べっぴんぢごく
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点9.00pt |
べっぴんぢごくの総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
全1件 1~1 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
女達よりも女達に自分の心の闇を打ち明けられる相手とみなされなかった男達の方が哀れだった。 | ||||
| ||||
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一代おきに美女が生まれるという不思議な女系一家の繁栄と時代の変遷。 美しい女も美しくない女も因果から逃れられない。しっかりと時代の空気を反映しながら全部受け入れて淡々と、どこまで繋がっていくのか。もっと先の世代も大変だろうな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
美女と醜女が一代ごとに誕生する岡山の旧家の歴史を綴る話。 ホラーなのかミステリーなのか伝奇なのかジャンル分けが難しいが、この因縁ドロドロの土着的な世界観たまらなく好き。 近親相姦に不倫に少女性愛、異形愛……いつもの岩井志麻子と言ってしまえばそれまでだが、美醜に呪われた女系一族の百年に及ぶ数奇な宿命に圧倒される。美しさとはかくも業深きものなのか、魔性の囁きに惑わされ殺人すら犯してしまう男たちの哀しみとおかしみ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ずいぶん前に読んだので詳しい内容は割愛します。が、当時震えました。 この世界観と内容は並の人間には思いつかない内容です。 キチガイでないと書けない内容 素晴らしいの一言 文藝や絵画や音楽、映画等のモノを創り出す芸術的な人間はこうでないといけないと 当然普通のも要りますが | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
乞食から成り上がり、村一番の分限者の養女へ。そして、誰も逆らえなくなる。 それはただ、彼女が美しいからである。だが娘は…… | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
土着とは「地に足がついた」ということにもつながるのでしょうが… 岩井さんの、岡山に根ざした(と思われる)世界観には、圧倒されます。 僕が男だからだろうか。 連載小説だったのですね。 名だたる作家でも、連載となると結構とっちらかることが多い中、 地に足が付いているというか、志麻子さんの底力と言いますか。 自転車競技では「地足」なんて言葉があるのですが(しぶとい、というニュアンスですかね)、 そんなものに通じる、 「根っこがぶれない」感が、流石だと思いました。 きっと、ご自身のなかで、視点がしっかり定まっているのでしょう。 何を書きたいか、はっきりしている感じ。 物語後半も、書き下ろしと言われても違和感ないくらい、読み応えがあると、僕は思います。 むしろ、この後半での引き込まれ具合は、特筆に値します。 こう感じるのは、男だからだろうか? (容姿は知らないのですが)この人(著者)、いい女なんだろうなぁ… 確かに、 『百年の孤独』に通じるもの、ありますね。 とすると、 底を流れているテーマは岡山限定ではない、世界中で普遍的なもの、ということになるのでしょうか? だとしても、 やっぱり、 おきゃあまは、こわい。 内容については、すでに素晴らしいレビューが付いているので、「そちらを読んでもらえば」 という無責任な書き方で恐縮ですが、 素晴らしいです。 最大級の、お薦め作品です。 大好きです。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 15件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|