しろいろの街の、その骨の体温の
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しろいろの街の、その骨の体温のの総合評価:
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三島由紀夫賞受賞作品ということで、ミステリーではないです、純文学系でした、やはり。 | ||||
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主人公の結佳の成長がとても大切に書かれている。社会の価値観で生きる人と、自分の価値観で生きる人。 自分に正直に生きるってこういうことだよなぁと考えさせられた。 | ||||
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開発途上のしろいろの街を舞台に、少女の成長を描く作品。その中で語られる最も重大なポイントとして私が思いますのは、どのように自分らしく生きるか? という最も根源的で、少女の頭の中を常に悩ませている、誰にとっても難しい問題です。 作品は客観的にも主題が繰り返し登場するという美しい構成になっており、ひしひしと張り詰める、主人公およびその周りの人物を囲む環境が、主観的な心情にも非常な没入感を与えてくれ、私は途中で何度も読む手を休めながら、そして時に考えながら、偶然ではなく自然によって問題の増幅する世界を、大変面白く味わいました。 小説は仮のケースにおける心理実験のように思いますが、この作品は学生時代苦い経験をした人にとって、(あくまで私の感想ですが)希望の持てる軌道へと次元的に乗せてくれるような物語であると思います。 また箴言も多く、人間が何を考えているのかという洞察も与えてくれます。 このお話の進む先が本当に正しいのか、そもそも正しいとはなんなのかと考えれば、きっと人によるだろうし、正解はないのかもしれない、と思います。 ですがこの世の中、それと相似の結佳の体験する抑圧的で陰惨な世界で、それでも私たちが生きなければならないとなったとき、どんな思いを抱えるのか、何を見つけ出すことができるのか…、これから読まれる方のためにそこは曖昧にさせていただきますが、私は読んでよかったなとつよく思える作品でした。 人生のうちでも特に好きなお話の一つになりました。 あの日々から得たものであるから、それは強靭な、世界へさえも振り向けることのできる光になったのだと、もう少し先の未来でも感じているに違いありません。 | ||||
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とても丁寧に丁寧に文章が書かれている。 読んだ後の余韻が楽しめたのも良かった。 是非、何度も読み返したくなる。 | ||||
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考えさせられた。 | ||||
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死んだニュータウンで繰り返される、誰もが通る中学校の世界。誰かが上で、誰かは下で、目に見えない人間関係にしばられていく。 群れから離れないようという女の子のdnaに従いながらも、違和感はずっとある。上の者からの命令は絶対で、守らなければ今度は自分が標的となる。 同じ毎日、ずっと同じ風景。季節だけが流れていく。どこにも出口はないように見える。 でも、結佳は自分の中に希望を見いだす。落とされたことにより、価値観の転換、視線の放棄、あらゆる呪縛の解放が起きて、ただ自分の愛する人に想いを伝えることだけから逃げなくなる。 本当に大事なことをしない人たちは、まだあの教室で生徒ごっこを延々と続けている。私はそこにはもういない。 そして、希望はある。私の隣にいる人の手をもう離さない。 | ||||
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