(短編集)
フライデー・ブラック
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BLMと離れたところで、いまっぽいと私が思ったのは、どの作品も「人とのディスタンス」を書いているところ。 誕生日パーティーで人を喜ばせようとすることや、知らない人に花やお菓子をあげる人のことを前時代的で理解しがたい世界観として描く「旧時代〈ジ・エラ〉」。いじられるより、ガン無視のほうがキツいといじめの孤独を書いた「ライト・スピッター――光を吐く者」。飛び降り自殺者に向けられる無数のシャッターを書く「小売業界で生きる秘訣」。 本書の登場人物たちは皆、人とのディスタンスに違和がある。適正な距離が取れない。歪なディスタンスは、孤立を浮き彫りにし、当事者を苦しめる。もし、孤独を味方につけることができれば、自分の世界はちょっとだけ生きやすいものに変わるのではないか。そんなことを考えさせられた。 | ||||
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日本語訳本を購入。日本で海外作家の翻訳が少ない中、「よくぞ出版してくれた」と感謝している。 内容は期待どうり素晴らしい。 一点苦言を。カヴァー裏表紙にべったり貼られたバーコードの価格ステッカーはペインティング作者、装丁者への敬意が感じられず、破れないよう剥がすのに15分以上かかり、最悪。 駒草出版に期待しているので、この点だけ配慮を願う。 | ||||
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ケンドリック・ラマーの引用から始まるこの短編集は、SFのようでも、ファンタジーのようでもあるけれど、間違いなく「今」を描いている。人種差別や大量消費といった社会問題を当事者の視点で捉えようとする傑作だ。その表現はHip-Hopと同じように、狂おしいほどに過激だけれど、それぞれの主人公が見つめる世界はそれだけ狂っているのだ。抑圧された怒りが隠し切れない。 | ||||
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