黒焦げ美人

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種別
長編
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あらすじ

2005年08月03日 黒焦げ美人 (文春文庫)

―大正初年の岡山。妾稼業の姉の家には近在の高等遊民たちが集って、優雅なサロンのような様相を呈していた。しかし、ある夜、姉は惨殺された。それも、全身を黒焦げに焼かれて…。田舎に広がる波紋、そして意外な犯人像!岡山で実際に起きた猟奇事件に取材した、岩井版「冷血」と呼ぶべき力作長篇。(「BOOK」データベースより)

評判

黒焦げ美人の評価:

9.00/10点 レビュー 1件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点9.00pt

黒焦げ美人の総合評価:

7.44/10点 レビュー 9件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(9pt)
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黒焦げになっても美人は悪目立ちする


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ヘッポコ屋敷嬢
XG82ACXM

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.8
(4pt)

他人の不幸は肉の味?

ベットベトでギットギト。脂身だらけの肉なのに、みんな美味しそうに頬張ります。

不幸というものは不思議なものです。自分には降りかかってほしくないけど、他人についてはついつい見てしまいます。

「ああ、もっと歯ごたえがあればな」「自分だったら、こういう風にするのにな」

所詮は他人。自分には関係ない。だから旨いのです。
黒焦げ美人 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 黒焦げ美人 (文春文庫)より
4167706016
No.7
(4pt)

他人の不幸は肉の味?

ベットベトでギットギト。脂身だらけの肉なのに、みんな美味しそうに頬張ります。

不幸というものは不思議なものです。自分には降りかかってほしくないけど、他人についてはついつい見てしまいます。

「ああ、もっと歯ごたえがあればな」「自分だったら、こういう風にするのにな」

所詮は他人。自分には関係ない。だから旨いのです。
黒焦げ美人 Amazon書評・レビュー: 黒焦げ美人より
4163212906
No.6
(3pt)

後ろ姿は美しい

岩井さんの文章は惹きつけられます。
内容もさることながら味わい深い文章で
楽しませてくれます。

全身が黒焦げになっても耳だけは半焼けで
綺麗に見えた。その耳はよほど藤原のヴァイオリンを
聞きたかったのだなという場面がぐっときました。
そこまでの音色とはどれほど人を惹きつける
音色なのでしょう。

珠枝、藤原、大橋、3人の生き方。
心に何かを抱え、それは決して他人には理解されない。
信念を貫き通した負の物語だと思いました。
黒焦げ美人 Amazon書評・レビュー: 黒焦げ美人より
4163212906
No.5
(3pt)

後ろ姿は美しい

岩井さんの文章は惹きつけられます。
内容もさることながら味わい深い文章で
楽しませてくれます。

全身が黒焦げになっても耳だけは半焼けで
綺麗に見えた。その耳はよほど藤原のヴァイオリンを
聞きたかったのだなという場面がぐっときました。
そこまでの音色とはどれほど人を惹きつける
音色なのでしょう。

珠枝、藤原、大橋、3人の生き方。
心に何かを抱え、それは決して他人には理解されない。
信念を貫き通した負の物語だと思いました。
黒焦げ美人 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 黒焦げ美人 (文春文庫)より
4167706016
No.4
(4pt)

独特の世界

大正の始まりの岡山で、妾で一家を支えている姉を
その妹の視点で、物語は進行します。

綺麗で、可愛い姉。この可愛いは可哀想に通じるのだとか。
薄幸を身にまとったような、美しい姉を
妹は冷静でいながらも、慕う。

姉の周りにたむろする男達。
登場人物が、キッチリと色分けされているので
分かりやすい。

姉が本当に好いてる男は「野中の薔薇」を
ヴァイオリンで弾く綺麗な誰も愛さない男。
姉を歯がゆく思う妹の心情が、つとつとと語られて行きます。
自分が好意を寄せている男は、お人好しで姉の眼中には無く。

その姉が、殺された―――。
殺された後に、焼かれて黒焦げになってしまった―――。
誰が姉を殺したのか?

犯人が分かる下りは、そこまで以外性はないものの
その後、妹宛に犯人から届く手紙で、登場人物達の色が崩れて行く。

そこが面白かった。
人は皆、色々なものを抱えて生きてきたのだと妹は知る。

岩井さんの作品は、どれも扇情的で好きです。
”レエスの手袋”…など、言葉の使い方もその時代へと思いを
はせることが出来るようで。

耳だけが焼け残った姉は、好きな男の「野中の薔薇」を聞きたかったのだろうか。
このいじらしい女心の表現は、いつもながら実に巧い。

タイトルだけを見れば、何かオドロオドロしい感じがしますが
以外にも毒性は無く、岩井さんの作品の中では
割とシンプルです。

ホラー性を期待すれば、肩透かしを喰らうかもしれませんが
この独特の世界は、一読の価値有りと思います。

表紙もとてもイイですね。
黒焦げ美人 Amazon書評・レビュー: 黒焦げ美人より
4163212906

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