■スポンサードリンク


時のアラベスク



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
時のアラベスク
時のアラベスク (角川文庫)

時のアラベスクの評価: 3.00/5点 レビュー 5件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(2pt)

耽美?

週刊文春1987年 国内3位第7回 横溝正史賞受賞作新進作家 澤井慶は、文通相手であった糸越魁に脅迫を受けていた。親友の根岸亮が心配するなか、慶の父が殺害される。慶の作品の映画化がすすむうち、パリ、ブリュージュといったロケハン場所にも糸越の影がちらつくようになる ・・・事件の真相については先が読みやすいし、ありがちな話しなので、物足りなさを感じる。横溝正史賞の冠を頂いているので、耽美なところが見所ということなんだろうか。慶のエキセントリックな性格や、愛情に近い亮の感情、外国の古都で展開される殺人事件、随所に見られる芸術への造詣等では、耽美とか幻想とかがしっくりとこない。むしろ、ボーイズラブちっくな男性登場人物のナイーブさを含め、何かの模倣のような印象を受けてしまう。会話中で( )が多様されるのも気になるところ。ラスト近くの怒涛の死者続出に驚いたが、残念ながら、自分にはあわなかった。外国で暴漢に襲われたらヒトゴロシとは言わんだろし。
時のアラベスク (角川文庫)Amazon書評・レビュー:時のアラベスク (角川文庫)より
4041785014
No.4:
(2pt)

物足りない

週刊文春1987年 国内3位
第7回 横溝正史賞受賞作

新進作家 澤井慶は、文通相手であった糸越魁に脅迫を受けていた。親友の根岸亮が心配するなか、慶の父が殺害される。慶の作品の映画化がすすむうち、パリ、ブリュージュといったロケハン場所にも糸越の影がちらつくようになる ・・・

事件の真相については先が読みやすいし、ありがちな話しなので、物足りなさを感じる。横溝正史賞の冠を頂いているので、耽美なところが見所ということなんだろうか。慶のエキセントリックな性格や、愛情に近い亮の感情、外国の古都で展開される殺人事件、随所に見られる芸術への造詣等では、耽美とか幻想とかがしっくりとこない。むしろ、ボーイズラブちっくな男性登場人物のナイーブさを含め、何かの模倣のような印象を受けてしまう。会話中で( )が多様されるのも気になるところ。

ラスト近くの怒涛の死者続出に驚いたが、残念ながら、自分にはあわなかった。外国で暴漢に襲われたらヒトゴロシとは言わんだろし
時のアラベスク (角川文庫)Amazon書評・レビュー:時のアラベスク (角川文庫)より
4041785014
No.3:
(3pt)

美形と天才ばっかの登場人物が嫌味。

正体の見えない脅迫者。殺人。怪奇な事件。
混迷していく事態と深まる謎は、やがてきれいに収斂され、意外な犯人と真相にたどりつく。練り上げられた構成は、推理小説として申し分ない。
なのに、どこか乗りきれないのは、主要人物に美形と天才が揃いすぎているから。
若く美しい小説家。世界に名だたる映画監督。絵画の公募で大賞を受賞する美少女。映画監督としての将来に太鼓判を押される美少年。そして絶世の美青年である、脅迫者。
話を盛り立てるためなら、どんな人物が登場しようと問題ないのだが、無駄に集合しすぎて嘘っぽく空々しい感じがする。
その上!天才の書いた事件の発端となる小説の内容が、まるで稚拙に感じられるから、どうしようもない。作中では文学史上に残る名作とまで評されているから、いっそう興ざめてしまう。
耽美な面々に囲まれた「普通」のキャラたちは、逆にすごく俗っぽく描かれ、こちらにも良い印象を持てない。
舞台はロンドン、ブリュッセル、ブリュージュ、パリと転々とし、美しいヨーロッパの街が詳しく描かれているので、旅のガイドとして読むとすごく楽しい。本を片手に、主人公たちの足取りを追って旅してみると素敵だと思う。
時のアラベスク (角川文庫)Amazon書評・レビュー:時のアラベスク (角川文庫)より
4041785014
No.2:
(3pt)

美形と天才ばっかの登場人物が嫌味。

正体の見えない脅迫者。殺人。怪奇な事件。

混迷していく事態と深まる謎は、やがてきれいに収斂され、意外な犯人と真相にたどりつく。練り上げられた構成は、推理小説として申し分ない。

なのに、どこか乗りきれないのは、主要人物に美形と天才が揃いすぎているから。

若く美しい小説家。世界に名だたる映画監督。絵画の公募で大賞を受賞する美少女。映画監督としての将来に太鼓判を押される美少年。そして絶世の美青年である、脅迫者。

話を盛り立てるためなら、どんな人物が登場しようと問題ないのだが、無駄に集合しすぎて嘘っぽく空々しい感じがする。

その上!天才の書いた事件の発端となる小説の内容が、まるで稚拙に感じられるから、どうしようもない。作中では文学史上に残る名作とまで評されているから、いっそう興ざめてしまう。

耽美な面々に囲まれた「普通」のキャラたちは、逆にすごく俗っぽく描かれ、こちらにも良い印象を持てない。

舞台はロンドン、ブリュッセル、ブリュージュ、パリと転々とし、美しいヨーロッパの街が詳しく描かれているので、旅のガイドとして読むとすごく楽しい。本を片手に、主人公たちの足取りを追って旅してみると素敵だと思う。
時のアラベスク (角川文庫)Amazon書評・レビュー:時のアラベスク (角川文庫)より
4041785014
No.1:
(5pt)

衝撃の連続

「こんなことになるとは」
と、何度も驚かされる本でした。
読んでて楽しくなるような本を求める方には、
この作品は向いていません。
恐怖、怒り、驚き、悲しみ、そして絶望。
さまざまな感情が交錯し、読む人の心へと傾れこんできます。
胸を張ってと星5つをつけられる作品です。
時のアラベスク (角川文庫)Amazon書評・レビュー:時のアラベスク (角川文庫)より
4041785014

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!