妖都
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妖しく恐ろしい“死者”達が引き起こす数々の事件、そして馴染みが薄くてもどこか懐かしい90年代の雰囲気たっぷりで、そのあたりはとても楽しめました。 ただ、他所の感想でもありましたが、広げた風呂敷をほとんど畳まず、放り出すようにして終わってるので… 読者の想像に任せると言えば聞こえは良いですが、これでアリなら、どんな話も思わせぶりな伏線っぽい事件さんざん起こして、そこに理屈もオチもつけず、後は読者の想像にお任せ!こいつらの戦いはこれからだ!で許されるじゃん…っていうのが正直な感想です。 近い年代のTV版エヴァンゲリオンが確かそんな感じで大絶賛されてるので、当時の流行なんですかね… でもそういう感じの投げっぱって、どう理屈付けられてもズルい気がするので、普段はあまり読まないんですが、ホラー小説にこういう系統がもし多いなら気をつけたいと感じました。オチがない以外は楽しかったんですよ本当に…。 | ||||
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この世にこの世ならざるものを幻視する。 死者が溢れる東京。 一人のロックヴォーカリストが遺した歌詞。 それは神話の謎、人類の謎を解く鍵。 我々は彼の忘形見。 | ||||
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ラノベ少女小説作家”津原やすみ”から幻想小説家”津原泰水”へと移行して最初に書かれた1997年の作品です。 津原氏作品は本当に多様で、「ルピナス探偵団」や「たまさか人形堂」シリーズのようなほのぼの系から、音楽テーマの「ブラバン」や「クロニクル・アラウンド・ザ・クロック」、そして、奇っ怪で尖った幻想風味の「少年トレチア」や「幽明志怪」シリーズなど、とても同じ作家が書いたとは思えないほどです。この「妖都」は後者の毒が含まれた幻想的エピソードに入ると思います。 私事で申し訳ないですが、アメリカのダーク・ファンタジー作家ジョナサン・キャロルのファンで最近昔読んだ作品を最初から再読していたのですが、ふとこの「妖都」が長い間積ん読状態になっているのに気がついて読んでみることにしました。その後で津原氏がジョナサン・キャロルを敬愛していることを知り、なにか共通した雰囲気に魅かれて、それが呼んだのかもなどと思ってしまいました。 この作品は最初、内容が過激すぎるとみなされ予定していた部署から出版を拒否されたそうです。が、友人であった綾辻行人氏の推薦で講談社の別部署から出版されることになったとか。確かに、夢も希望もない結末で、しかも内容はよみがえる死人、肉が裂け血が飛び散る阿鼻叫喚の残酷シーンの連続です。メンタルが弱っている時にはどーんと落ち込んでしまいそうで、あまりおすすめできません。 ロックを愛し、自らもロックバンドを主宰されている津原氏らしく、ここにもCRISIS(危機)というビジュアル系らしいバンドが登場します。美貌で両性具有ではという妖しい噂のあったボーカリスト、チェシャが投身自殺。その頃から東京で突然の自殺や異様な変死が激増していく、登場人物たちの中には、人間ではない、幽霊でもない、生きて?動いている死者としか呼びようのない者を目撃してしまう者が増えていきます。 しかもこの登場人物たち、暗く屈折して、利己的な意図で自分のことだけでいっぱいな人間たちばかりで、共感したり感情移入できるようなまともな人物がひとりもいませんでした。アクが強く暗黒のイメージで、かなり人を選ぶ作品だと思います。 ”津原泰水”としてのデビュー作ということで構えすぎた感もありです。その後の作品の方が肩の力が抜けてリラックスして書かれているように感じます。 ただ、人物の造詣、話の構成、雰囲気作りなど、どれを取っても大変緻密で、細かな伏線が複雑にからみあって、よくこんな話を思いついたなと思いました。小説としての完成度はとても高いと思います。好き嫌いは分かれると思いますが、すぐれた作品に違いありません。 | ||||
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鬼畜ぶり わざわざお金出す作品ではありません! ゲスの極みですね!! 作家の性格は、短気そのものであり、 下品などすけべ根性の本!! ゼロにしても良いくらいです | ||||
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金子先生の表紙に惹かれ衝動買い!読んでみて懐かしい感じがしてよくよく見たら復刊とのこと…世紀末感漂っていたあの頃も今に比べたらまだ未来があったな~と感じた作品。 | ||||
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