べっぴんぢごく



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    初公開日(参考)2006年03月
    分類

    長編小説

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    べっぴんぢごく (角川ホラー文庫)

    2025年07月25日 べっぴんぢごく (角川ホラー文庫)

    終わることなき、怨恨と惨劇。岩井志麻子の描く、『百年の孤独』! 時は明治、岡山の北の果て。 乞食行脚の果てに、七歳の少女シヲは、 村一番の分限者である竹井家に流れ着く。 養女となり過去を捨て、絶世の美女へと育ったシヲは、 自らの子孫の凄絶な人生を見守り続けることになるが――。 美女と醜女が交互に生まれる、呪われた家系に生きる七代の女たち。 明治から令和まで連綿と受け継がれる因果は、 彼女たちを地獄の運命へと絡めとっていく。 憑きまとう死霊の影、貧困と美醜、愛欲と怨念。 時代は巡れど、この因果からは逃れられない―― 『ぼっけえ、きょうてえ』の著者が圧倒的筆致で描き上げる、暗黒無惨年代記。 (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点9.00pt

    べっぴんぢごくの総合評価:8.56/10点レビュー 16件。Aランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (9pt)

    美女に産まれても醜女に産まれても

    女達よりも女達に自分の心の闇を打ち明けられる相手とみなされなかった男達の方が哀れだった。
    作者はエロオバハンで有名な方だが、本当は男よりも女が好きなんだと思う。
    男登場人物達の書き方が、女よりも男が好きな女の書くそれじゃない。

    ヘッポコ屋敷嬢
    XG82ACXM
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.15:
    (5pt)

    因果につきる

    一代おきに美女が生まれるという不思議な女系一家の繁栄と時代の変遷。
    美しい女も美しくない女も因果から逃れられない。しっかりと時代の空気を反映しながら全部受け入れて淡々と、どこまで繋がっていくのか。もっと先の世代も大変だろうな。
    べっぴんぢごく (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:べっぴんぢごく (新潮文庫)より
    4101064245
    No.14:
    (4pt)

    魔性の女たち

    美女と醜女が一代ごとに誕生する岡山の旧家の歴史を綴る話。
    ホラーなのかミステリーなのか伝奇なのかジャンル分けが難しいが、この因縁ドロドロの土着的な世界観たまらなく好き。
    近親相姦に不倫に少女性愛、異形愛……いつもの岩井志麻子と言ってしまえばそれまでだが、美醜に呪われた女系一族の百年に及ぶ数奇な宿命に圧倒される。美しさとはかくも業深きものなのか、魔性の囁きに惑わされ殺人すら犯してしまう男たちの哀しみとおかしみ。
    べっぴんぢごく (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:べっぴんぢごく (新潮文庫)より
    4101064245
    No.13:
    (5pt)

    キチガイが書く超傑作

    ずいぶん前に読んだので詳しい内容は割愛します。が、当時震えました。
    この世界観と内容は並の人間には思いつかない内容です。
    キチガイでないと書けない内容
    素晴らしいの一言
    文藝や絵画や音楽、映画等のモノを創り出す芸術的な人間はこうでないといけないと
    当然普通のも要りますが
    べっぴんぢごく (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:べっぴんぢごく (新潮文庫)より
    4101064245
    No.12:
    (4pt)

    それは運命なのか呪いなのか

    乞食から成り上がり、村一番の分限者の養女へ。そして、誰も逆らえなくなる。

    それはただ、彼女が美しいからである。だが娘は……
    べっぴんぢごく (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:べっぴんぢごく (新潮文庫)より
    4101064245
    No.11:
    (5pt)

    おきゃあま、こわい

    土着とは「地に足がついた」ということにもつながるのでしょうが…
    岩井さんの、岡山に根ざした(と思われる)世界観には、圧倒されます。
    僕が男だからだろうか。

    連載小説だったのですね。
    名だたる作家でも、連載となると結構とっちらかることが多い中、
    地に足が付いているというか、志麻子さんの底力と言いますか。
    自転車競技では「地足」なんて言葉があるのですが(しぶとい、というニュアンスですかね)、
    そんなものに通じる、
    「根っこがぶれない」感が、流石だと思いました。
    きっと、ご自身のなかで、視点がしっかり定まっているのでしょう。
    何を書きたいか、はっきりしている感じ。

    物語後半も、書き下ろしと言われても違和感ないくらい、読み応えがあると、僕は思います。
    むしろ、この後半での引き込まれ具合は、特筆に値します。
    こう感じるのは、男だからだろうか?
    (容姿は知らないのですが)この人(著者)、いい女なんだろうなぁ…

    確かに、
    『百年の孤独』に通じるもの、ありますね。
    とすると、
    底を流れているテーマは岡山限定ではない、世界中で普遍的なもの、ということになるのでしょうか?
    だとしても、
    やっぱり、
    おきゃあまは、こわい。

    内容については、すでに素晴らしいレビューが付いているので、「そちらを読んでもらえば」
    という無責任な書き方で恐縮ですが、
    素晴らしいです。

    最大級の、お薦め作品です。
    大好きです。
    べっぴんぢごく (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:べっぴんぢごく (新潮文庫)より
    4101064245



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