魔羅節



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初公開日(参考)2001年12月
分類

長編小説

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魔羅節 (新潮文庫)

2004年06月30日 魔羅節 (新潮文庫)

それは百年ほど前の、岡山でのこと。腐臭たちこめる茅屋に、行き場のない者たちが吹き溜まり、夜昼なくまぐわい続ける、禍々しい世界。男と女はもちろん、人とけだものから、死者と生者まで、相手かまわぬ嬲り合いの果て、幻想が現実を侵食し、すべては地獄へなだれこむ―。血の巫女・岩井志麻子が、呪力を尽くして甦らせた、蕩けるほど淫靡で、痺れるほど恐ろしい、岡山土俗絵巻。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点9.00pt

魔羅節の総合評価:7.21/10点レビュー 14件。Bランク


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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(9pt)

極貧の明治時代の岡山を舞台にした短編集

「乞食柱」
聖なる者と邪な者は紙一重。巫女も僧も一皮むけばただの動物。
「魔羅節」
助平歌の話だと思って読んだら全く違う話だった。
「きちがい日和」
浜辺に流れ着いたイケメンを普通に飼おうと言う未亡人達におぞましさと妙な逞しさを感じた。
「おめこ電球」
1番狂ってるのは夫や嫁ではなく姑だと思う。
「金玉娘」
ふたなり娘の話ではない。
「支那艶情」
艶も情もあったもんじゃないエグい話。
「淫売監獄」
岩井志麻子版ガールズラブ。
「片輪車」
生きた人間達と死んだ人間達が混じり合ったような不思議な話。

ヘッポコ屋敷嬢
XG82ACXM
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.13:
(1pt)

読めない

あっちで読めこっちで読めとたらい回しにされて何故か読めない。サンプルしか読めない。
魔羅節 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:魔羅節 (新潮文庫)より
4101064210
No.12:
(4pt)

ほぼエロ小説

タイトルから察しが付くと思うが
ほぼエロ小説。
岡山弁と古語が混じるため少し読みづらい部分もあるが
読んでいて面白かった。
魔羅節 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:魔羅節 (新潮文庫)より
4101064210
No.11:
(5pt)

気色悪い・・・・さすが!

ホラー小説として優れています。
でも、気色悪い!
ここまで描けるのは、もう、天の才としかいいようがない!
コドモに見せるな・・・ですがね(笑)
魔羅節 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:魔羅節 (新潮文庫)より
4101064210
No.10:
(4pt)

憑依するもの、されるもの。

憑依される人間と、霊、物の怪などが主に登場する、そして性が、遊郭が、心を引き寄せざるを得ない淫靡であやしい世界をつくる。

この小説に限らず、昨今の殺人などの凶悪事件にしても、憑依、霊などは大事な要素なのかもしれない。科学的とか合理的とかいう以前に、事件を的確に表現する手段としては必要である、とまではいわないにしても・・・、かなり有用であるとは言えるのではないか。この小説が紡いでいるあやしいものどもの交歓は、確かにリアリティがあり、物語を腑に落ちるものに変えることができている。すくなくとも、読者をものがたりに入魂させることには成功している。

また、方言がつくりだす力強いリズムは大事で、それは人を容易にトランス状態に陥いれる。変容した意識は力を持ち、事柄を究極の結論まで難なく持ち去ってしまうのだ。
魔羅節 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:魔羅節 (新潮文庫)より
4101064210
No.9:
(3pt)

おえりゃせんのぉ〜

小学校の登りん棒で性感に目覚めたスケベの女王シマコが、明治時代の岡山を舞台に生と性の営みを綴った情念の物語。読む前の、怨念に満ちた土着性のエロティック小説という印象とは異なり、主に貧窮に抑圧された女性が夢とも幻想ともつかぬ彼方の世界を彷徨う姿を描いている。各短編のタイトルは作者のサービスであろう。

シマコの親友で、やはりスケベの女王シマムラとの対談を多く読んでいるので、もっと哄笑を誘うエロ話かと思ったが、本作はこれはこれで楽しめる。岡山弁をもっと強く出して土着性を更に強調しても良かったと思う。私にとっての最大の収穫は、昔(大昔)のTVドラマ「三匹の侍」で長門勇が「おえりゃせんのぉ〜」というセリフで一躍有名になった事を懐かしく思い出した点。

生と性と死、現実と幻想の狭間を微妙なバランスを取って読者を妖しの世界に運ぶ作品。
魔羅節 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:魔羅節 (新潮文庫)より
4101064210



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