おんびんたれの禍夢



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    初公開日(参考)2024年07月
    分類

    長編小説

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    おんびんたれの禍夢 (角川ホラー文庫)

    2024年07月25日 おんびんたれの禍夢 (角川ホラー文庫)

    時は明治。 岡山から上京したばかりの若き怪奇小説家・光金晴之介は、 世界探検家を自称する豪傑・春日野力人の、冒険記のゴーストライターを務めることになる。 馬来半島、泰、緬甸、印度。 亜細亜中から送られてくる力人の体験談は、 おぞましい憎しみと叫び、そして不可解な謎に満ちたものだった。 晴之介は同居人の美しい少女・楠子とともに、複雑怪奇な謎を解き明かしていくが――。 忌まわしき故郷の「キバコ」の記憶、海を越え日常を浸食する異界の住民。 そして襲い来る、言葉を失うほどの恐怖とは。 『ぼっけえ、きょうてえ』の著者が描く、驚愕のホラーミステリ。(「BOOK」データベースより)




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    おんびんたれの禍夢の総合評価:7.33/10点レビュー 3件。-ランク


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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.3:
    (2pt)

    うーん...

    デビュー作より読み続けていますが、岩井さんは作品より私生活の方が面白いと再認識しました。

    今作はホラーミステリーと位置付けされていますが、ホラー要素はかなり薄く、ミステリー言うても紹介文の様な「ラストに驚く仕掛け」もありません。ラストに辿り着く前、第3章辺りまで読み進めていくと、ほぼ推察できてしまうからです。

    皮肉でも揶揄でも無く、今作を絶賛している方々に、どこが良かったのか伺ってみたいです。
    おんびんたれの禍夢 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:おんびんたれの禍夢 (角川ホラー文庫)より
    4041148820
    No.2:
    (4pt)

    幻想小説

    「驚愕のホラーミステリ」とうたっているけれど、ホラーではありません。

    両性具有の愛人と暮らす、幼少期の不思議な記憶を持つ小説家のもとに、
    海外旅行中の知人から届けられる不可思議な体験を記した手紙。
    その手紙をベースに妄想をふくらます小説家。

    なにが真実で、なにが夢であるのか、あるいはすべてが妄想なのかもわからない
    なんとなく、夢十夜を連想させるような作品

    不思議な雰囲気にあふれていますが、恐怖は一ミリもありません
    おんびんたれの禍夢 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:おんびんたれの禍夢 (角川ホラー文庫)より
    4041148820
    No.1:
    (5pt)

    圧倒的な面白さ。円熟の境地で綴られる数奇な運命の断片たちと衝撃的なラスト。

    ページをめくる手が止まらない。岩井志麻子さんの文業の到達点、という感じ。人間の俗っぽさをとことん追求しながらも、決して大衆には迎合していない(ように感じます)志麻子さんの文学世界の魅力を今回も充分に堪能出来ました。本作を音楽家の作品に例えるなら、キャリアを包括するベストアルバムのような気がします。ゴーストライターをつとめる主人公の作中作のかたちで綴られる何とも面妖なエピソードの数々。「ぼっけえ、きょうてぇ」を想起させる姉妹、失踪した名家の夫人とその意外な顛末、その他数奇な運命の人物たち。作中作の充実にも目をみはるけど、 本作品ラスト近くで作中作が現実を侵食し、主人公も読者もどちらも恐怖のどん底に突き落とされる(しかも恐怖のクライマックスが1度ではない)。「なりすまし」「記憶に死角のある主人公」の2つのキーワードが至高の融合をみせており、この作品を傑作たらしめています。南洋怪談の趣きが強いのに、背筋をゾッとさせられました。この作品を読んでいる最中、全く内容は異なる作品ながら、不穏かつ印象深いエピソードに彩られた傑作として吉行淳之介の「暗室」をどことなく思い出していました。尚、タイトルの「おんびんたれ」とは岡山県の方言で、臆病者の意味だそう。なるほど。
    おんびんたれの禍夢 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:おんびんたれの禍夢 (角川ホラー文庫)より
    4041148820



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