となりの脳世界
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気持ち悪い読後感。 このエッセイを最初に読んで思ったことは「気持ち悪い」だった。「あー、コンビニ人間を書いた人はこの人か、納得だ」そう思った。 村田の脳を介して見る世界は、違和感がまとわりつく。まるで、村田の常識が当たり前の世界に呑み込まれる感覚。 村田の見る世界は、私達が見ている世界とは感覚が違っている。村田はあまりにも、思い込みが激しく、自分の脳内で完結しすぎている。それが「周囲とはズレた感覚」であることを早期に気づくような事象も、村田は気づかない。むしろ、周囲がズレていると思い、村田自身の脳内を補強するように、自分にしかない新しい解釈を加え、認知を更に歪める。 そして、思った。コンビニ人間のあの嫌な気持ち悪さは、村田のズレた感覚が常識として組み込まれた世界になっているからではないだろうか。こちらがズレているのではないかと、根付いた常識を決して疑ってはいけない常識を疑ってしまう恐さによるものではないだろうか。 そして、村田はきっと、普段生きる私たちの世界でこの違和感を感じながら生きているのだろう。 そんなズレた感覚を持つ人が生み出す常識の世界がコンビニ人間の世界観であり、村田が感じるこの世の違和感を私たちに追体験させる作品なのだ。 「私はきっとズレている。 でも、結局はあなたも自分の脳を介してしか、世界をみれていないよね?」村田にそう、問いかけられている気持ちにさせられる。今までみてきた世界が、途端に崩れ去っていくような。決して疑ってはいけない常識を、覗いてはいけない何かを見てしまったような恐さ。 ああ、なんて気持ち悪いんだろう。 でもその感覚を言語化して本にしてくれるから流石である。やはり読書は、となりの脳世界を覗けるからやめられない。 | ||||
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著者の感じていることや感じたことが書かれていてとても面白いです。 小説とエッセイだと文体が違う作家が多いと思うのですが、村田沙耶香さんはあまり変わらないなぁと感じました。 何かまっすぐな感じがとても良いです。 | ||||
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村田沙耶香さんの脳みそのなかを覗き見るようなエッセイ集。読んでみて、村田沙耶香さんは幼い時から独特の感性の持ち主だったんだなと感じたと同時に、もしかしたら自分が当たり前だと思っていることも他人に伝えてみると案外変わった考え方と思われるのかもしれないなとも感じた。 ・エッセイのタイトルのおもしろさは重要だよな。「ヒューの才能」とか「予約している村田」のこと、とか「こそそめスープ」とか。とても面白い着眼点の話が多数収録されている。 ・共感できるけど、自分の中では言語化できていなかった細かすぎるネタなんかもとても良かった。イベント会場の場所が曖昧な時に「っぽい人」についていく話とか。 | ||||
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初めて読みましたが、うんうん、私も!と同感することがあり、親近感が湧きました。他の本にも興味あります | ||||
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エッセイ集。言葉にするのもオゾマシイ大嫌いな虫の話があったので星1つ。 本って気分良くなるために読んでるんだけどなぁ。 2度といらない。 | ||||
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