるので、その度にせっかく物語に没入しかけていた集中が強制的に途切れさせられて、読んでいてなかなか先に進めず、非常に気疲れしました。三間坂くんはのめり込んでしまったようですが、私は怪異に見舞われていないので…。 序章も小説というよりも説明文のようで、読み進めるのにいつもより非常に苦労しました。 これ三間坂くんのように何かの怪異に実際にあうのなら別ですが、一読者として読むだけならとても単調で退屈な作業と化してしまいます。理屈っぽい意見になりますが、この話が萬造に伝わっている時点で、さざら浦も小河内も猿鳴も歩荷も出目もみんな無事ってことだよね?と思いながら読み進めたため、結局聴いたことを後悔するような悍ましい話が何なのか明かされないまま終わったことで、肩透かしというか、え?結局このみみそぎのホラー要素はいつ出てくるの?まさかこれで終わり?と混乱したまま、気づいたら読了していました。 ホラーミステリという新しいジャンルが好きで、三津田作品にハマったのですが、ミステリどころかホラーですらなかった、というのが今作の感想です。 つまらないというほどではないのですが、すごく空腹で肉が食べたいのにサラダしか売ってない、みたいな物足りなさというか。 とりあえず、これが三津田先生の最後の著作にならないことを様々な理由から願っております。 | ||||
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いわゆる作中作の体で話が進みます。 しかし読み進めても、読み進めても話の中心が見えず 「あれ?自分は今なにを読んでるんだっけ?」と五里霧中のような感覚に囚われてしまうような怪作です。 その話に触れた人へ訪れる怪異の様子もまた怖い。 作中の冒頭にも記載がありますが、今回はいわゆる回答編にあたる部分はありません。 なので今回に限ってはいつものホラー×ミステリーではなくホラーとして読むのが良いかと。 2022年エイプリルフールの冗談として三津田先生がツイートされていた五感シリーズですが 「みみそぎ」が実際に出版されたことで、 以降の『ざわはだ』『ふしゅう』『いやあじ』の出版も期待せざるを得ません。 そしてその中で今回の回答編を示唆することで 「みみそぎ」もホラー×ミステリーと昇華されたらいいな。と淡い期待を抱いています。 | ||||
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他のレビュアーも書いていましたが、推理パートというか解釈パートといった箇所がほぼありません 怪談は面白く読めたのですが、オチがないままココで終わりなの?と、消化不良に感じました。 作者不詳のようにひとつひとつを読み解く展開を期待してたので、星3つにとどまります | ||||
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最初の方で明言しているのでネタバレにはならないと思いますが、本作には推理パートがありません。 いや、推理自体は試みていますが「分かりませんでした」が結論となります。 ホラーなのでそもそも推理は必要ないといえばそれはそうなのですが、やはり三津田作品の大きな魅力は「一見ただただ不可解で恐ろしい物語について驚愕の解釈が語られる事」だと思うので、そういう意味で正直残念な思いです。 勿論、作中の問題のノートの内容自体は謎めいていて非常に魅力的です。 でもそれ故に「推理も考察も無理でした」というオチは物足りなさを感じてしまいます。 個人的に気になっているのは、三津田先生はホラーミステリーにおけるミステリー部分に対しての関心が段々薄くなってしまっているのではないかという事です。 「前作」と言って良いかと思いますが「そこにない家に呼ばれる」でも推理部分はかなり淡泊でした。 このままの流れで次回以降も「色々調べてみたけどわかりませんでした」という内容になるならファンとしてはとても悲しい気持ちがあります。 ファンなので新作が読めれば幸せではあるのですが。 | ||||
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そもそも、「同じところをぐるぐると廻らされる」というのは大昔のいたずら狐の時代からの「恐怖」ですが、これはその恐怖を見事に文章にしています。正直、読み進めていく時には「ん?『牛の首』か?」と思ったのですが、それが自分の「現実」「日常」をも寝食していく怖さ。これぞ正に恐怖小説!な怖さがあります。この作者さんの怪談は、主人公が「三津田信三という怪談作家」で、そしてその作家さんの書いた物が三津田信三さんのご著書であるため、そもそもどこまでが現実で、どこからが創作なのかの境界が曖昧なところが怖いのですが、今作もその怖さが十二分に味わえます。怖い怪談が大好きな方には超おすすめです。 ・・・もう暗い所で耳をそばだてる事はできなくなるかもですがね・・・ | ||||
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この後に更なる展開や解決編がある「みみそぎ・解」とか出してくれたら3000円でも買う | ||||
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怖すぎる | ||||
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