忌名の如き贄るもの



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初公開日(参考)2021年07月
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長編小説

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忌名の如き贄るもの (講談社文庫)

2023年09月15日 忌名の如き贄るもの (講談社文庫)

忌名は、いわば生贄だと? 「この忌名は、決して他人に教えてはならん……もしも何処かで、何者かに、この忌名で呼ばれても、決して振り向いてはならん」 生名鳴(いななぎ)地方の虫くびり村に伝わる「忌名の儀礼」の最中に起きた殺人事件に名(迷)探偵刀城言耶が挑む。 人気作家の小説家を、豪華声優による朗読で楽しませてくれるライブ配信「STORY × LIVE」。今作は人気声優、大原さやかさんに朗読していただいた書き下ろし短篇「忌名に纏わる話」をきっかけに生まれた物語です。朗読劇とはまったく違う、長篇ならではの展開を、文庫でもお楽しみください。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

忌名の如き贄るものの総合評価:8.57/10点レビュー 23件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

忌名の如き贄るものの感想

このシリーズ、作を重ねるごとに単純でわかり易くなってきます。私としては初期の頃の複雑怪奇な作品のほうが断然好みです。
しかし、今作はいつもちょっと煩わし過ぎる祖父江忍氏や阿武隈川烏氏が本筋に登場しなかったり、閉ざされた村に蔓延る旧家のしがらみが明解だったり、残存する風習や儀式や言い伝えが解りやすかったりで、余計なものがなくとても読みやすくなっています。加えて、真犯人が特定されない刀城言耶の謎解きや民族学研究者としての興味深い蘊蓄など、シリーズ作品の魅力は楽しむことができます。前作品を読まずとも、刀城言耶入門編でもいけるのではないでしょうか。
願わくば、ミステリとして事件の背景にもう少し緻密なストーリーが欲しかったです。双子の出生等一般の知識で直ぐに気づく謎があったり、トリックに関わるのではと着眼した箇所が誤植だったりと気抜けしてしまうこともありました。旧家の謎などはもっと深掘りしていただきたかったです。また、ミステリ以上にホラー的要素が強い作品だったので少々残念でもありました。三津田氏のホラー作品も好きですが、刀城言耶シリーズはやはりミステリであって欲しかったですね。
そうはいっても、ファンには楽しめると思います。オススメします。

はつえ
L7BVQMDY
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

忌名の儀礼


 忌名で呼ばれても決して振り向いてはならん。  目ぇが潰れるからな。
生名鳴地方虫絰村に伝わる忌名の儀礼、自身の代わりに災厄を引き込んでもらう忌名を授かるその儀式の最中に土砂崩れに巻き込まれた少女・李千子。 一度は死出の旅に出向いた彼女は忌名に名前を呼ばれ復活したという・・・。
そんな村に婚前の挨拶の付き添いという場違いな形で訪れた刀城言耶。  儀礼の最中に眼を刳り貫かれた死体があがり、否応なしに事件に巻き込まれていく。

 シリーズ11作目。 まず前長編の碆霊の如き祀るものは読んでおいた方がいい。 前作並のスローペースで物語の大半が土地に伝わる怪異譚に終始する。 このホラー部分を楽しめるかどうかがこのシリーズの肝だが、今作まで読み進めている人なら大丈夫であろう。 

▼以下、ネタバレ感想

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りーり
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.21:
(4pt)

祖父江が凄く強烈で…

いやあのね、作品自体は面白いです。
水魑とかより雰囲気クラッシャーがない(序盤は酷い)
これは皆さん本当ですよ。
だけどね祖父江の存在がなろう系ラノベのヒロインの1人のような描写なもので、戦後昭和✕ホラーの雰囲気がガッタガタ崩れます。
序盤から始まり雰囲気にハマったと同時に突っ込んでくる祖父江にゲンナリしつつ、どこまでもどこまでも着いてこなくてもジワジワ出てくる祖父江祖父江祖父江…逆に作者が取り憑かれてるようで怖い程に出てくる。
三津田先生はすっごく面白いと思って書いてるんだろうけど、読者の私には取り残されてる感ばかりで…
でも中盤〜ラストまでは女性も出てくるけど良いキャラしててイイゾー!ってグググッと雰囲気にまたのめり込み。
ラストは賛否あるだろうけど、戦後日本ならよくある話しだよと今の倫理観で語っちゃいかんと思ったね。
忌名の如き贄るものAmazon書評・レビュー:忌名の如き贄るものより
4065243122
No.20:
(5pt)

ホラーよりの話にミステリ味を少々

この作家さんの作品は初めて読みます。
 読んでいる間はとても楽しいのですが、読み終わった後に消化不良を感じました。
 作中時代は松本清張の『点と線』が連載されている昭和で、まだ新幹線がない時代の列車とバスの旅や全然グルメでない駅弁など、当時の雰囲気が楽しめます。
 刀城言耶の推理はブレインストーミングをしながら引っ掛かる点を突き詰めていくのですが、いささか冗長に感じました。尼耳家で真相解明を大々的に行った後、東京にもどってより真相に迫る謎解きをするので、現地での派手な推理は必要だったのかなとも思います。
 尼耳家の村での役割や李千子の最後の一言はありそうだなあと予想はつくけど、読者が驚愕する要素でもあります。
 この作家さんの他の作品も読んでみたくなりました。
忌名の如き贄るものAmazon書評・レビュー:忌名の如き贄るものより
4065243122
No.19:
(4pt)

最盛期に比べると若干パワーダウンだが、いつもの三津田ワールドを堪能できる仕上がり!

最新長編で、今回は従来の路線となるが、最初の死者視点が長い。ここだけで90頁ほど続く。
そこから、旧家でのおどろおどろしい殺人事件と言う展開に、皆を集めて謎を解くというエンディングになるので楽しめる。ただ、オープニングが長い分内容が少し弱くなり、不要な登場人物が多いのも残念で、もう少し枝葉を刈ってもよかったのではと思える。
しかし、伏線を回収しながらも二転三転する解決編は楽しいし、何より最後の一行が効いている。
忌名の如き贄るものAmazon書評・レビュー:忌名の如き贄るものより
4065243122
No.18:
(5pt)

地図を入れて欲しい

この本に限らず、地図を入れて欲しいです。
自分の読解力が無いのは十分分かってますが、なんとな〜く理解してるだけで実はわかってないのかも?内容が素晴らしいだけにキチンと理解したいです。次回以降宜しくお願いします。
忌名の如き贄るものAmazon書評・レビュー:忌名の如き贄るものより
4065243122
No.17:
(4pt)

これぞ刀城言耶ワールド

やはり刀城言耶シリーズはいいなぁ。
今回は、昔の葬儀の風習が延々と語られてました。枕飯?、枕団子?、鍋被り葬?、地獄縄?
ミステリーとしてはオーソドックスですが、相変わらずの刀城言耶ワールドに引き込まれます。特に今回はホラーとしても秀逸。
星をひとつら減らしたのは、カバーイラストのテイストが変わったため。
刀城言耶シリーズの「首無の如き祟るもの」のようなカバーイラストが好きなので。
忌名の如き贄るものAmazon書評・レビュー:忌名の如き贄るものより
4065243122



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