(アンソロジー)
矜持 警察小説傑作選
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何となく昨今の警察小説の傾向が掴めた。特にエルロイ以降のミームは散見。でも凶悪な話がまだ少ない。 | ||||
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私は黒川さんからこの本に辿り着きましたが、残念ながら既読短編小説でした | ||||
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短編小説は作家の技量と読者の好みを診断する格好の題材。 読者が登場人物に感情移入して、物語の背景や舞台にも思いを馳せる時間がたっぷりある長編小説とは異なり、原稿枚数が少ない短編は流れ星のことく一瞬勝負。 作者の怠慢、横着や手抜きが許されず技量の真髄が晒される。 掲載作品の好き嫌い、作品の善し悪しは別にして警察小説短編集としてなかなかよろしい。 | ||||
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古本なのにたいへん綺麗な本でした。 また迅速に対応していただきありがとうございます。 | ||||
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文句無しに星五つの読後感だったが、全編読んだ後に巻末の解説を読んで、あぁやはり・・・と思ったので星を一つ減らした。矜持と言うキーワードを意識しながら刑事の行動を読むと面白い。 今野敏「熾火」 ★★★★★ 恐らく今野氏の小説の主人公の中でもトップクラスに人気の有る人物の若かりし頃の物語。それ以上書くと誰だかわかってしまうので、レビューはこれで終わり。 一方、この人物を知らない人が本作を読むと、あっさりし過ぎて「何が面白いの?」となるだろう。 佐々木譲「遺恨」★★★★☆ 北海道志茂別町と言う、人口6,000人程度の田舎で起こった殺人事件。主人公がその駐在員と言うのが面白い。残念だったのは犯人がすぐにわかってしまった事。推理小説、叙述トリックなど、自分はすっかり騙される方が楽しめるが、本作は「あぁ、こいつだな」と思った人物がそのまま犯人だった。 黒川博行「帰り道は遠かった」★★★★☆ 黒マメコンビが織り成す物語。全編関西弁なので、自分は少しだけ苦手だった。飲んだくれだが、明晰な判断で事件の解決をするが、その結末は?短編として、良いオチ。 安東能明「死の初速」★★★☆☆ 刑事課の同僚は、高校時代のクラス担任。中々面白い設定だ。ただ、短編ゆえかその設定は余り活かされていないと感じる。 肝心の事件とその結末も、非常にわかり易い。誰が犯人なのかも。犯人と動機は中~長編向き。 逢坂剛「悩み多き人生」★★☆☆☆ ワルと言えばワル。決して品行方正では無い二人の刑事が主人公。なんと、この二人は上司と部下の関係で有り、小学校時代からの親友でも有る。本書にも掲載されている今野敏にも、小学校時代の同級生が二人ともキャリアとして部署は違うが警察庁で働くシリーズが有るが、どちらかがインスパイアされたか、または偶然の一致か? ある一人の女性に関係する事が本作品のキーとなる。恋は盲目と言うがある事柄を見抜けないのは刑事として失格。刑事の人物観察眼が全く考慮されていないので内容は面白いが星をだいぶ減らした。 大沢在昌「水仙」★★☆☆☆ このアプローチをおかしいと思わない方がおかしい。中~長編だったら面白い内容だが、短編ゆえにアプローチが性急過ぎて、読む側としてもおかしいよね?と思ってしまい、結末も「あぁ、そうだよね」となってしまった。 解説を読むと全作品が既に既刊の作品で、シリーズ化されている。土産物屋の試食コーナーの様に、あれこれ試し読みして気に入った作品をたっぷりとシリーズとして読む為の企画としては良い。実際、今野敏の作品は読んでいなかったので、早速取り寄せたいと思う。 | ||||
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