忌名の如き贄るもの

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種別
長編
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あらすじ

2023年09月15日 忌名の如き贄るもの (講談社文庫)

忌名は、いわば生贄だと?「この忌名は、決して他人に教えてはならん……もしも何処かで、何者かに、この忌名で呼ばれても、決して振り向いてはならん」生名鳴(いななぎ)地方の虫くびり村に伝わる「忌名の儀礼」の最中に起きた殺人事件に名(迷)探偵刀城言耶が挑む。人気作家の小説家を、豪華声優による朗読で楽しませてくれるライブ配信「STORY × LIVE」。今作は人気声優、大原さやかさんに朗読していただいた書き下ろし短篇「忌名に纏わる話」をきっかけに生まれた物語です。朗読劇とはまったく違う、長篇ならではの展開を、文庫でもお楽しみください。(「BOOK」データベースより)

評判

忌名の如き贄るものの評価:

7.50/10点 レビュー 2件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点7.50pt

忌名の如き贄るものの総合評価:

8.60/10点 レビュー 25件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全2件 1〜2 1/1ページ
No.2
(8pt)

忌名の如き贄るものの感想

このシリーズ、作を重ねるごとに単純でわかり易くなってきます。私としては初期の頃の複雑怪奇な作品のほうが断然好みです。
しかし、今作はいつもちょっと煩わし過ぎる祖父江忍氏や阿武隈川烏氏が本筋に登場しなかったり、閉ざされた村に蔓延る旧家のしがらみが明解だったり、残存する風習や儀式や言い伝えが解りやすかったりで、余計なものがなくとても読みやすくなっています。加えて、真犯人が特定されない刀城言耶の謎解きや民族学研究者としての興味深い蘊蓄など、シリーズ作品の魅力は楽しむことができます。前作品を読まずとも、刀城言耶入門編でもいけるのではないでしょうか。
願わくば、ミステリとして事件の背景にもう少し緻密なストーリーが欲しかったです。双子の出生等一般の知識で直ぐに気づく謎があったり、トリックに関わるのではと着眼した箇所が誤植だったりと気抜けしてしまうこともありました。旧家の謎などはもっと深掘りしていただきたかったです。また、ミステリ以上にホラー的要素が強い作品だったので少々残念でもありました。三津田氏のホラー作品も好きですが、刀城言耶シリーズはやはりミステリであって欲しかったですね。
そうはいっても、ファンには楽しめると思います。オススメします。

はつえ
L7BVQMDY
No.1
(7pt)

忌名の儀礼


 忌名で呼ばれても決して振り向いてはならん。  目ぇが潰れるからな。
生名鳴地方虫絰村に伝わる忌名の儀礼、自身の代わりに災厄を引き込んでもらう忌名を授かるその儀式の最中に土砂崩れに巻き込まれた少女・李千子。 一度は死出の旅に出向いた彼女は忌名に名前を呼ばれ復活したという・・・。
そんな村に婚前の挨拶の付き添いという場違いな形で訪れた刀城言耶。  儀礼の最中に眼を刳り貫かれた死体があがり、否応なしに事件に巻き込まれていく。

 シリーズ11作目。 まず前長編の碆霊の如き祀るものは読んでおいた方がいい。 前作並のスローペースで物語の大半が土地に伝わる怪異譚に終始する。 このホラー部分を楽しめるかどうかがこのシリーズの肝だが、今作まで読み進めている人なら大丈夫であろう。 

▼以下、ネタバレ感想

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りーり
9EDFH0HC

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.23
(4pt)

やや盛り上がりに欠けるか?

忌み名の儀式と呼ばれる儀式の最中に発生した不可解な殺人
そんな事件のさなかに村を訪れる言耶たちの話…なのだが
言耶たちが訪れる前に事件が起こっていたり、村の中の人間関係や忌み名の儀式、また村の地形や来歴などについての描写に終始されるため、読み進めるにはやや退屈なところがあった
ただし、終盤の展開や尼耳家の抱える秘密に関してはしっかり「お~」となるところがあるので
あまり刺さらなかった長編の前作である碆霊の如き~に比べるとかなり面白く感じました(ただし道中のワクワク感でいえば碆霊の方が上か)
欲を言えば李千子が忌み名の儀式で経験した不思議な出来事なども現実的な解釈によるアプローチがあると良かったのだが
その辺は真相と繋がる部分もないためか完全に投げっぱなしになっていたのが残念だった
忌名の如き贄るもの (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 忌名の如き贄るもの (講談社文庫)より
4065331102
No.22
(4pt)

やや盛り上がりに欠けるか?

忌み名の儀式と呼ばれる儀式の最中に発生した不可解な殺人
そんな事件のさなかに村を訪れる言耶たちの話…なのだが
言耶たちが訪れる前に事件が起こっていたり、村の中の人間関係や忌み名の儀式、また村の地形や来歴などについての描写に終始されるため、読み進めるにはやや退屈なところがあった
ただし、終盤の展開や尼耳家の抱える秘密に関してはしっかり「お~」となるところがあるので
あまり刺さらなかった長編の前作である碆霊の如き~に比べるとかなり面白く感じました(ただし道中のワクワク感でいえば碆霊の方が上か)
欲を言えば李千子が忌み名の儀式で経験した不思議な出来事なども現実的な解釈によるアプローチがあると良かったのだが
その辺は真相と繋がる部分もないためか完全に投げっぱなしになっていたのが残念だった
忌名の如き贄るもの Amazon書評・レビュー: 忌名の如き贄るものより
4065243122
No.21
(5pt)

傑作

序盤中盤は相変わらずな感じなのですが
ある解釈1つで全てが崩壊する最終章の壮絶なカタストロフは今まで読んだミステリーの中でも屈指のものです
シリーズファンはもちろん知らない人でも必読の傑作です
忌名の如き贄るもの Amazon書評・レビュー: 忌名の如き贄るものより
4065243122
No.20
(5pt)

傑作

序盤中盤は相変わらずな感じなのですが
ある解釈1つで全てが崩壊する最終章の壮絶なカタストロフは今まで読んだミステリーの中でも屈指のものです
シリーズファンはもちろん知らない人でも必読の傑作です
忌名の如き贄るもの (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 忌名の如き贄るもの (講談社文庫)より
4065331102
No.19
(4pt)

祖父江が凄く強烈で…

いやあのね、作品自体は面白いです。
水魑とかより雰囲気クラッシャーがない(序盤は酷い)
これは皆さん本当ですよ。
だけどね祖父江の存在がなろう系ラノベのヒロインの1人のような描写なもので、戦後昭和✕ホラーの雰囲気がガッタガタ崩れます。
序盤から始まり雰囲気にハマったと同時に突っ込んでくる祖父江にゲンナリしつつ、どこまでもどこまでも着いてこなくてもジワジワ出てくる祖父江祖父江祖父江…逆に作者が取り憑かれてるようで怖い程に出てくる。
三津田先生はすっごく面白いと思って書いてるんだろうけど、読者の私には取り残されてる感ばかりで…
でも中盤〜ラストまでは女性も出てくるけど良いキャラしててイイゾー!ってグググッと雰囲気にまたのめり込み。
ラストは賛否あるだろうけど、戦後日本ならよくある話しだよと今の倫理観で語っちゃいかんと思ったね。
忌名の如き贄るもの (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 忌名の如き贄るもの (講談社文庫)より
4065331102

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