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忌名の如き贄るもの
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忌名の如き贄るものの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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いやあのね、作品自体は面白いです。 水魑とかより雰囲気クラッシャーがない(序盤は酷い) これは皆さん本当ですよ。 だけどね祖父江の存在がなろう系ラノベのヒロインの1人のような描写なもので、戦後昭和✕ホラーの雰囲気がガッタガタ崩れます。 序盤から始まり雰囲気にハマったと同時に突っ込んでくる祖父江にゲンナリしつつ、どこまでもどこまでも着いてこなくてもジワジワ出てくる祖父江祖父江祖父江…逆に作者が取り憑かれてるようで怖い程に出てくる。 三津田先生はすっごく面白いと思って書いてるんだろうけど、読者の私には取り残されてる感ばかりで… でも中盤〜ラストまでは女性も出てくるけど良いキャラしててイイゾー!ってグググッと雰囲気にまたのめり込み。 ラストは賛否あるだろうけど、戦後日本ならよくある話しだよと今の倫理観で語っちゃいかんと思ったね。 | ||||
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この作家さんの作品は初めて読みます。 読んでいる間はとても楽しいのですが、読み終わった後に消化不良を感じました。 作中時代は松本清張の『点と線』が連載されている昭和で、まだ新幹線がない時代の列車とバスの旅や全然グルメでない駅弁など、当時の雰囲気が楽しめます。 刀城言耶の推理はブレインストーミングをしながら引っ掛かる点を突き詰めていくのですが、いささか冗長に感じました。尼耳家で真相解明を大々的に行った後、東京にもどってより真相に迫る謎解きをするので、現地での派手な推理は必要だったのかなとも思います。 尼耳家の村での役割や李千子の最後の一言はありそうだなあと予想はつくけど、読者が驚愕する要素でもあります。 この作家さんの他の作品も読んでみたくなりました。 | ||||
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最新長編で、今回は従来の路線となるが、最初の死者視点が長い。ここだけで90頁ほど続く。 そこから、旧家でのおどろおどろしい殺人事件と言う展開に、皆を集めて謎を解くというエンディングになるので楽しめる。ただ、オープニングが長い分内容が少し弱くなり、不要な登場人物が多いのも残念で、もう少し枝葉を刈ってもよかったのではと思える。 しかし、伏線を回収しながらも二転三転する解決編は楽しいし、何より最後の一行が効いている。 | ||||
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この本に限らず、地図を入れて欲しいです。 自分の読解力が無いのは十分分かってますが、なんとな〜く理解してるだけで実はわかってないのかも?内容が素晴らしいだけにキチンと理解したいです。次回以降宜しくお願いします。 | ||||
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やはり刀城言耶シリーズはいいなぁ。 今回は、昔の葬儀の風習が延々と語られてました。枕飯?、枕団子?、鍋被り葬?、地獄縄? ミステリーとしてはオーソドックスですが、相変わらずの刀城言耶ワールドに引き込まれます。特に今回はホラーとしても秀逸。 星をひとつら減らしたのは、カバーイラストのテイストが変わったため。 刀城言耶シリーズの「首無の如き祟るもの」のようなカバーイラストが好きなので。 | ||||
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祖父江嬢がほぼ出ないおかげで、初期の刀城シリーズの雰囲気が戻ってきたように感じました。 マンネリ化している部分もありますが、このシリーズの雰囲気が好きなので問題ありません。 あまりに祖父江嬢の存在に苛立っていたため、しばらく刀城シリーズを手に取りませんでしたが、祖父江嬢が出ないと聞いて久しぶりに買ってみました。とても満足しています! 願わくば、次巻も出番がない事を祈って・・・ | ||||
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相変わらずのケレン味。 楽しいが、祖父江偲や阿武隈烏、そこいらへんが、ダメ。ギャグパートが、興を削ぐ。 あと、警察は、ここに出てくるほど馬鹿じゃない。伏線にすぐ気づいたが、収集の仕方が、あ!私としたことが、とは… 途中までは5点あげるつもりだったが、ダメ。 素晴らしいラストだが、それもね。 いとこどうし、死刑台のエレベーター、ああいうラストは、クサい、ダサい、古い。 一日中熱中できたから、それは良し。 | ||||
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最後のオチは良かったが、正直、話のスケールは小粒で、謎の設定も鮮やかさには欠け、全盛期の迫力には到底及ばない。しかし、毎度毎度、民俗事例を基にあの手この手で膨らませた奇習を考案し、それに絡めたなぞ解きを創り出す労力と、これまで楽しませてもらってきたことを考えれば、これからも偉大なるマンネリを目指して一定のペースで続けてもらいたいシリーズです。 | ||||
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元々刀城言耶は徹底的に検証して怪異としか見なせなければ怪異と見なすというスタンスの探偵で、まだ出版はされていないけど怪異がやったとしか言い様がない事件にも遭遇していると言っていた。 この事件については一応は物理面で説明がつく 犯行の道具まあ作るのは不可能ではない、白い人影もきっとあの人だろう、角目はあの人の可能性が0ではない。 正直なところミステリとしてはかなり無理がある。でもホラーとしては忌名儀礼から溢れ出した忌名たちが凶悪な怪異を巻き起こし子供たちは無残に刺し殺されたのである、とすればホラーとしては特に問題は無い 今まで犯行に関する疑問点を全て網羅し、七転八倒と祖父江にからかわれる刀城言耶の推理で謎が全て開示される体を取ってきた、この話にはそれがない、 つまりこれはミステリーとして分類が出来ない事件の話だったのだろうと感じている 合っているかは別として自分個人としてはこれから刀城言耶シリーズはミステリーなのかホラーなのかの狭間にさらに突入していくんだろうなと感じられた 次回は果たしてミステリーなのか、怪異ホラーなのか、とても楽しみになった あと阿武隈川先輩と祖父江さんはこれくらいの出番の方がキャラが際立ち日常と怪異の跋扈する彼岸の明暗がくっきりわかれる印象となりちょうどいいと感じた | ||||
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ストーリー的にはあまり目新しいものはなかったような。意表を突かれたのは「村八分」についてくらいかな。でも最後の一言。今までのすべてをひっくり返すようなインパクトがありました。 | ||||
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詳細については 書けない。突っ込みどころ 満載で 終盤までは 充分面白くて 3つ星半か4つ星くらいだと思っていた。いつもながらの「ホラーと本格」の融合だと思っていましたが 最後の1行で 5つ星に跳ね上がりました。この作者の発想が ホラー です。 | ||||
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ゾクゾクする様な展開、最後の一行まで楽しめます。 | ||||
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葬儀とは死者の為の儀式には非ず、儀式を通して生者の為にするもの…近年つくづくそう思うようになった。 さて今回は早すぎた埋葬から始まるがその彼女は果たして無事に生還できたのだろうか?もしくは忌名に…そして全編を通して儀式と葬儀が語られていく、また推理とは裏付けを必要としない推論であろうか?事件の真相に至ってはそう思わざるを得なく、一転、物語は予想通りの横溝正史モノに有りがちな犯人を用意するのだが、最後に忌名が意味を成し怪を成す。 | ||||
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本当に三津田三の作品は全てハードカバーの値段で購入し、さらに紙で文庫本を買うほど好きなんですけど。大変読みやすいし、文章にストレスも感じないし大好きです。 けど・・・。どうなんでしょうか? (ここからちょっちネタバレ・・・?) けど・・・ちょっと毎回、パターン化しすぎではないかと。正直「またか」と思ってしまいました。一人で山道を歩かされて途中で何か怖いものが・・・ってやつで。確かに怖いですけど、けど。 謎解きもなんかあっさりしてましたし、サイコパス的な結末もなんか違うんじゃ?とすこし食い足りない感じで残念でした。待望の刀城言耶シリーズの長編だったので期待度が上がりすぎたのかも知れませんが。 次回作は、どうか、ちょっと斬新な感じでお願いします。 偲・烏コンビがちょっと出だったのはすごくよかった(笑) | ||||
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本シリーズのトップ3に間違いなく入ってくる大変素晴らしい作品でした。 | ||||
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個人的にシリーズ初期の雰囲気が感じられて妙に嬉しい作品でした。 所々過去の色んな作品の要素が入り混じっている感じで、ひょっとしてアレと同じオチなのかなとか考えていると最終的にまた違う所に連れていかれて、かなり満足感がありましたね。 前々からAmazonレビューで祖父江偲さんが一部で嫌われているのが気になっていたので、はたして彼女が事件の村へと付いて行くのか行かないのかという謎のサスペンス要素が妙に笑えました。 | ||||
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土着信仰型のホラーな内容で、しかしその辺にある怪談話よりもきちんとオチた納得感がある。しかし完全な納得には至らないあたりがこのシリーズの魅力。もっとも読みながら推理したい人にはオススメしないですが、洒落怖とか好きだった人には刺さるシリーズなのでみんなで読もう。 | ||||
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久しぶりで刀城言耶らしい刀城言耶シリーズだと思う。おどろおどろしさは少し薄目だが民俗学をうまく取りこんでの構成はなかなかのもの。テンポもいい。ただ相変わらず地形などの全体図が見えにくい部分があるので地図とかがあったらもっと良かったかも。終盤の展開も刀城言耶らしいし、最後の最後の展開も良かった。(あまり書くとネタバレになるので書けません) しかし、何よりもよかったのが祖父江偲が途中から出てこなくなったことが最高。最初に祖父江偲が出てきたときは本当にうんざりして、もう読むのをやめようか、と思ったくらい。読むのをやめなくてよかった。 望むべきは祖父江偲はこのまま消滅させてほしい。作者が何となく祖父江偲に愛情を持っているように感じられるが、祖父江偲の存在は百害あって一利もない。気持ちよく読むのに邪魔。 今回その祖父江偲が出なくなってから本当に安心して読めた。 | ||||
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待ちに待った刀城言耶シリーズ新作! 個人的にかなり好きな話でした。忌名儀礼の最中に起こる怪奇現象、虫絰村の葬送儀礼や雰囲気に引き込まれました。 今まで比べ短めで、事件も少なかったのでいつものようなどんでん返しがあるのか不安だったのですが全くの杞憂でした。特に犯人の動機の部分と最後の数行にゾクりときました。 ホラー好き必見の一冊だと思います。 | ||||
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まず一番に言えることは、お話全体が地味だということ。ネタバレになるが、殺害されるのはたった二人。 短編ですむ話を無理やり引き延ばした感じが否めない。 それと伏線にも関係するのだけれど、忌名というホラー要素を持ち出しながら、ミステリーの部分と濃密に絡み合っていないような気がする。 虫首や様々な怪異についてこうじゃないのという独自の解釈がほとんどないのも気になる。 確かに犯人の動機はかなり狂っているが、ラストの怪異も前作より弱く犯人の犯人の見当もついてしまう。 氏の熱烈なファンだけに残念だった。 ただラストの怪異を知るといつから?と思いゾッとしたので、星三つ。 | ||||
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