消滅世界



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    初公開日(参考)2015年12月
    分類

    長編小説

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    消滅世界

    2015年12月16日 消滅世界

    世界大戦をきっかけに、人工授精が飛躍的に発達した、もう一つの日本(パラレルワールド)。人は皆、人工授精で子供を産むようになり、生殖と快楽が分離した世界では、夫婦間のセックスは〈近親相姦〉とタブー視され、恋や快楽の対象は、恋人やキャラになる。 そんな世界で父と母の〈交尾〉で生まれた主人公・雨音。彼女は朔と結婚し、母親とは違う、セックスのない清潔で無菌な家族をつくったはずだった。だがあることをきっかけに、朔とともに、千葉にある実験都市・楽園(エデン)に移住する。そこでは男性も人工子宮によって妊娠ができる、〈家族〉によらない新たな繁殖システムが試みられていた……(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

    消滅世界の総合評価:6.86/10点レビュー 69件。Dランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (7pt)

    消滅世界の感想

    面白いか面白くないかとか好きか嫌いかなんてのは置いといて、着眼点とか世界観とか発想は凄いと思いました。
    性行為を行うことはタブー視、夫婦であっても性行為をすれば近親相姦、子供は人工受精で授かり、男でも子供を産むことが出来、産んだ子供は皆で共有するという世界。
    そういう世界において、本来の人間としての生き方を娘に教えんとする主人公の母親。
    実際まともな人間は彼女だけなのだが、読んでいるとそんな母親が狂っているように思えてしまう。
    私もその特殊な世界観にどっぷり誘われてしまっていた、という事だろう。
    ただ、描写が生々しく「プチグロ」で読み進めるのが若干辛かった事、そして何より大風呂敷な設定の割に着地点がアレで結局何を言いたかったのかよく分かりませんでしたね。

    梁山泊
    MTNH2G0O
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.68:
    (5pt)

    今自分が幸せだと心から感じてることを大切にしようと思えた

    「当たり前、常識、普通、正常」ってそもそも何なんだろう?それに悩んだり苦しんだり囚われる必要なんてない。そんなものの中身はたやすく変化するのだから、自分の気持ちや価値観を大事にして。というポジティブなメッセージとして捉えた。作者の意図はそうじゃないのかもしれないし、ポジティブな話ではないし、気持ち悪いというか心底不気味に思える描写もあるけど。普段ホラーとかミステリーさえも読み慣れない私ですが、好きです。夢中で読みました。
    消滅世界Amazon書評・レビュー:消滅世界より
    4309024327
    No.67:
    (5pt)

    村田沙耶香が好きな奴だけ読め 知らん奴は読むな

    この作家 パターンが同じ問うている本が多い。
    この本は特に、作家の苦楽をこれでもかと詰め込んだ悪趣味な創作物。生々しい執着が見える。
    見たくないものを見た感覚。テロ。
    この世の全てを敵に回しても伝える意思。読み手に寄り添わない。勇ましい自我の塊。

    総評:ストーリーは別に面白くないが、作者の念を感じる。何が評価されて本になったのか分からないけど、あまりに突飛。作者の人間性が怖い。なんだか怖いので唯一無二。
    消滅世界Amazon書評・レビュー:消滅世界より
    4309024327
    No.66:
    (3pt)

    受け入れられませんでした

    なんとか最後まで読みましたが嫌悪感で苦痛でした

    性行為はなくとも夫婦である以上それなりの嫉妬、独占欲はあってもよさそうだと思う

    私自身は村田先生と同年代だがこのような作品を生み出した村田先生には敬意を表したい

    もし私が20代の若者なら受け入れできていたのかなぁ
    消滅世界Amazon書評・レビュー:消滅世界より
    4309024327
    No.65:
    (5pt)

    村田沙耶香の小説に出てくる世界に住みたいと思ったことは一度もない。

    この小説も期待を裏切らず、気味が悪い世界だった。

    ※ネタバレあり
    【主人公の雨音の好きなセリフ】

    「世界で一番恐ろしい発狂は正常だわ。そう思わない?」
    「私はどの世界でも正常になってしまうの」
    消滅世界Amazon書評・レビュー:消滅世界より
    4309024327
    No.64:
    (3pt)

    期待は超えられなかったが、なかなか面白い

    レビューを見て面白そうと奮発して読んだものの…
    世界観に驚かされたがあまり意外性、広がりはなかった。

    以下、ツッコミ(ネタバレ込み、私個人の願望込み):

    ・序盤中盤のキャラクターとの恋愛に関する話が冗長だった。
    ・人口受精等の先進的な生命科学技術と、CDやキーホルダーという古い時代の産物が同時期に存在しており、ちぐはぐ。時代設定は現代で、おそらく我々の住む世界のパラレルワールドという設定のようだが、2023年現在より明らかに科学技術が発展している世界なので、キーホルダーではなくせめてスマホやVRの中のキャラクターに恋愛する、とかにしてほしかった。
    ・SFとして来たる近未来の形として描いてもらえると、より現実感や緊張感が生まれただろう。
    ・男性の性欲の性質が無視されている。男女の性欲の感じ方はもっと違う。性欲を排泄する対象としたのは面白かった。

    独創的な世界観に惹かれ本書を読んだ。期待が大きすぎたのか、それを超えてくるものは感じられなかった。

    我々はこの世界に洗脳されて正常さの尺度を持っているのだろう。ならば、新しい正常の形を自分たちの手で作ってしまえば、最初は奇妙に見えても案外人類は受け入れてしまうのかもしれない。

    多様性、ジェンダー平等の先に待つのは没個性、均一性か。
    人類は潔癖な生き方しかできなくなるのか。
    そのうち全ての人間同士の交流はリスクを孕むとされて無くなっていくような気がする。
    消滅世界Amazon書評・レビュー:消滅世界より
    4309024327



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